グラニュー糖

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グラニュー糖(グラニューとう、テンプレート:Lang-en-short)は、細かい粒状に結晶させた精製糖の一種。「グラニュー」とは英語のgranulated(粒状にした)の転訛である。カスターシュガーまたは、キャスターシュガーともいう。

特徴

世界で最も使用量の多い砂糖であり、国によっては、ふつう「砂糖」といった場合はグラニュー糖のことである。しかし日本では上白糖の方がより一般的で、使用量も多い。

グラニュー糖は最高純度の糖液からつくられる無色結晶状の砂糖で、蔗糖純度が高く、転化糖をほとんど含まないため通常の砂糖よりサラサラしている。また非常に溶けやすいため、コーヒー紅茶に入れる甘味料として使われることが多い。このグラニュー糖に空気を含ませ顆粒状にすると、フロストシュガーになる。フロストシュガーはグラニュー糖より溶けやすいため、ヨーグルトのような半固体状の食品の甘味付けや、製菓材料に使用される。

栄養価

グラニュー糖のカロリーは糖類の中で最も高く、100gあたり387kcalである。GI値は60前後である。グラニュー糖の主成分の蔗糖はブドウ糖果糖からなる二糖類で、果糖は吸収されても血糖値を上げにくいためこうした値になる。en:Sucrose#Culinary sugars