キム・ノヴァク

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テンプレート:ActorActress キム・ノヴァクKim Novak、本名Marilyn Pauline Novak、1933年2月13日 - )は、アメリカ合衆国映画女優イリノイ州シカゴ出身。


来歴

チェコ系米国人[1][2][3]。両親はともに教師をしていたことがある。モデル時代にスカウトされ、コロムビア映画の徹底した管理のもと、ダイエットや歯の矯正を行い、その妖艶な美貌で人気を集めた。1950年代に多くの映画に主演し、『ピクニック』(1955)、『愛情物語』(1956)、アルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい』(1958)などの作品は日本でも大ヒットした。その後ギャラをめぐる対立から専属だったコロムビア映画を離れる。1960年代以降は次第に出演作が減っていくが、ビリー・ワイルダー監督の『ねえ! キスしてよ』(1964)、アガサ・クリスティ原作の『クリスタル殺人事件』(1980)などでは、得がたい存在感を示した。1991年を最後に女優業を引退。2007年のインタビューでは、良い役があればまた演じる可能性があると語っている"[4]

私生活

1960年代初頭、『逢う時はいつも他人』を監督したリチャード・クワインと婚約していたが、後に解消。1965年にイギリス人俳優リチャード・ジョンソンと結婚したが、翌年離婚。1976年に獣医師と再婚し、オレゴン州に住む。

1996年に夕張市で開催された「ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭'96」(2/16-2/20開催)ではヤング・ファンタスティックグランプリ部門の審査員を勤めている。

2006年に落馬事故に遭い肋骨を折るなどのけがを負うが、回復している[4]。2010年には乳がんを患ったが、これからも後に回復している[5]

水彩画や油彩画、彫刻なども手掛けるという[6]

主な出演作品

ファイル:Kim Novak at Los Angeles Union Station, 1956.jpg
1956年、ロサンゼルス州ユニオン駅にて
公開年 邦題
原題
役名 備考
1953 フランス航路
The French Line
モデル クレジットなし
1954 殺人者はバッヂをつけていた
Pushover
ロナ・マクレーン
1955 四十人の女盗賊
Son of Sinbad
ハーレムの女 クレジットなし
ピクニック
Picnic
マッジ・オーウェンズ
黄金の腕
The Man with the Golden Arm
モリー
1956 愛情物語
The Eddy Duchin Story
マージョリー
1957 夜の豹
Pal Joey
リンダ・イングリッシュ
女ひとり
Jeanne Eagels
ジャンヌ・イーグルス
1958 めまい
Vertigo
マデリン・エルスター/ジュディ・バートン
媚薬
Bell Book and Candle
ジリアン・ホルロイド
1959 真夜中
Middle of the Night
ベティ
1960 逢う時はいつも他人
Strangers When We Meet
マギー
1962 悪名高き女
The Notorious Landlady
カーリー・ハードウィック
プレイボーイ
Boys' Night Out
キャシー
1964 人間の絆
Of Human Bondage
ミルドレッド・ロジャース
ねえ! キスしてよ
Kiss Me, Stupid
ポリー
1965 モール・フランダースの愛の冒険
The Amorous Adventures of Moll Flanders
モール・フランダース
1968 女の香り
The Legend of Lylah Clare
ライラ・クレア/エルザ・ブリックマン/エルザ・キャンベル
1969 空かける強盗団
The Great Bank Robbery
Sister Lyda Kebanov
1973 異界への扉
Tales That Witness Madness
Auriol
1974 魔のバミューダ海域
Satan's Triangle
エヴァ テレビ映画
1977 ホワイト・バッファロー
The White Buffalo
Mrs. Poker Jenny Schermerhorn
1978 ジャスト・ア・ジゴロ
Schöner Gigolo, armer Gigolo
Helga von Kaiserling
1980 クリスタル殺人事件
The Mirror Crack'd
ローラ・ブリュースター
1991 オブセッション/愛欲の幻
Liebestraum

参照

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外部リンク

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  1. テンプレート:Cite book
  2. テンプレート:Cite book
  3. テンプレート:Cite web
  4. 4.0 4.1 Army Archerd: "Novak talks of quitting" (July 24, 1967)
  5. テンプレート:Cite web
  6. テンプレート:Cite web