キングコング (お笑いコンビ)

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テンプレート:Redirectlist テンプレート:Infobox お笑いコンビ キングコングは、日本漫才師お笑いコンビである。吉本興業東京本社(東京吉本、厳密には子会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシー)所属。1999年9月に結成された。略称は「キンコン」。

メンバー

特徴

必ず漫才の始まりには「こんにちは、キングコングです! イェイ! イェイ!」と西野は右足、梶原は左足を上げてダブルピースというポーズをデビュー当時から続けている。「イェイ! イェイ!」のあとには、梶原が「しゃかりきがんばります!」と言う。しかし、コンビ結成当時はなく、M-1グランプリ2001年大会では梶原の髪型をつかみにしていた。オチの後には「おおきに!」と言って「まいど!」というときのジェスチャーに似たポーズをとる。

M-1グランプリ2007年大会ではそのテンポの速い漫才を、中田カウスより「ジェットコースターのような漫才」、また同じくヒップホップを聴いているかのようにテンポが速いので「漫才ラッパー」と評された。

2000年に受賞したNHK上方漫才コンテスト最優秀賞は吉本総合芸能学院 (NSC) 在学中、コンビ結成5か月、19歳という若さでの快挙を成し遂げた。NSC在学中に関西の賞を受賞したのは過去に彼らのみである。また、M-1グランプリ2001には芸歴2年3か月で決勝進出も果たし、この記録は大会史上最短記録であり、最終的に大会が終了するまで一度も破られなかった。コンビ歴では2004年に決勝進出を果たした南海キャンディーズの1年6か月が最短である。また、2006年に決勝進出を果たした変ホ長調はアマチュアであり、当然芸歴は「0年」となるため、これを含めると彼女らが最短記録である。 ちなみに、M-1グランプリTHE MANZAIは、同期であるNON STYLEウーマンラッシュアワーにそれぞれ優勝されている。

大阪ではWEST SIDEや「ガキンチョ★ROCK」にて音楽的特技を生かしいくつかユニットを組んでいる。

2014年現在、舞台はルミネtheよしもとなんばグランド花月等に出演。また漫才を中心とした単独ライブを年1回程度行っている。

同期はNON STYLE山里亮太南海キャンディーズ)、平成ノブシコブシ中山功太ダイアンスーパーマラドーナピースなど。

NSC時代、梶原が別の研修生とコンビを解散したばかりの西野をバイクで神戸六甲山に誘った。二人で大阪平野の夜景を眺めながら「これだけの人を笑わせなアカンねんな」と話していると梶原が「俺たちやったらできるんちゃう?」と言い、コンビを結成した[1]

コンビ名は、西野が持っていたBAPEの紙袋の文字から。一時的につけられたコンビ名なのでいつか変わるかも知れないと『メレンゲの気持ち』で西野が冗談で語っていた。梶原は怪我や病気などで休む時期がよくある。

テレビ番組ではカメラが回っていても喧嘩を始めるときがある。大喧嘩をしたのはデビュー1年目のときと梶原が2003年に復帰してから初めてネタづくりをしたとき。「昔は『ボケ』『コラ』と叫んだりしたが、最近は二人とも言葉を選ぶようになった」と西野が自身のブログで語っている。

前記したように、コンビ結成2年目で第1回M-1グランプリで決勝進出(7位)を果たしたが、以降はテレビで活動の幅を広げたのに反して縁のない存在だった(第2 - 4回は準決勝敗退、第5・6回は参加見送り)。第7回には一転して参加(成績は決勝ファーストラウンド2位通過・最終決戦3位)し、「漫才師としての存在証明を見せる」ことをその理由としている。また第7回のM-1終了直後に西野は自身のブログ「西野公論」にて、第8回のM-1にも参加することを表明。一方の梶原はここ数年「M-1で優勝できなければ、離婚する」と毎年のように意気込みを語っていた。第8回のM-1では再び決勝に進むが、9組中8位に終わりファーストラウンドで敗退した。ラストチャンスであった第9回は準決勝で敗退した。また、第7回、第8回ともにM-1グランプリで優勝を逃したことについて、『はねるのトびら』をはじめ様々な出演番組でいじられている。第7回の直後に収録された『キンコンヒルズ』は偶然にも第7回の優勝コンビ、NON STYLEがゲストで(むろんM-1以前にまったく無関係にキャスティングされていた)、2人とも終始敗退の自虐コメントやNON STYLEに対する僻みや悔しさをぶつけていた。第8回で敗退した理由を2人は自身のラジオで「今年はレッドカーペットの客が来ていたから仕方ない」と観客と自らの漫才に温度差があった、と総括している。

1990年代から2000年代にかけてブレイクした若手芸人で『エンタの神様』に出演していない数少ないコンビである[2]

2008年より、日本全国ライブツアー「KING KONG LIVE」をスタート。2010年からは、夏季にかけて年に1度開催している。

2012年6月、同じ吉本興業所属の次長課長の河本準一の母親が生活保護受給問題報道後、梶原の母親も受給していたが報道されて一部で非難を受けた。

同年9月、長年レギュラーを務めていた『はねるのトびら』が終了したことにより東京におけるレギュラーがゼロになった。

受賞歴

略歴

1999年
  • NSC22期の同期生として出会い、別々のコンビを解消して9月に結成。
2000年
2001年
  • 1月24日 - WEST SIDEとして、デビューシングル「WEST LOVE SHINE」リリース。
  • 4月 - ABCお笑い新人グランプリ副賞として『百万馬力・キングコングと12人の怒れる師匠たち』スタート。初の冠番組となった。
  • 4月 - 『はねるのトびら』が月曜深夜にスタート。
  • 4月 - 『キングコングのほにゃらじお』(ABCラジオ)放送開始。
  • 4月 - 第36回OBC上方漫才大賞新人賞を受賞。
  • 11月7日 - WEST SIDEとして、「Right Here, Right Now」リリース。
  • 11月21日 - 「中川家・ルート33・キングコング in ZAIMAN 」発売。
  • 11月23日 - WEST SIDEとして、ルミネtheよしもとでライブ。
  • 12月12日 - WEST SIDEとして、アルバム『WS』リリース。
  • 12月 - 第30回YTV上方お笑い大賞最優秀新人賞を受賞。
  • 12月25日 - M-1グランプリ2001決勝進出(7位)。
2002年
  • 2月 - WEST SIDEとして、写真集発売。
  • 2月20日 - WEST SIDEとして、DVD・ビデオ「story」発売。
  • 2月23日 - WEST SIDEとして、Zepp Osakaでライブ。
  • 5月9日 - WEST SIDEとして、ライブDVD・ビデオ「Live at Zepp Osaka E・Y・E 」発売。
2003年
  • 2月 - 梶原がストレス等で体調を崩し、約3か月間休養。
  • 5月 - 梶原『キングコングのほにゃらじお』にて復帰。休養中に梶原は結婚するが、約1年後の2004年4月に離婚。
  • 8月 - baseよしもとを卒業、うめだ花月へ。
  • 8月11日 - 復活ライブ「KING KONG LIVE」をルミネtheよしもとで開催。
  • 8月31日 - 「第1回MBS新世代漫才アワード」決勝出場。
  • 9月 - 『森田一義アワー 笑っていいとも!』の火曜日に隔週レギュラーとして出演開始。
  • 11月8日 - ガキンチョ★ROCKのCD「夢へまっすぐに」を発売(ガキンチョ★ROCKサントラも発売)。
  • 11月23日 - 大人限定イベント「キングコングのオールナイトロケット」開催。
2004年
  • 1月6日 - 『はねるのトびら』が火曜23時に枠移動、全国ネットに。
  • 1月18日 - R-1ぐらんぷりに西野、梶原共に2回戦進出。
  • 3月頃 - 東京に移住。
  • 7月 - ガキンチョ★ROCKのDVD発売。
  • 10月3日 - ラジオ番組『YOUNG PARK』(MBSラジオ)にてバンド「難波兄弟」を結成、インディーズでCDデビュー。
2005年
2006年
  • 2月22日 - 西野亮廣とおかめシスターズ「逢いたくて五反田」発売。
  • 3月19日 - 梶原が「蜂窩織炎」で入院。
  • 3月26日 - この日の放送で、『横丁へよ〜こちょ!』レギュラー卒業。
  • 4月8日 - 梶原、仕事復帰。
  • 4月27日 - フジテレビ社屋内にて、映画『キング・コング』DVD発売記念除幕式の司会を行う。
  • 5月10日 - 約1年ぶりにうめだ花月で漫才を演じる[3]
  • 10月 - 新番組『キンコンヒルズ』開始。『笑っていいとも!』隔週から毎週レギュラーに昇格。木曜日に出演。
2007年
  • 6月23日 - 梶原が再婚(すでに婚姻届を提出していた)。挙式、披露宴を行う。尚、司会は西野が務めた。
  • 10月4日 - 西野、『笑っていいとも!』にて初の単独司会のコーナー、「ただいま、考え中 私の脳内こんなカンジ!」がスタート。
  • 12月10日 - M-1グランプリ2007決勝進出が決定する。大会史上最長ブランクである6年ぶりの決勝進出[4]
  • 12月23日 - M-1グランプリ2007決勝進出(3位)。ファーストラウンドのネタは2位だったが、最終決戦の得票数の差で3位となった。
2008年
  • 3月17日 - キングコング初のオフィシャルサイトが立ち上がる。
  • 3月27日 - 『笑っていいとも!』レギュラーを卒業。
  • 4月 - 漫才ライブ「KING KONG LIVE」を開始。二週間に一度日本各地で公演中。
  • 7月15日 - 8月26日の毎火曜日 - 新宿7キャンプシアターの一環で舞台「ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック」を公演。
  • 9月末 - ラジオ番組『ガッチャx3』終了。
  • 12月21日 - M-1グランプリ2008決勝進出(8位)。
2009年
  • 1月26日 - にしのあきひろとして、絵本「Dr.インクの星空キネマ」を発売。
  • 10月3日 - デビューからのレギュラーラジオ番組であった『キングコングのほにゃらじお』が放送開始8年半で終了。
  • 10月26日 - 新番組『キングコングのあるコトないコト』開始。
2010年
  • 7月 - 「KING KONG LIVE」が、年に一度の開催となる。
2011年
  • 7月 - 「KING KONG LIVE」初のDVDが発売される。(内容は「KING KONG LIVE 2010」東京公演の様子)
2012年

出演

現在の出演

テレビ番組

YouTube

過去の出演番組

テレビ番組

ラジオ番組

CM

ドラマ

舞台

映画

関連作品

DVD・ビデオ

  • baseよしもと2000大図鑑
  • 中川家・ルート33・キングコング in ZAIMAN
  • baseよしもと2001大図鑑
  • (WEST SIDEとして) LIVE at Zepp Osaka E・Y・E
  • (WEST SIDEとして) story
  • はねるのトびら
  • baseよしもと2002大図鑑
  • はねるのトびらII
  • メッセンジャー・シャンプーハット・ブラックマヨネーズ・フットボールアワー・ビッキーズ・ロザン in ZAIMAN(コーナー出演)
  • baseよしもと2003大図鑑
  • キンコン☆ロザン 〜青春パンクな1ヶ月〜(映画「ガキンチョ☆ROCK」メイキング)
  • ガキンチョ☆ROCK
  • はねるのトびらIII
  • 喜劇王しんべえす
  • 喜劇王しんべえすII
  • うめだ花月2周年記念DVD A級保存版
  • はねるのトびらIV
  • はねるのトびら DVD-BOX
  • M-1グランプリ2001完全版
  • 子ぎつねヘレンとゆかいな仲間 たち 「カメラマン梶原雄太50キロ」
  • ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別コメンタリー版
  • 永久保存版 吉本ギャグ100連発4
  • 永久保存版 吉本ギャグ100連発5
  • 「YOSHIMOTO PRESENTS LIVE STAND 07」0429
  • 「M-1グランプリ the BEST 2001-2003」
  • 「M-1グランプリ2007完全版 敗者復活から頂上(てっぺん)へ-波乱の完全記録-」
  • 「LIVE STAND 08」<0427>
  • 「LIVE STAND 08」<0429>
  • M-1グランプリ2008完全版-ストリートから涙の全国制覇!!-
  • YOSHIMOTO PRESENTS LIVE STAND 09 ~男前祭り~
  • キングコングのあるコトないことDVD ~芸人オールスター戦・1回表~
  • KING KONG LIVE 2010
  • KING KONG LIVE 2011

音楽CD

  • WEST SIDEとして
  • ガキンチョ☆ROCKとして
    • 夢へまっすぐに
  • 難波兄弟として
  • キングコング梶原として
    • おかん
    • New Horizon〜戦え!星の戦士たち〜
  • Variety Various×キングコング梶原
    • Friends
  • 塚地武雅・堤下敦・梶原雄太として
    • 言いたいことも言えずに
  • 西野亮廣とおかめシスターズとして
    • 逢いたくて五反田

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

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  1. ライオンのごきげんよう』で発言。
  2. ほかには、北陽などが該当する。
  3. その時の感想は、二人とも「緊張した」。しかし、「やっぱ大阪あったかいな!」とも言っている。
  4. それまでの記録はチュートリアルの第1回 - 第5回の4年。