カスタムロボ

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テンプレート:コンピュータゲームシリーズカスタムロボ』 (CUSTOM ROBO) は、ノイズ開発、任天堂発売のアクションRPG(メーカー側での呼称は「ロボットアクションRPG」)である。マリーガルマネジメントの出資を受けて開発された。

この項では、初代『カスタムロボ』および「カスタムロボシリーズ」全般についても述べる。

概要

『カスタムロボ』とは、3D空間でカスタムロボ同士のバトルを行うアクションゲーム。劇中に登場する「カスタムロボ」は、全長30cmほどの小型ロボットである。カスタムロボを入手した少年が友人やライバルとバトルを行いながら成長していき、最後には悪の組織を滅ぼす、という少年漫画王道をいくストーリーである。

ロボット本体(ロボ)・ガン・ボム・ポッド・レッグを自分なりに組み合わせてカスタマイズできるのが大きな特徴。バトルは「ホロセウム」と呼ばれる3D空間の中で行われ、「空中ダッシュ」等を採用した空間的、立体的なバトルを行うことができる。また、比較的簡単に操作できることも売りのひとつである。バトルでのカメラ視点は一般的な3Dロボット対戦ゲームの「一人称視点(FPS)」ではなく、戦闘中のロボットを見下ろす「三人称視点 (TPS) 」であり、2人対戦であっても画面は分割されず1画面の中で行われる。また、このことで従来の2D格闘ゲームのようなものに空間的、立体的な戦略を加えることに成功した。

公式なジャンルは「ロボットアクションRPG」とされるが、「RPGパート」と「バトル」を交互に繰り返してストーリーを進めていく形式であり、一般的な「アクションRPG」とは異なる。また、一般的なRPGのように、主人公やロボのステータスが成長するような事はない。バトルの結果はプレイヤーの実力(とカスタマイズ)に全てが懸かっており、そういう意味でもバトル部分は格闘ゲームに近い。

カスタムロボ バトルレボリューション』はロボットのデザイン等は大きく異なるが、コンセプトはほぼ同じである。『カスタムロボGX』は2D作品で、他作品とはバトルシステムが異なっている。『カスタムロボ バトルレボリューション』については単独記事も参照の事。

シリーズ

以下に、各シリーズの特徴と違いなどを述べる。

カスタムロボ

NINTENDO641999年12月8日発売。

カスタムロボシリーズの第一弾。主人公が誕生日プレゼントでカスタムロボ「レイ」を手に入れるところから物語は始まる。親戚のシンイチ達とロボバトルを楽しみながら、主人公がコマンダーとして成長していく物語である。ゲームシステムはこのとき既に完成されていた。このシナリオモードで集めたパーツを「カスタマイズ」して、アーケードモード(勝ち抜き戦)やVSバトル(対人戦)等を楽しむ事ができる。

本作の特徴
当時は、まだガン、ボム、ポッド、レッグの4種類しかカスタマイズできず、シナリオモードではロボを1種類しか使用できなかった(フリー対戦モードでは複数のロボを使用可能)。バトルは、1on1のみで、オートで敵を狙う関係上、戦闘に3人以上参加できなかった。

カスタムロボV2

NINTENDO642000年11月10日発売。振動パック対応。

前作から1年後の設定。前作との繋がりは濃くは無いものの前作をプレイしたことがある人はより一層楽しめるような内容。物語は主人公が懸賞で当選したレイIIを受け取るところから始まる。

2008年2月19日Wiiバーチャルコンソールで配信開始された(要1000Wiiポイント)。

本作の特徴
新たにやりこみ要素として、激闘編が追加された。これは今後の全ての作品に受け継がれている。ロボとパーツ、ホロセウム(バトルステージ)の種類が大幅に増え、ロボのタイプにストライクバニッシャー型、バーニングビースト型が追加され違法ロボも登場した。スタイルもパワースタイル、ジャンパースタイルが加わった(ロボの数はシリーズ最多)。ただし、初心者用パーツは削除された。2on2バトルが追加され、同時にでは無いものの、4人までバトルに参加できるようになった。ただし初代にあったアーケードモードは廃止になっている。

カスタムロボGX

ゲームボーイアドバンス2002年7月26日発売。

当初はV2の正統続編で4年後の設定だったが、DS版が発売されるに当たり外伝扱いになった。

本作の特徴と前作との違い
対戦は2D空間に変化しており、ゲームシステムが他作品と大幅に異なる。無重力空間のゼロGホロセウムで戦うという設定。

カスタムロボ バトルレボリューション

ニンテンドーゲームキューブ2004年3月4日発売。

テンプレート:See also

『GX』まで日本のみの発売だったが、海外受けを狙ってゲーム全体の雰囲気を大胆に変更した。説明書のプロローグには「地球とは少し異なる世界」「ある惑星」とあり、他のシリーズのパラレルワールドのような位置づけの世界である。ストーリーではV2に登場した塾が大学になっているなど面影が残る程度にしか繋がっていない。

本作の特徴と前作との違い
主人公の名前は一度決めると変更できない。また、シリーズで唯一主人公に自らの台詞がある。ゲームのグラフィック等は綺麗になったが、使用可能ロボは大幅に減っている。新しい2on2バトル・バトルロイヤルが追加され、4人同時にバトルに参加できるようになった。また、パーツ図鑑モードも増加した。

激闘! カスタムロボ

ニンテンドーDS2006年10月19日発売。ニンテンドーWi-Fiコネクション、DS振動カートリッジ対応。

カスタムロボV2の現在の正統続編(3年後)で、雰囲気やバトルシステムもV2ものがほぼそのまま受け継がれている。

本作の特徴と前作との違い
『GX』、『BR』を含む旧作のロボの一部を登場させ、逆転要素「ソウルブースト」を搭載している。
他にも、汚れたロボを拭いたりジオラマを作成したりする等の新要素が多い。
今まで恒例だったキャラクターによる操作法や戦闘でのアドバイスが大幅に少く、そう言った情報は自分で見る必要がある。
販売本数
全世界累計でおよそ15万本販売された。なお全販売本数の80%以上が日本での販売によるものである。

ゲームシステム

パーツを選んでロボを組み立て(カスタマイズ)、そのロボを使って相手と戦う(バトル)。このカスタマイズとバトルの繰り返しが、カスタムロボシリーズにおける基本である。戦闘は、開始と共に3D対戦ステージに移動する事で行われる、このゲームのメイン部分である。

このシリーズは多人数プレイにおいても画面は分割されない。自動ロックオンにより、お互いのロボは常に相手を狙い続ける状態になるため、空中戦込みの対戦格闘ゲームに近い雰囲気となっている。

カスタマイズ

ボディ(ロボ)ガンボムポッドレッグの5つの部位に分かれたパーツをそれぞれ選択し、自分が使うロボを組み上げる。

いずれも種類は豊富であり、自分なりの「カスタマイズ」をする楽しさがある。また、「違法に改造された」という設定のもとゲームバランスを敢えて無視するような強力な違法パーツも存在し、悪役などが使用している。

ボディ(ロボ)
パーツをカスタマイズするためのベースとなる部位。
ロボは多数のに分類されており、型によって耐久力・素早さ・ジャンプ等の性質が大きく異なる。また、それぞれの型には複数のスタイルが存在し、同じ型のロボでもスタイルが異なると性能・外観は若干異なるものになる。また、アタック(体当たりによる攻撃)の性能もロボによって千差万別である。
ガン
右手に当たる部位。ガンを撃つボタンを押すことで、相手に向けて速めの弾を撃つ主要武器。
威力、弾速、軌道、射程距離、隙の大きさ、連射数などがガンによって様々で、有効な相手との間合いも様々。ロックオンのような操作はなく、ボタンを押すと自動的に相手の方向に攻撃を行う。これはボムも同様である。
基本的に弾は自動で相手を狙い続けるが、この誘導性もガンによって異なる。空中で撃つか地上で撃つかで異なる性質を持つガンもある。
強力な武器だが使用後の隙が比較的大きい上に単体で使うと簡単に避けられてしまう。そこで、カスタマイズや戦法にもよるが、後述のボムやポッドで追い込んでガンで止めを刺すのがロボバトルの基本戦術である。
ボム
左手に当たる部位。ボムを撃つボタンを押してから離すことで、着弾すると爆風を発生させる弾を撃つ。ボタンを押している間照準が表示され、自機の足は止まるかわりにこの照準は移動可能。爆風に当たるとダメージを受け吹っ飛ばされる。ボムにより威力、弾速、軌道、爆風の性質等が異なる。特に爆風はボムの名前の最後にアルファベットで表記されており、同じ種類で爆風の異なる物が複数存在するボムが多い。ダメージを与えるのは勿論だがそれ以上に、ガンよりも隙が少なく、発射時に照準を定められる性能から主に爆風で敵の動きを制限する用途で使う。爆風は自分が当たれば、自分もダメージを受ける。
ポッド
背中に当たる部位。ポッドを撃つボタンを押すことで、相手に当たったり時間経過で爆風を発生させる弾を撃つ。どのような動きをするかはポッドによって多種多様で、すぐに爆発するもの、フィールド上にしばらく留まるもの、待機するもの等々。他にも威力や爆風の性質、一度に何発撃てるかなども異なる。ボム同様爆風は名前の最後にアルファベットで表記されており、やはり同じ種類で爆風の異なる物が複数存在するポッドが多い。発射時の隙が全く無い上に好きな方向に発射できるのが特徴であり、相手の行動を制限するのに有効な武器。
レッグ
足に当たる部位。装備したレッグにより、素早さやジャンプといったロボの運動性能が変化する。これらはそもそもロボ毎に異なっているが、この性能をベースにレッグ毎の特性が付与される。ロボの機動の特性と戦法を考え、長所を伸ばすか短所を補うかを判断して選択していく。

バトル

戦闘は、ホロセウムと呼ばれるロボバトル専用の試合場で行われる。

エネルギーを物質に変換することで作り出された、実際に触れることができる実体空間である。周囲にはバリアが張られている。大きさは、公式ルールでは縦3.6メートル、横3.6メートルが基準とされる。ここにカスタムロボを格納している立方体、ロボキューブを投げ入れる。さらにロボを操るコマンダーは、カスタムロボに精神を同調(ダイブ)して操作するという設定。

ロボキューブ装填・射出

ロボキューブはホロセウム内にあるキャノボットと呼ばれる砲台ロボに装填されたのち発射される。自身のキューブが装填された砲身はある程度コントロールすることが可能であり、壁の影にキューブを着地させて盾にするなどの戦略もある。全てのキューブは同時に発射される一方で、後述の変形はキューブが着地した順に始まるため、あまり遠くにキューブを着地させると不利になることもある。

変形

キャノボットから射出されたキューブが着地、制止すると、立方体のキューブから人型のロボへと変形する。

このとき、キューブのどの面が上を向いているかで変形完了までの所要時間が変化する。(いわゆるレバガチャをすることで若干短縮可能。)変形中は完全に無防備であり、素早く変形を完了した側が一時的に有利になるといえる。『GX』と『BR』は変形シーンが省略されており、変形完了までの残り時間が数字で表示されるのみである。

ロボキューブの面と戦闘時の姿勢の対応

  • :最も有利な面。直立状態から戦闘を開始できる。変形完了後、次の行動に素早く移れる。
  • ボディ:仰向けの姿勢から戦闘を開始する。スムーズに起き上がれるため、頭に次いでリスクの少ない面。
  • ポッド:うつぶせの姿勢から戦闘を開始する。ボディと同じく、やはり頭に次いでリスクが少ない。
  • ガン:ボムが地面に突き刺さった状態から戦闘を開始する。変形完了後、地面に突き刺さってしまっているボムを引き抜く動作を伴う。
  • ボム:ガンが地面に突き刺さった状態から戦闘を開始する。ガンの場合とほぼ同じである。
  • レッグ:最も不利な面。頭が突き刺さった逆立ち状態から戦闘を開始する。空中に放り出された足を地面につける動作、さらに頭を引き抜く動作を伴うため、変形後の隙が最も大きい。

攻撃開始

プレイヤーはガン・ボム・ポッド・アタックと各種移動を駆使して敵を攻撃する。また、ホロセウムの地形を上手く利用して敵の攻撃を回避したり、逆に攻撃を当てていく。こうして制限時間を超過するか、どちらかのHPが0になると戦闘が終了する。

アタック
いわゆる体当たり攻撃。このゲームは銃撃戦が基本なので、アタックは数少ない近距離攻撃である。アタックが命中すれば相手は強制的にダウンするが、アタックの前後には自分に大きな隙ができる弱点がある。
アタックには一部を除き一定の無敵時間があり、ロボによってはアタックを回避行動に利用するものもある。
ダウン
ロボは一定の攻撃力以上の攻撃を受けるとダウンする。ダウンしたロボは無防備となるが、ダウンしている間に攻撃された場合、受けるダメージは通常よりも少ない(ただし、ボムの攻撃は軽減率が少ない)。ダウンから回復した際は一定の無敵時間がある。
ダウンのし易さは各ロボのがまん値によって定まっており、リトルレイダーやリトルスプリンターはがまん値が低く、メタルグラップラーやファッティバイスはがまん値が高く設定されている。特定のガンやK型の爆風などはがまん値を無視して強制的にダウンさせる事が出来る。
オーバーロード
ガンを使って相手をダウンさせると、まだ着弾していない相手の弾丸がすべて消滅するオーバーロードという現象が発生する。弾速が遅いガンや弾丸が空中で静止するタイプのガンが相手だと狙いやすい。もちろん、相手のガンによって自分がダウンした場合は、自分の弾丸にオーバーロードが発生する。
これはガンでダウンさせた場合のみの話であり、ボムやアタックなどでダウンさせてもオーバーロードしない。また、オーバーロードするのはガンの弾丸のみであり、ボムの爆風やポッドの弾丸などがオーバーロードすることはない。
ガンの中にはオーバーロードしないという特徴を持つ物も存在する。

現実空間でのバトル

ゲーム内の世界観では、ホロセウムを用いずにバトルを行うことは禁止されている(小型ロボとはいえ、周囲に被害が及ぶ可能性があるらしい)。 しかし物語の展開上、ストーリーモードではホロセウムを介さず現実空間に直接ロボキューブを設置しバトルが行われることもある。

この場合、ロボは必ず直立した状態から始まる。キューブ射出・変形という間も無いため、両者とも戦闘開始から間をおかず行動可能になるという点が異なっている。

スカイバトル

スカイバトルは「ゼロGホロセウム」で行われるバトルである。『カスタムロボGX』で採用されている。ほかのバトルとはルールやシステムが大きく異なるので、この項で別途解説する。

  • キューブからの変形モーションが省略されており、変形完了までの残り時間は数字で表示される。
  • ゼロGホロセウム内は無重力であり、ロボは自由落下しない。また、ブーストダッシュの回数は無制限である。
  • ゲームシステム上、「壁を飛び越える」事ができないので、代わりに「壁を貫通する」武装が多数登場する。
  • チップというパーツが存在し、アタックの効果は使用ロボではなく装備するチップの種類によって決定される。体当たりだけでなく、バリアを発生させるチップも存在する。
  • 一つのガンでαショットとβショットの2種類を使い分けることができる。βショットは他作品の空中射撃に相当する。
  • 自分の周囲に設置し自動射撃を行うガンナーというパーツが存在する。ポッドとどちらかを選択して装備できる。

操作方法

ロボの操作は移動とジャンプ、空中ダッシュ(多段ジャンプ)、ガン、ボム、ポッド、アタックに分けられる。

ガン・ボム・ポッドは装備しているパーツによる攻撃である。パーツによって威力や範囲、効果が異なる。ジャンプはその場で飛び上がる。空中ダッシュは空中を移動できる。多段ジャンプはさらに上空へ移動する。空中ダッシュか多段ジャンプのどちらを行なうのかは、使うロボによって決定される。アタックは接近戦用の体当たり攻撃である。ロボによって攻撃方法は異なり、その攻撃力も異なる。ただしロボによっては相手との距離を取る行動を取るなど、必ずしも相手に向かって行くものではない。アタック中は一定時間無敵状態になり、攻撃を受け付けないが、この無敵時間もロボによって異なる(中には無敵時間が存在しないものもある)。うまく使えば相手の攻撃を無効化し、相手との距離が近ければ反撃もできるが、アタック後は隙があり、この隙もロボによって異なるが、大抵は無敵時間が長いほどその隙も長い。

さらに交代制の2on2では交代、3人以上で戦うバトルロイヤルではターゲット切り替えが操作に加わる。

以下の操作方法は、初期設定(Aタイプ)のものである。オプションで操作タイプを切り替えることで操作方法の変更ができる。

NINTENDO64

『カスタムロボ』、『カスタムロボV2』が該当する。

  • 移動:3Dスティック
  • ガン:Aボタン
  • ボム:Bボタン
  • ポッド:Zトリガーボタン
  • ジャンプ:地上でRトリガーボタン
  • 空中ダッシュ(多段ジャンプ):空中でRトリガーボタン
  • アタック:Cボタン
  • 交代(2on2のみ):Lトリガーボタン

ゲームボーイアドバンス

『カスタムロボGX』が該当する。 ジャンプが存在しない。空中撃ちの代わりに第二のガン攻撃としてβショットがある(通常のガン攻撃はαショットと呼ばれている)。

  • 移動:十字ボタン
  • ガン:Bボタン
  • ボム:Rトリガーボタン
  • サブウェポン:Lトリガーボタン
  • βショット:R+Bボタン
  • ダッシュ:Aボタン
  • アクションチップ:L+Rボタン

ゲームキューブ

『カスタムロボ バトルレボリューション』が該当する。以前はRトリガーの操作であったジャンプがAボタンに割り当てられているなど、『初代』、『V2』から続けているプレイヤーにとっては多少違和感を覚える配置に変更されている。これはオプションで以前の配置に近いもの(Rトリガーでジャンプ、Aでガン、Bでボム)に変更が可能である。

プレイヤー視点は条件を満たすと使えるようになる一人用のバトル専用の隠し操作である。周囲の状況把握が難しい、カスタムロボ自身の視点でバトルができる。なお、カスタムロボに登場する人物たちは皆この視点でバトルを行なっている。

  • 移動:コントロールスティック
  • ガン:Bボタン
  • ボム:Rトリガーボタン
  • ポッド:Lトリガーボタン
  • ジャンプ:地上でAボタン
  • 空中ダッシュ(多段ジャンプ):空中でAボタン
  • アタック:Xボタン
  • ターゲット切り替え(複数戦闘時) / 交代(タッグ戦時):Yボタン
  • プレイヤー視点:Cスティック上

ニンテンドーDS

『激闘!カスタムロボ』が該当する。視点変更とソウルブーストが加わったが、基本操作はゲームキューブの時と大差ない。視点変更は『BR』のプレイヤー視点と異なり、自分のロボの背後に視点が固定されるバックビューに切り替える。操作するボタンの配置は下述を含む5種類の中から選んで設定できる。

  • 移動:十字ボタン
  • ガン:Bボタン
  • ボム:Rボタン
  • ポッド:Lボタン
  • ジャンプ:地上でAボタン
  • 空中ダッシュ(多段ジャンプ):空中でAボタン
  • アタック:Xボタン
  • ビューチェンジ(視点変更):SELECTボタン
  • ソウルブースト:下画面をタッチ

主なゲーム内容

シナリオモード(旅立ち編)

RPGのように自分の分身である主人公を動かし、人々と会話し、バトルしてストーリーを進めていくモード。バトルに勝つことで様々なパーツを入手し、使用することができるようになる。シナリオは、ライバルとのバトルを通じて成長した主人公が最終的に悪の組織を滅ぼす、というホビーマンガの王道といえるストーリーである。

チュートリアルも兼ねており、このモードを遊べば「カスタムロボ」の遊び方や世界観を知ることができる。カスタムロボは30センチ程度の小型ロボットで、操縦者が精神をダイブして操縦するということ、操縦者はコマンダーと呼ばれ、ホロセウムの中で戦闘する競技があるということはここで語られる。これらはこのモード以外をプレイするときにもプレイヤー自身に重ねてもらう設定として存在している。

各ソフトによって取得方法は違いがあるものの、シナリオモードを進めるに従い、使用できるパーツが増えていくという形は共通している。

シナリオモード(激闘編)

旅立ち編のクリア後に選択可能(一作目には存在しない)。「シナリオ」と付いているが、シナリオはオマケ程度でバトルがメインとなる。各地で開かれている大会に参加し、トロフィーを狙うのが目的。トロフィーの獲得数に応じて新たなパーツなどが手に入る。

シナリオモードというよりはスコアアタックに近いシステムになっており、ハイスコアなども記録される。スコアは以下のように計算される。

残りHP:1ポイントにつき30点
スコアに最も大きく左右する要素である。ノーダメージのパーフェクトだと30000点(GC版ではさらに+5000点されて35000点)となる。
『BR』の2on2、2on1(逆ハンディキャップバトル)では、2体分の合計HPが計算される。
残り時間:1秒につき100点
画面には1秒単位で表示されているが、実際には1/10秒単位で計測されている。スタート時が12000点(2on2とタッグバトルでは18000点)で、タイムアップの場合は0点となる。
ロボ撃破:1体につき10000点
「LOSE」にした敵の数だけカウントされ、1on2(ハンディキャップバトル)や2on2(タッグバトル)なら20000点、1on3(4人でのバトルロイヤル)なら30000点である。当然ながら、タイムアップになった場合に残っていた敵の分の得点は得られない。ちなみに、HPを0にする攻撃が自分以外であっても得点が加算される。『BR』のみ該当。
コンボ:1ポイントにつき30点
画面左上に表示された「COMBO」の最高数が対象となる。200コンボで6000点、300コンボで9000点といった具合になる。『激闘!』のみ該当。
リトライ:1回につき10%分ずつ減点
1回やり直すと0.9倍、2回やり直すと0.8倍、3回やり直すと0.7倍…となる。9回以上は0.1倍に固定。『激闘!』以外が該当。
違法パーツ使用は50%減点
ただし、DS版では違法パーツの使用数によって減点率が異なり、1個で30%減点、2個で35%減点、3個で40%減点、4個で45%減点、5個で50%減点となる。
ハンディキャップを使用した場合、相手のHPを減らした割合分だけ減点
なお、相手に3連敗(GC版では2連敗)すると25%(スコア×0.75)、5連敗(GC版では3連敗)すると50%(スコア×0.5)、7連敗(GC版では4連敗)すると75%(スコア×0.25)のハンディキャップが使用できる。
5ラウンドで使用したパーツの使用数によって最終スコアが乗算
『激闘!』におけるアーケードバトルでのボーナス要素。全ラウンドの合計得点に一定の倍率が掛けられる。使用パーツが5 - 10種類では1倍だが、11 - 15種類だと1.2倍、16 - 20種類だと1.6倍、21 - 24種類だと2.2倍、25種類(全ての部位が各ラウンド毎に異なる)だと3倍にもなる。


また、以上のルールに加えて特殊なルールが存在する大会もあり、特に制限のないルールはノンリミットバトルと呼ばれる。

パーツとりあげバトル
一度使用したパーツがその大会中では使用できなくなる。種類の少ないレッグは対象外。プレイヤーのカスタマイズの幅が試されるルール。
パーツレンタルバトル
「V2」にて登場。使用できるパーツが限定されており、一度使用したパーツがその大会中では使用できなくなる。ロボやガンだけが制限されるものから、レッグ以外の全パーツの使用が限定されるという高難度の大会も存在している。

「BR」では上記のルールに加えて、2on2の機能を用いた複数のCPUとのバトル大会も用意されている。 CPUがパートナーとなる二対二でのバトル、プレイヤーのロボ一機にCPUのロボ二機でのバトル、プレイヤーとCPUの二機で敵一機と戦うバトル、全員敵の4機でのバトルロイヤルが存在している。

アーケードモード

コンピューターとの勝ち抜きしていくモードである。コンピュータと連戦しての成績を競う「ステージクリア」、コンピュータとステージやカスタマイズを指定して1戦だけ行う「フリーバトル」、2人で対戦する「VSモード」で遊ぶことができる。

『カスタムロボ』には存在したが二作目の『V2』では無くなっている。『激闘!』ではアーケードモードとフリーバトルがシナリオモード内のロボステーションと呼ばれる施設内に統合され、VSモード(ワイヤレスプレイ、Wi-Fiコネクション)はタイトル画面から選択する形になった。

「アーケードモード」という名称が使われているが、このゲームシリーズがアーケードゲームとして稼動したことはない。

VSモード

対人の対戦モード。相手のHPを0にするとKOとなり、HPが残っている方の勝ちである。制限時間をつけて対戦することもできる。制限時間が過ぎても両方ともKOしていない場合はHPの多いほうが勝利となる。同じ場合は引き分け。基本的にHPは1000。実力差がある場合のために、HPのハンデ設定ができる。V2以降ではHPを減らすことはできても、ハンデ設定でHPが1000以上に増やすことはできない。これは、実力のある人が意図的に自分のHPを増やすという使われ方をされないようにするためだと思われる。

据え置き型ゲーム機向け(『初代』、『V2』、『BR』)の場合はロボのカスタマイズに使用されるパーツはプレイヤー各自がゲームデータを持ち寄る形ではなく、ゲーム所有者のシナリオモードで獲得したパーツのデータを共用する形になる(つまりプレイヤー間で使用できるパーツの差は存在しない)。カスタマイズ画面では各プレイヤーが同じ画面でカスタマイズを行うため、ゲーム開始まで相手のカスタマイズがわからないように工夫されている。(シークレットモードと呼ばれるが、強制使用ではなく、カスタマイズをあえて公開することも可能。初心者が相手の場合にわざと自分が不利になるカスタマイズで戦わせることもできる。)

携帯型ゲーム機向け(『GX』、『激闘!』)の場合は各プレイヤーのカートリッジのパーツ取得状況を使用する(実際はシナリオモードをクリアしていればパーツを大体網羅できるため大きな差は生まれない)。対戦の他にも余分なパーツを他のプレイヤーと交換する機能も用意されている。

2on2モード

2対2の4人で対戦をするために『V2』で追加されたモード。4人対戦といっても戦っているロボは2体のみで、残りの2体は戦闘に参加せずに控えている状態にある。基本的な操作はVSモードと変わらない。

チームのどちらか一方がKOされると勝負が決まる。「Cボタンユニット↑」もしくは「Lトリガーボタン」で控えのロボと交代できる。交代すると7秒間交代できない。控えのロボのHPが150以下だと自動的に回復する。しかし何回も交代していると回復速度が落ちてくる。ストーリーモードの登場キャラクターがこのモードを説明してくれる。バトルレボリューションからはこのモードはタッグバトルと称される。

『BR』の2on2は交代制ではなく4体のロボがホロセウム内に同時に参加して戦う。敵チームを2体ともKOさせなければ勝負がつかない(一体でも倒せば勝負がつくようルール変更可能)。2体が1体を集中的に攻撃するなど作戦の幅が広がった。基本的に仲間のボム、ポッドの爆風には巻き込まれダメージを受ける。ガンから発射される弾は仲間に当たってもダメージにはならないが、設定を変えればダメージを受けるようになる。Cスティックを弾く等することによって狙いを変える事ができる。どの方向に弾いても狙いは変わる。

ロボ、パーツ一覧

カスタムロボのロボ、パーツ一覧を参照。

用語説明

アイ・コンタクト・レジスター
ロボを、最初に目を合わせた人物以外の操作を受け付けないようにするシステム。網膜認識の技術を使用しているらしい。『BR』では全く別物になっており目を合わせる事すらしない。
『激闘!』ではこれを行う事で初めてロボにパーツが装備される、と思わせる描写がある。
ロボキューブ
ロボを持ち運ぶ時の姿。その形状と外見から『サイコロ』と比喩される。『大乱闘スマッシュブラザーズX』では『BR』で使用されるロボキューブがシールとして登場している。
コマンダー
ロボを操縦する人。
パーツ・ジェネレータ
パーツを実体化する装置。『V2』では性能が向上してロボのデータも実体化出来るようになった。
『BR』では小さめの電灯の様な姿になっており、場所を選ばなくなった。『GX』『激闘!』では登場しない。因みに『初代』ではステーション一階のカウンターで職員が実体化を行っていたが『V2』以降は見られない。『初代』では値段が高かったらしいが、『V2』では値下がりしている。
KO
対戦でどちらかのHPが0になること。
PERFECT
一度も攻撃に当たらないでどちらかが勝つとこの表示が出る。『激闘!』以前の『旅立ち編』では何ら意味は無いが、『激闘編』および『アーケードモード』ではボーナスポイントが貰える。また、『激闘編』においてはPERFECT判定で勝利することを条件としたバトルが用意されていることもある。
DRAW
同時に両方がKOするかタイムアップになったときHP残量が同じだったときに表示される。同時KOはポッドなどを相手に当てようとしたときに、近すぎて自分も当たってしまった場合に多く発生する。一方、ダメージは攻撃が当たった距離とロボ固有の防御力で算出され、それによってたとえ同じ攻撃でも1の位までダメージに変動があるので、HP残量が同じ状態でタイムアップする場合のDRAWはなかなか見られない。
ダイブ
精神力を使ってロボを操縦すること。ロボバトルでダメージを受けるとコマンダーの精神にもある程度響いて来るため、激しいバトルを連続で行うのは健康上望ましくない。
バトル中のコマンダーに話しかけるのはマナー違反。
ホロセウム
ロボを使ってバトルするフィールド。様々な施設に常置されている。ロボの攻撃は実際のものであり、触れると怪我するため、ロボの攻撃が外にでないようにする目的で使用する。ロボのほうも基本的にはホロセウム外で起動できないようにしているが、場合によってはホロセウムを使わずに現実空間でバトルすることも。その場合はキャノボットが出現せずいきなり直立の状態から始まる。『BR』ではコマンダーが独自のホロセウムを作り出せる設定。先天的に作り出せないコマンダーも多く、そういった人同士で戦う場合はロボにあらかじめプログラミングされたホロセウムデータや常設のホロセウムを用いる。
ポータブルホロセウム
携帯用のホロセウム。『V2』より登場。「技術進歩して携帯できるようになった」という設定。
ゼロGホロセウム
『GX』で登場。「ゼロG」とは無重力 (Zero Gravity) のことであり、空中浮遊しつつホロセウム内を自由に動く事ができる。
キャノボット
ロボキューブを打ち出すロボット。『初代』、『V2』、『GX』、『激闘!』では顔とキャタピラがあり、両腕が砲台になっていた。ステージによって色合いが異なる。『BR』では4人同時対戦が可能になったため、リニューアルされている。
自律機動型
コマンダーを必要とせず自分の意思で動くロボ。ドレッドやゴライアス等の犯罪組織がよく使用する。ロボ博士曰く「かなり強い」そうだが、動きはコマンダーのそれには及ばないとも評価されている。
『BR』では技術的な問題からか作業用程度に収まっている。
ポリス隊
カスタムロボを悪用した犯罪から一般市民を守るための組織。構成員もコマンダーである。
『初代』から存在こそしてはいたが、姿を見せるのは主人公によるドレッド壊滅直後のみであり、『V2』では更に影が薄く、普通に話を進めていると遭遇すらしない。事実上名称だけの存在だった。
活躍の機会が回って来たのは『GX』でマモルが所属してからであり、以降『BR』『激闘!』でもストーリーに深く関る主要キャラクターが登場する様になった。
犯罪コマンダーと戦う事を視野に入れている為現実世界で戦う事を許されている他、通常のパーツより強力な物を使用している。ただし主人公と戦う場合は基本的に規定内の物を用いている。
ラムダ・コーポレーション
元々は工業用ロボの開発をしていた会社。カスタムロボの製作だけでなく、大会の主催、マリンパークの運営、タクマ塾の資金援助など、幅広い分野で活動している。作中では「ラムダ社」とも呼ばれる。
カスタムロボ市民大会
『初代』にて、市民ホールで行われる大会。主人公が初参加する前の大会ではカリンが優勝している。なお、マモルもこの大会の優勝からスタートしている。優勝者はスーパー・コマンダー・トーナメントの両方の大会に参加できる。
スーパー・コマンダー・トーナメント
『初代』にて、ジャンボサイトで行われる大会。ラムダ社が主催している。東館と西館で開催され、それぞれホロセウムのコンセプトが違う。なお、原則として普通のコマンダーは片方の大会のみ参加できるが、市民大会の優勝者は両方の大会に参加できる。作中では「SCトーナメント」「SCT」と略して呼ばれている。
サンデーマッチ
『V2』にて、ロボステーションで行われる大会。日曜日に定期的に開催されることからこの名前が付いている。
マリンパーク・フェスティバル
『V2』にて、マリンパークで行われる大会。ラムダ社が主催している。
グレート・ロボ・カップ
全てのコマンダーの憧れの的となっている、カスタムロボの全国大会。この大会で3年連続優勝を果たしたマモルは伝説のコマンダーとして名を馳せる。予選大会の優勝者と準優勝者が参加できるが、『GX』以降は推薦による出場者も出てきている。
グレイバム
カスタムロボを悪用する秘密結社。『激闘!』に登場。
犯罪組織
ドレッドやゴライアスなど、カスタムロボを悪用する悪の組織。幹部と戦闘員で構成されている。その多くは世界征服を目論んでおり、物語の終盤には必ず主人公と直接対決する流れになる。下記の違法パーツを使用する者も多く、たとえ使用していなくても大半がロボに身体への影響を度外視した改造を施すこともあり、殆どの場合戦闘に負ければ意識を失う。
バウンティハンター
依頼を受けて、カスタムロボを使って色々な事件を解決する人のこと。『BR』に登場。エリートと呼ばれるポリス隊とは基本的に仲が悪い。
スティルハーツ事務所
主人公が勤める、お金のない小さなバウンティハンター事務所。社長はアーネスト。人々からは「バカンティハンター」という愛称で親しまれて(?)いる。
違法パーツ
下記のレギュレーションを無視し違法改造されたパーツ、および違法改造されたロボのこと。シナリオ内では主に犯罪組織が使用する。強力である反面、対戦相手や違法パーツを使用したコマンダー自身にも強い精神的・肉体的影響があり、最悪の場合生命に関わる。違法パーツに馴れる為の訓練をしたコマンダー(悪組織の幹部等)ならば、使用後でも精神への影響が少ないといった劇中描写もされるが、悪組織コマンダーの大半は違法パーツ使用と同時にロボ自体に無理な改造を施している他、精神的強化を図る特殊な薬やナノマシンを摂取している場合もあり、試合に負ければ返ってくるダメージに耐えきれず気絶・失神してしまうことが多い。
劇中に登場する違法パーツ名の前か後ろには、必ず違法であること示すマーク(主に髑髏マーク、『BR』では!マーク)が付き、武器自体の銘には基本的に専用装備者の名が付けられているが、例外もある。
違法パーツは既存のパーツの性能を改造したものが殆どだが、中にはオリジナルで作られた違法パーツもある。対戦モードにおいては設定で使用可の有無を変更出来る。
作品によっては違法パーツよりも更に強力な「軍事用」のロボ・パーツが存在し、違法パーツと同様の扱いがされている。
レギュレーション
人間に危害を及ぼさないようにするため、市販のパーツの性能の上限を定めた法律。
闇バトル
主に悪の組織が資金源として開催しているバトル大会。違法パーツの使用や観戦者による賭博といった法律違反がなされている。
いわゆる「表の世界」の人達に見からないようにするため、一見廃墟に見える場所を会場とし、参加チケットを持たない者を入場させないようにしている。
レイシリーズ
各作品の主人公は必ず「レイ」の名を冠する機体を初めに入手し、また愛機とする。基本的にはシャイニングファイター型のノーマルスタイルである場合が多いものの、作品によりスタイルが異なっている場合もある。現時点で「レイ(初代)」「レイII(V2)」「X-レイ(GX)」「レイ01(BR)」「レイMkIII(激闘!)」、シャイニングファイター型以外のレイではライトニングスカイヤー型の「レイスカイヤー(GX)」とそれを基に製作された軍用型の「A・I・R・S(GX)」、違法型では「レイIIダーク(V2)」「レイレジェンド(BR)」「レイウォーリア(BR)」がある。
ユリエは『V2』にて「栄光あるレイ・シリーズ」(『初代』主人公の活躍が元と思われる)とも語り、作品中でも特別な意味合いを持つ機体である。しかしレイシリーズとは言ったものの、元祖とも言えるラムダ社開発のレイとレイII以外の機体はどちらかというと外部企業や個人の製作である場合が多い。例としてレイIIダークは(おそらく)ロボ博士作、レイスカイヤーはニカイドウ・グループの研究者作、A・I・R・Sはポリス隊製作の軍用機体、レイMkIIIは権利を強引に取得したネオブレイン社製、『BR』は別世界の物語ということで、実際にはラムダ社が関わっていないレイの方が多い。
セーフティ装置
対戦相手にケガをさせないようにするためにカスタムロボのパワーを制御するための安全装置。違法パーツはこの装置を起動させていないので直接にコマンダーへのダメージとなる。この設定は『BR』のみ。
タクマ塾
コマンダー養成を目的としたスパルタ塾。『V2』『GX』で登場し、特に『V2』では物語の重要な舞台となっている。『BR』では「タクマ大学」なる名門大学が登場するが、関連は不明。
ゼクス
活動目的、本拠地、構成員などが一切不明の謎のシンジゲート。バトルレボリューションの主人公の父が総帥を務めていたが近年死去したため、オボロ派、イライザ派などの派閥に分裂し、独自行動を起こしている。ちなみに幹部セルゲイによると、本来は世界を滅ぼしたロボ「アール」の封印を目的とした組織とのこと。
ハーフダイブ
他人がアイコンタクトレジスターしたロボの中にダイブして、その「残留思念」を読み取る、本来あるべきではない特殊能力。使用すると肉体的・精神的に大ダメージを受けてしまう欠点があり、連続使用は難しい。残留思念を読み取るだけで、ロボの操縦はできない。
この能力の持ち主はロボバトルが苦手な人が多いのだが、ヒロインのマーシャはバトルの腕前とハーフダイブを両立しているという、非常に珍しい人間である。
デュアルダイブ
『一体のロボに二人でダイブしコマンドする』というテクニック。『V2』で初登場し、大会でゲンタとタイヘイが実行するが、大コケする。中盤以降、双子の兄弟であるツルギとヤイバが違法ロボ『ベイオネット』でデュアルダイブによるバトルを挑むようになる。こちらは強敵である。
使用者が少ないのは、『二人の息が合わないと強くなれない』と言う問題が根底にある。波長の近い双子方が上手く行くらしく、『激闘!』では使用者として上記のツルギとヤイバ兄弟、(『BR』のキャラクターである)イライザとイザベラ姉妹の名が上がっている。
Sv(シルバ)
『GX』の世界に登場するカスタムロボに関わる取引で使用される通貨。大会の賞金や参加費、パーツの購入は全てSvを用いて行われる。『GX』の世界での闇バトルでの賭博に使用されるのはSvではなく通常の通貨であるとマモルから説明がなされる。
ダークキメラ
ニカイドウ・グループが密かに開発した軍事用ロボ。主人公と戦う時には未完成の段階だったらしい。通常の攻撃では全くダメージを与えられないほどの装甲をもつ。特殊な薬を飲んで身体能力を劇的に高めたニカイドウでも操作するのには無理があり、バトルに負けた時には体中に凄まじいダメージが来る。
R(アール)
『BR』の世界を破壊しつくし、人類を滅亡寸前にまで追い込んだロボ。破壊活動と、破壊したものから力を吸収する休眠を繰り返す。姿の見えない生命体で手の打ちようが無かったが、ある日突如カスタムロボと融合した事で姿が目視出来るようになり、人類はロボバトルでアールを一時休止に追い込む事に成功した。『BR』はこのロボを巡るストーリーとなっている。
 生命体自体は謎の存在のままであり、結局の所正体は判っていない。
記憶消去装置
『BR』の世界に登場する終盤のキーアイテム。詳細はカスタムロボ バトルレボリューション#コマンダーに関わる用語の項目に記載。
さいみんチップ
ゴライアスが開発したチップ。このチップが組み込まれた状態でロボにダイブしてからしばらくすると、催眠波で操られたようになる。
ロボ・リジェネレータ
科学者・ホムラが開発した、ロボを合体させる機械。二か所のベルトコンベアにロボを置くと、二つのロボは分子レベルで一度バラバラにされ、配列を組みかえることによって合体ロボが出来上がる。また、合体ロボにダイブをすると、精神コントロールを受ける。ツルギとヤイバはお互いのロボを融合させて違法ロボ『ベイオネット』を創りだした。ケンゴ曰く、未完成の機械だったらしい。
ダイブ酔い
ダイブする事によって吐き気などの体調不良を起こす症状。起きた場合は、酔い止めの薬を飲めば治すことができる。

登場キャラクター

『カスタムロボ バトルレボリューション』の登場キャラクターは、カスタムロボ バトルレボリューション#登場人物を参照。

『カスタムロボ』

主人公
カスタムロボ初代主人公。青い髪とバンダナが特徴。母親からシャイニングファイター型のロボ、レイをプレゼントされたことからカスタムロボを始め、シンイチ・カリンらとグレート・ロボ・カップチャンピオンを目指すと共に、闇組織ドレッドの陰謀に巻き込まれていくこととなる。因みに、父親はいつも家に居る為序盤は何の職業に就いているか不明だったが、小説家であることが物語中盤で明らかになる。『V2』ではチャンピオンの座を賭けてV2の主人公と戦う。この時の使用機体はレイで、ガンはスナイパーガンとなっている。初代では一切台詞を喋らなかったが、『V2』では喋る。『GX』ではカリンの台詞によると、海外に留学しているらしい。
ママ
主人公の母親。主人公にレイをプレゼントする。職業は医者で、ユリエの主治医をしている。ナルセ博士の研究データ管理の後任者でもある。
シンイチ
第一作の主人公の従兄弟。主人公のパートナー役の1人。小柄な体躯と眼鏡が特徴。温厚な性格で初心者の主人公に丁寧にカスタムロボの基本をレクチャーする。カリンにはやや振り回され気味。自分のロボを持ってくるのを忘れたり、グレート・ロボ・カップの観客席のチケットと間違えて町内福引券を持ってくるなど、忘れ物をしやすい一面もある。『V2』では自ら「理論派のシンちゃん」を自負している。
使用機体はリトルレイダー型のロビン。
カリン
シンイチの幼馴染。主人公のパートナー役。自称「元気印のコマンダー娘」で、ちゃん付けの嫌いな本当に元気一杯で男勝りの女の子。黄色いバンダナが特徴。いつも元気にロボバトルをしており、その腕は町内でもなかなか評判。
マモルに憧れていて、「同じホロセウムに立つ」のが夢(この夢は『初代』のEDで叶っている)。恋愛には奥手な様でジェイクに言い寄られた時は困惑していた。主人公に負けた時は大声で泣いた事もあり女の子らしい一面も垣間見える。
使用機体はエアリアルビューティー型のフレア/フレアMk-II (GX) 。『V2』ではドリルガンを愛用している。ダイブ時の決め台詞は「勝っても負けても恨みっこ無しよ!」。
ユリエ
マモルの妹。第一作登場時は病弱で内気な性格だったが、『初代』のEDで病気が完治してコマンダーとなって以降、それまでの反動からか180度変わって直情径行おてんばな性格になった。マモルの妹だけあってカスタムロボの才能と実力に優れ、ガンすら1発も当らずにゲンタを数秒で下す程。髪型は『初代』ではストレートロング、『V2』ではボリュームあるセミロング、『GX』ではまたロングヘアと変えている。『V2』では秘密のスパイコマンダーと自称しており、独自に不審な話の多いタクマ塾を捜査していた。また『初代』でドレッドに狙われた経緯から「違法パーツや自律機動型ロボを使う人間は大嫌い」と述べているが、どういうわけか『GX』ではダークステーションに出入りしており稀に違法パーツも使う。この間にどんな心境の変化があったのかは不明。マモルもその事には気付いていないようである。『激闘!』ではアイドルコマンダーになった事が判明する。趣味はマスコット作りだが、作る人形の外観やセンスはかなり異質で周りの者からは作った人形のモデルを何一つ理解してもらえない。
使用機体はエアリアルビューティー型のプラネッタ(V2)/フェーベ(GX)。ダイブ時の決め台詞は「(ロボ名)、私に力を与えて!」。愛用のガンはマルチプルガン。敗北時の常套句は「クスン…女の子に花を持たせられない男の子なんてキラーイ!」。
マモル
グレート・ロボ・カップで3年連続を果たした伝説のコマンダー。『V2』では現役コマンダーを引退してポリス隊を目指す。『V2』激闘編終盤にて見事試験に合格した。『V2』主人公とユリエのデートに猛反対している。『GX』では主人公達に闇バトル及びニカイドウグループの潜入調査を依頼する。コマンダーは引退こそしたが「楽しむだけならまだ現役」としてバトルを行っている。『BR』では激闘編でコンピューターが「伝説の最強コマンダーマモル」のバトルデータを起動しようとするが、フカシに乱入され結局未登場。
使用機体はワイルドソルジャー型のカーライル、ライトニングスカイヤー型のパトリオット (GX) 。愛用のガンはマグナムガン。『V2』以降のダイブ時のキメ台詞は「君に戦いを挑む!」。
ハヤオ
主人公のライバル。元々はカスタムロボには興味も無かったが、主人公がカスタムロボを始めたのを見て自分も始めメキメキと頭角を現していく。つっけんどんとした性格だが、秘かにユリエに恋心を抱いておりその面でも主人公と対立する。年来の割に背が低い。また『V2』激闘編「決戦!バトルスクウェア」でユリエとのデート権を巡り『V2』主人公やツルギとも主にユリエ関係でのライバルになる。また、ユリエの趣味や好きな科目、ネットでのハンドルネームなどの彼女に関する知識を披露したり、『V2』主人公とユリエのデートにこっそり尾行するなど、その行動は段々とストーカーじみてきている。『GX』ではさらに寡黙さが強調されている。
使用機体はシャイニングファイター型のソル(初代、V2)/ソルMk-II (GX) 。愛用のガンは初代の物語初期はいろいろ変わっているが、中期からはドラゴンガンを愛用する。
フカシ
唯一全作品に登場しているキャラ。血液型B型。『激闘!』時点での身長は161cm、体重は90kg。好きな事は頂点で、苦手な事はなし。作中では専らギャグキャラ、トラブルメーカーとして扱われるが、サツキからは「上手じゃないけど頑張り屋」と評されている。「キング・オブ・コマンダー」を自称するが、バトルの腕前はイマイチ。『V2』以降に比べると『初代』では割合まともな性格。様々なカスタムロボ大会に乱入したり、敵組織に潜入する主人公達に勝手について来たりするなど、様々な騒動を引き起こす。『初代』では5つある大会の内4つで1回戦目に対戦する。『GX』ではニカイドウの闇バトル会場に勝手に付いてきて登場し、捕らえられてナノ・マシンの注射を受けた。人間の友達ができないらしく、『V2』ではサルのシーザーやイルカのクレオパトラ、『激闘!』ではオウムのデカドンを引き連れている(本人も自覚があるらしく「動物だけが友達なのだ」と自慢げに語っている)。ジロウやトラジですら有効だった精神コントロールを無効化する強烈な精神力の持ち主。
『BR』の旅立ち編では賞金首として名前が登場する他、スティルハーツ事務所の壁にお尋ね者として顔写真が載っている。激闘編ではコンピュータバトルに乱入してくる。自分のテーマ曲がある。ちなみに『GX』ではナノ・マシンの作用による暴走中は従来のテーマ曲をワンテンポ速めたものが流れている。
『激闘!』では私立ポリスコマンダーなる、『V2』のユリエのマネ事の様な活動を行っている。
使用機体はファッティバイス型のドデカン(初代、V2、激闘!)/ドデカンターボ (GX) 。『BR』には愛機ドデカンが製造中止で存在しないため、似たような体系と性能を持つファンキービッグヘッド型のプレジャーヘッドで我慢することとなった。『激闘!』では、毎回汚れの状態が酷い為性能が落ちてしまっている。ダイブ時のキメ台詞は「よっしゃあぁぁ、達人のバトルに恐れ入るがいいのだあぁぁっ!」。
リヒト
友達の少ない優等生。元々イヤミな性格で、終盤ではドレッド側について主人公と対峙する。その経緯からか『V2』では半ば裏世界に片足を踏み入れた状態になっており(本人曰く「表の世界も裏の世界にも精通している」)、激闘編「シルバー・タワー」においては通常のバトル以外に闇コマンダー達とのバトルでも対戦相手として登場している。
使用機体はリトルレイダー型のドレイク。愛用のガンは初期はガトリングガン、中期はスナイパーガンといろいろ変えているが、後記からはイーグルガンとなる。
カトレア / 円条寺カトレア
カスタムロボの大手製作会社ラムダ社の社長令嬢にして会長の孫。血液型AB型。『激闘!』時点での身長は167cm、体重は53kg。好きな事はスカイダイビングで、苦手なものは虫。ツインドリルヘアが印象的なお嬢様。一般人の少年に「たて巻きドリルなんてはじめてみたよ」と言われていた。その立場に相応しい誇り高い性格と気品をかねそなえる。『激闘!』以前のカスタムロボシリーズでは珍しくフルネームが明らかとなっており、しかも苗字は漢字表記。時々、「遊園会」と称し、自分の屋敷の庭でカスタムロボの大会を開くことも。また『激闘!』では終盤に登場。成長し、ラムダ社会長の秘書を勤める。現段階で『BR』を除く全ての作品に登場している。
使用機体はリトルスプリンター型の「ホロセウムの妖精」ベル、ストライクバニッシャー型の「ホロセウムのマドンナ」クナイ (GX) 、リトルスプリンター型の試作機「ホロセウムのようせい」カラット(激闘!)。愛用のガンはホーネットガン、『GX』ではホーネットバスター。
じいや
カトレアの執事をしている老人。本名は不明で顔アイコンも無いがフィ-ルド上のモデルは固有。執事らしく礼儀正しい性格。カトレアのことは「お嬢様」と呼び、ラムダ社会長は「大旦那様」と呼ぶ。初代では対戦することはあるものの、殆どカトレアの傍に立っているだけの登場しかしなかったが『V2』激闘編「ロボ博士の課題パート1」でロボ博士が用意したバトルデータで主人公と対戦する。その際、博士に「遠いところに旅立ってしまった……」と言われており、亡くなられたと思われたが、後の「ケンゴのバトルフォート」に本人が登場し、単に休暇をもらい海外旅行をしていただけであることが明らかになる。カスタムロボ大会のシニア部門では上位の常連らしい。癖なのか、フィールド上では妙にカクカクした歩き方をする。
使用ロボはファニーオールドマン型の頭源斎。
ジェイク
アメリカから来た黒人のコマンダー。男性ではあるが、セクシースタンナー(女性)型のジェーンを使用する。フレイムガンの使い手。『初代』で登場した当初はカリンを口説いていた。
ロボキチ
神出鬼没の老人コマンダー。それなりに高齢にも関わらず高い所に現れ前転しながら飛び降り難なく着地する身体能力を誇る。
自作の一風変わったホロセウムデータで勝負を挑んでくる。かつてはドレッドの科学者だったが、シノノメとそりが合わず組織を去った。ヒーローもののようなテーマBGMも持つ。
使用機体はファニーオールドマン型の独眼爺、ミスティーミラージュ型のクロスボーン (GX) 。
ジロウ
マモルのライバルで、無名時代からの幼馴染でもある。マモルと何度もグレート・ロボ・カップの決勝戦で競うが一度も勝てないため、「永遠のナンバー2」の異名を付けられてしまっている。自称「メタルベアー命のレイフォール・バカ」であり、メタルベアーとレイフォールガンの組み合わせに固執している。『V2』の激闘編では修行のために他のガンも使用する。第一作ではカリンを打ち破り叱咤したり、『V2』では主人公をタクマ塾に紹介したりと師匠のような役回りが多いが、「永遠のナンバー2」の名のせいでイマイチ締まらないことも。更に『GX』ではグレート・ロボ・カップ2回戦で主人公に破れ、「永遠のナンバー2」どころか「永遠のナンバー8」だとユウスケに悪気もなしに言われる始末。『ジロウ』という名前がいかにも2位っぽいということから、別の名前に改名しようと考えた事もある。『V2』激闘編ではゲンタやタイヘイ、ナナセらと共に主人公宅でホットケーキを食べる等、自宅に屯する面子の一員となる。『BR』ではコンピューターバトルで登場。やはり主人公に永遠のナンバー2であることをなじられてしまう。カトレアに並ぶ登場頻度で、『激闘!』には登場こそしていないが『生涯現役のジロウ』との異名を付けられていた。
使用機体はメタルグラップラー型のメタルベアー/ネオメタルベア (GX) /メタルベア(BR)。愛用のガンは上記の通りレイフォールガン。
アキラ
カスタムロボやコマンダーに関する事柄を取り上げる『ロボティクス・マガジン』という雑誌の記者をしている男性。仕事柄、サツキと一緒にいることが多い。カリンの兄。『V2』での登場はかなり後半で、特に役割は無い。
サツキ
第一作の主人公達の住む街にあるロボステーションで働く女性。明朗な女性で、男の子からは「サツキお姉さん」、女の子からは「サツキお姉さま」と呼ばれ慕われている。『V2』では主人公宅のテレビで映されるニュース番組のキャスターもしていた。また『激闘!』に登場するトモカとは友達同士であるらしく、トモカの母親からサツキが結婚したらしいという噂話が聞ける(相手は不明)。
キャップ
第一作の主人公達の住む街にあるロボステーションの所長。「みんなにはキャップと呼ばれているよ」と自己紹介するが、本名は不明。フィ-ルド上のモデルは固有のものだが顔アイコンはもっておらず、ストーリーにも絡んでこないため出番は少ない。『V2』にも登場こそするものの…。
ケンちゃん
主人公やカリンたちの通う学校の下級生の少年で、カリンの大ファン。キャップ同様フィールドでは固有のモノだが顔アイコンは無い。練習中にフカシに公園を乗っ取られたり、違法パーツを付けた自律機動型ロボに自身のロボを壊されたりと中々災難な目に遭っている。
EDで主人公、ハヤオ、カリンが揉めている間にユリエの最初の対戦相手になる。

『カスタムロボV2』

主人公
『V2』の主人公。片鍔の帽子がトレードマーク。物語の舞台となる町には最近引っ越してきたばかり。母親は優しいが、いまいちカスタムロボに理解が無くどうしてもロボを買ってもらえないため、懸賞でシャイニングファイター型のロボ、レイIIを入手し、コマンダーとなる。1回のバトルでどんどん上達していく、カスタムロボの申し子であり、特にタクマ塾に特別入学した際はたった数日で塾卒業を認定する「Vコマンダー」の称号を手に入れてしまった。父親は単身赴任で不在。友人にも良きライバルにも恵まれるが、その友人とライバル達は段々と家に居座るようになり、ユリエには半ば強引に交際させられ(専らアゴに使われる)、更には女装までさせられたり(変装姿はかなりの美少女)と歴代主人公の中でも際立って悲惨な目に遭っている。因みに愛機レイIIは『大乱闘スマッシュブラザーズDX』にもフィギュアとして登場した(フィギュア名は「レイMkII」表記)。
ゲンタ
主人公のパートナー役を努める少年。「うしゃしゃ」という笑い方と出っ歯が特徴。カスタムロボを入手し、とりあえずロボステーションに来た主人公に出会い、バトルの仕方を教えた事をキッカケに友人となる。カスタムロボに関連した情報の収集力はかなりのもの。同じく友達のタイヘイからは「ゲンちゃん」と呼ばれる。天才コマンダーである主人公の師である事を誇りに思っており、彼の為ならどのような苦労も厭わない。ストーリーが進むにつれ、主人公宅で朝食を食べたり居座ったりと厚かましくなっていく。
使用機体はリトルレイダー型のパロット。サンデーマッチ以降のダイブ時の決め台詞は「今こそバトルの何たるかを教えてやるぜ!」。
タイヘイ
ゲンタと同じく、主人公のパートナー役。学校では主人公と同じクラスらしい。肥満体格でよく服からお腹がはみ出す。バトルの腕前はそれほどでもないが、アドバイスはゲンタも認める一級品。臆病な性格であり、恐ろしい所にも果敢に足を踏み入れようとするゲンタによく振り回されている。ゲンタと同じく主人公宅で平然とオヤツや食事を採るようになっていく。主人公の母親が作る料理を非常に好んでおり、特にチョコチップクッキーがお気に入りの様子。納豆はひき割り納豆派で主人公宅の冷蔵庫から探し出すことも。
使用機体はファッティバイス型のヘプタン。
ロボ博士(プロフェッサー・クサマ)
コマンダー兼開発者の博士。主人公の町のロボステーションの所長でもある。モヒカンヘアと「ムハハ」という笑い方が特徴。本人の話によると、昔は宇宙開発用のロボットも操作していたとか。優れたコマンダーのデータを収集しており、特にカスタムロボを初めてから数戦で一気に上達した主人公に注目している。
使用機体はバーニングビースト型のホークマン。「ワシが使うのにホークとはこれいかに?」というギャグをバトル開始前に述べるが、激闘編に入るとさすがに何度も使いすぎたのを気にしてか「さすがにムカッとした?」や「もう聞きたくない?」などと聞いてくる。ダイブ時の決め台詞は「プロフェッサー・クサマの本気を見せてやろうぞ!…ムハッ!」。
ピータロウ
カスタムロボをつい最近始めたばかりのコマンダー。ロボ博士の息子であり、『GX』に登場するレディ・Pの弟。激闘編で登場。普通にゲームを進めているだけでは到底出会えない隠しキャラ。使用機体は作中最弱のロボであるヒヨコリーダー型のヒヨコロボ。父親に「カスタムロボを始めたい」と頼んだら「これで修行しろ」と渡されたらしい。『GX』ではレディ・Pの話の中でヒヨコロボジェットという機体を使っているらしいことが明かされる(ゲーム本編には登場しない)。後の『激闘!』にて再登場。相変わらずヒヨコロボを愛機としている。
タクマ
カスタムロボ専門の塾「タクマ塾」の創設者であり団体のリーダー。その実力はあのマモルにも匹敵すると言われている程。普段は真面目で口数は多くなくムッツリとした雰囲気をしているが、カスタムロボに対する姿勢は真剣で熱い。ナナセにはただのパートナー以上の感情を持っているようだが、お互い恋愛に積極的な性格ではないためなかなか関係が進展しない。激闘編終盤ではゲンタ・タイヘイ・ジロウらと主人公宅に屯する面子の一員となる。『BR』には「タクマ大学」という名の大学の存在が劇中で語られるも、関連性は特に言及されない。
使用機体はワイルドソルジャー型のウィルソン(V2)、ライトニングスカイヤー型のパトリオット (GX) 。愛用のガンはドリルガン。
ナナセ
タクマ塾女幹部。非常にクールな性格。闇組織「ゴライアス」の総統・ロクドウの一人娘で次期総統候補でもあり、元々はタクマ塾へはスパイ活動等の目的で潜入していた。だが、傍にいる内に段々とタクマに惹かれ迷いが生まれる。劇中ではあまり触れられないが抜群のスタイルの持ち主。激闘編「カトレアの園遊会」では、女装した主人公を一目で見破るという一面を見せている。激闘編では一時タクマ塾を離れ、ジロウと同じく武者修行の放浪コマンダーとなっていたが例に漏れず主人公宅に屯するようになる。『GX』では塾に戻っている。
使用機体はセクシースタンナー型のアニー、違法型のメイジェル、エアリアルビューティー型のプルート(GX)。愛用のガンはスターダストガン。ダイブ時の決め台詞は「(ロボ名)、戦いの時よ!」。
トラジ
タクマ塾幹部。筋骨隆々とした体躯の持ち主でいかにも体育会系といった風貌。ヒンズースクワット愛好家であり、それを示すかのようにフィールド上のモデルは常にヒンズースクワットをしている他、「ヒンズースクワット同好会」なる集まりも開いている。『GX』では『GX』主人公もその同好会に誘われた。性格は穏かで以外に細かな気遣いもできる。一向に進展しないタクマとナナセの仲に内心やきもきしており、『GX』では「早く結婚してほしい」と漏らしていた。ダイブするときはよくキメ台詞として「風林火山」などの四字熟語を叫ぶ。
使用機体はメタルグラップラー型のタイガーロア(V2)/タイガーグレア (GX) 。愛用のガンはショットガン。
ケンゴ
コマンダー3兄弟の長男。主人公達の住む町一番のコマンダー。強さを求めてタクマ塾に入門するが、短期間でタクマとしかまともに戦える相手が居ない程まで上達してしまい、その後更なる力を求めてにゴライアスに入団してしまう。しかし、その間違いに気づき退団しようとするも組織の機密を握っていた為に捕らえられ、牢獄に幽閉されていた。タクマはケンゴが悪の組織に身を落としたことを言えなかったため、世間やケンゴの家族には事故で亡くなったと伝えていた。『BR』ではコンピューターバトルで登場。ゴライアスでの経験から、主人公に真の強さとは何かを説く。
使用機体はストライクバニッシャー型のジャベリン。ダイブ時の決め台詞は「ホロセウムの貴公子、ジャベリンの切れ味を見よ!」。
ツルギ&ヤイバ
ケンゴの弟達で双子。『V2』中盤ではゴライアスによって「ロボ・リジェネレータ」の実験台としてデュアル・ダイブで主人公と戦わせられ、敗れて大きな精神ダメージで倒れてしまう。しかし、この事件がキッカケで自分たちにデュアル・ダイブの才能がある事に気付き、度々デュアル・ダイブで主人公とバトルをする。『GX』では専らデュアル・ダイブでバトルをしている。
デュアル・ダイブ時の使用機体はストライクバニッシャー型のランスとスピアを融合させた違法合体型のベイオネット(V2)、ストライクバニッシャー型のジャベリンMk-II(GX)。デュアル・ダイブ時のキメ台詞は「デュアル・ダイブ、ゴー!」。
ヤイバ
ゲンタ曰く「暴れん坊」。ケンゴの訃報を受けショックでダイブ出来なくなってしまった時期がある。後に力づくでダイブを成功させるが、初回時には力を制御しきれず暴走してしまう。以降は無事にコマンダーとして復帰するもブランク期間が長かったため、腕前は三兄弟の中でも一番下。
激闘編でツルギと同時に登場する際は暴走気味のツルギに対してツッコミを入れる立場になっている。
使用機体はストライクバニッシャー型のランス。ダイブ時の決め台詞は「我ら三兄弟の上に立つ事は許さん!」、敗北時の常套句は「このままじゃすまさんぜ!」。愛用のガンはアクセルガン、またウェーブボムもよく使う。
ツルギ
ゲンタ曰く「クールでおとなしい奴」。力を求めるべくタクマ塾に入門、その後ケンゴと同じ道を歩む。『V2』激闘編「決戦!バトルスクウェア」で主人公らとユリエとのデート権争奪戦を繰り広げて以来、ユリエへの恋心から主人公やハヤオをライバル視するようになる。その勢いは段々とエスカレートして行き、激闘編「ユリエのバトルフォート」ではユリエを眼前にして主人公相手に「自分は美男子で、勉強も運動も料理もできる」と語った。因みに料理はキムチ鍋を研究中とのこと(激闘編「タクマ塾ふたたび」にてハヤオがユリエの好きな食べ物がキムチ鍋だと述べた事を知ったのかと思われる)。激闘編「カトレアの園遊会」では、主人公がユリエとフタバによって女装させられた姿で自宅に入る様子を目撃し、その事で主人公をバトル場へ連れ込み、自宅へ入っていった女の子(女装した主人公)について「ユリエと二股かける気か」と激しく問い詰め、その女の子については「結構可愛かったぞ!」と発言した事も(無論それが主人公の女装した姿とは知らない)。
使用機体はストライクバニッシャー型のスピア。ダイブ時の決め台詞は「いでよ、スピア!」。愛用のガンはニードルガン、またスローイングポッドDもよく使う。
フタバ
『V2』主人公の妹。ピンク色の髪と「でしゅ」「ましゅ」という語尾が特徴。少しませた幼稚園児で、他キャラに鋭いツッコミを入れることも。しかし、狙いなのか素なのか自分である大ボケをかました時には見事にスルーされる。激闘編にて、ユリエの弟子として念願のコマンダーデビューを果たす。兄同様、短期間で一気に上達した天才児。激闘編「リヒトのちょうせん」にて、偽主人公の正体が分からない時、主人公が「自分に双子の兄弟がいないか」と母に聞いたことを妹の自分が不満なのかと怒ったこともあった。『激闘!』時代にはポプラとメル友をしているらしい。
使用機体はリトルスプリンター型のパーミル。ダイブ時の決め台詞は「フーちゃん○○(出撃、爆撃など)しまーしゅ!」。
シーザー
フカシが連れている腰巾着のサル。性別はオス。フカシにカスタムロボを教えてもらい以後サルでありながらコマンダーとして活躍する。ただし、時折ダイブ酔いしてしまう。台詞は「キーキー」といったサルの鳴き声の後にカッコ入りで表記され、フカシや主人公とは意思疎通が可能である。激闘編「おサルのやかた」にて他の猿軍団を集めてフカシに反抗した事もあった。
使用機体はバーニングビースト型のゴリオン。ダイブ時の決め台詞は「キシャー!(野生の血が騒ぐぜ!)」。仲間のサルもバトルをするが、使用ロボはいずれも主人公などの、他のコマンダーからこっそりコピーしたもの。ちなみに仲間のサルたちとフカシに反抗した時には全員ジャイアントパーツを使用していた。
クレオパトラ
シーザーと同じくフカシの弟子のイルカ。性別はメス。水族館「マリンパーク」に住んでおり、そこで行われたカスタムロボ大会「マリンパーク・フェスティバル」にフカシとともに乱入。主人公と対戦する。イルカであることに誇りを持っており、主人公に敗北したことをフカシに咎められ「所詮、進化の袋小路に追い込まれた生き物」と貶されたときには嘆き怒りフカシをお手玉した。シーザー同様、台詞は「キューキュー」といったイルカの鳴き声の後にカッコ入りで表記される。同じ水族館のアシカやカメともカスタムロボで戦っているらしいが、今ひとつルールを分かっていないようである。
使用ロボはバーニングビースト型のドルフィー。また、イルカであるだけにドルフィンポッドを使用する。ダイブ時の決め台詞は「キュルルー!(あまねく海の精霊よ、私に力を貸して!)」。
偽主人公
主人公と瓜二つの姿をした少年。その正体はロボ博士が造り出した自律型のホログラム。当初は主人公の練習相手にする目的で創り出されたのだが、やがて自我が生まれロボ博士のもとを脱走してしまう。主人公の戦闘に関する部分を元に造られたため、主人公とは打って変わって乱暴で傲慢な性格。ホログラム故に姿を自在に変えることができ、コンピュータにハッキングを掛ける他、自分を複数体同時に出現させるなど物語が進むにつれ高度な技術も習得する。『激闘!』にも偽主人公が登場し、『V2』の偽主人公と同一人物であるかは明言されず口調も異なるが、『V2』での事象に関連めいた台詞を述べる為同一の存在である可能性が高い。『V2』での彼の名は主人公の名前に濁音が入る形で決まる。
使用機体は違法型のレイIIダーク。

『カスタムロボGX』

主人公
『GX』の主人公。青くやや長めの髪が特徴。単身赴任中の父親からシャイニングファイター型のX-レイを贈られ、カスタムロボを始めることとなる。後にX-レイを元にニカイドウ・グループが造ったライトニングスカイヤー型のレイスカイヤーを入手。旅立ち篇終盤ではポリス隊がレイスカイヤーを軍事用に改造した機体「A・I・R・S」を使用することになる。ヒトミ曰く、運動神経抜群で頭がよくてかっこよくて清潔であるとのこと。更に、喋らない主人公をスタイルとしているカスタムロボの中ではっきりと無口だと周りに言われている。
ユウスケ
主人公のクラスメイトで親友。『GX』のパートナー役の一人。やや色黒の肌と束ねた長い髪をした少年で、イメージに違わず非常に活発。『GX』で主人公の代わりに喋る役割を与えられているため、出番も台詞も非常に多い。やや口は悪いが心根は優しく熱く、主人公とヒトミを引っ張っていく立場にある。その行動力・決断力をニカイドウにも「それは“勇気”だ」と評価され、主人公と共に組織に勧誘される。影でこっそり努力し、グレートロボカップの推薦枠を手に入れるという事から実力も相当にある。因みにゲーム本編序盤、ユウスケとともにロボステーションに向かう場面で主人公がわざと自宅に戻ると律儀に何度もツッコミをいれてくれる。大の風呂嫌いで、一週間に数回しか入らない。
愛機はシャイニングファイター型のフォトン。
ヒトミ
主人公やユウスケの1つ下の後輩の少女。『GX』のパートナー役の一人。主人公を「先輩」と呼び明るく慕ってくる。ユウスケとは逆に大のお風呂好きで1日に2回入ることもあるという。やや間延びした喋りで天然ボケのような印象を受けるが、主人公が「いつ風呂に入ったか」と聞かれ「2年前」と答えるとしっかりツッコミをいれてくる。また時々言い間違いをするユウスケにも鋭くツッコミをいれることがあるが、その度にポカリとぶたれてしまう。
愛機はエアリアルビューティー型のルナ。
ヒコマロ
主人公らの同級生で、ラムダ社会長の甥っ子のお金持ち。典型的なお坊ちゃまキャラで、その立場や財力を鼻にかけ、さらにその伝手で入手する最新型のロボやパーツを自慢し嫌がられている。しかし本当は小心者なようで、コウシロウにロボを壊されたときには怯えきっていた(コウシロウがあまりにもおっかないのもあるが)。主人公に敗北したあと、親戚であるカトレアに泣きつくも「円条寺家に敵討ちなどにあわない」とたしなめられてもいた。なお、苗字が円条寺であるかは不明。
愛機はミスティミラージュ型のマサカド。
マユズミ
主人公らの同級生。控えめな性格の少年だがカスタムロボの腕は立ち、昨年度のグレートロボカップでコウシロウと優勝を争った。しかし、心臓病を患っており、試合中その発作が起きて、途中棄権する形で敗北した。コウシロウはそれで優勝したのが気に食わないらしく、マユズミになにかと因縁をつける。フルネームはマユズミ・ユウキ。数年前に謎の失踪を遂げた姉を独自に探している。
愛機はライトニングスカイヤー型のスティングレイ。
タケヒロ
主人公らの同級生。緑色の髪と眼鏡が特徴。塾で忙しいために、母親からカスタムロボを止められているが、カスタムロボが好きでしかたなく、母親に内緒でカスタムロボをやっている。ばれたこともあるが、そのときは何とか誤魔化していたらしい。ユウスケによると、バトルの知識は豊富とのこと。激闘編では変装して登場することもある。
愛機はストライクバニッシャー型のジャベリンMk-II。
シンサク
主人公らの同級生。坊主頭が特徴。家が非常に貧しく、大会の優勝賞金で沢山の弟・妹達をなんとか養う生活をしている。
愛機は、ロボを買うお金が無いためにガラクタから自力で作り出したガラポン。ヒヨコロボ同様、最弱の性能のロボである。
コウシロウ
『GX』の時点でのグレートロボカップチャンピオンで、マモルとジロウの無名時代からの幼馴染。2年連続でチャンピオンの座についている実力者。しかし、その性格は乱暴で陰湿。ロボステーションで活躍しているコマンダーに半ば無理矢理勝負をしかけては、徹底的に叩きのめすなどの行為を働く。ヒコマロも彼の気に障ったらしく、無理矢理勝負を挑まれた挙句、ロボを壊されてしまった。彼がそのような性格になってしまったのは、事故で父親を亡くし、病気の母親の為に働いてとても苦労したという経験が基になっているらしい。また、彼の実力が高いことは事実で、特別な薬を使ってパワーアップしたニカイドウを瞬殺してしまうほど。
愛機はミスティミラージュ型のデッドフェイス。愛用のガンはクロスシザース。
カーン
日本に遠征にやってきたヨーロッパのカスタムロボチャンピオン。かつて海外遠征していたマモルと対戦したことがきっかけでカスタムロボに傾倒するようになったという。まだ日本語に馴れていないらしく言葉の端々にカタコトが混じる。最初は日本のコマンダーはレベルが下がった、などといっていたが、根は紳士的な性格で徐々に主人公等を認めていく。終盤でガイオウに襲われた主人公たちを助ける。
愛機はストライクバニッシャー型のファルシオン。
リョウ
マカノシティのロボステーションの大会に出没する謎のコマンダー。超全的な雰囲気をした長身の男。その正体は……?
カンザキ
マカノシティのロボステーションの大会に出没するコマンダー。少々ガラが悪い。ロバート、アカネ等と同じくニカイドウ・グループが開いている闇バトルにも参加しており、ニカイドウの開発したナノマシンを投与し能力を高めている。主人公達に聞かれた時は闇バトルのことを否定していたが、ポリス隊に捕まるとあっさりと白状してしまう。しかし、組織とは直接の関係は無かった。
愛機は表のバトルではシャイニングファイター型のソルMk-II、闇バトルではシャイニングファイター型をベースにした違法型のダークサム。
ロバート
マカノシティのロボステーションの大会に出没するコマンダー。カンザキ、アカネ等と同じく闇バトル参加者でナノマシン投与を受けている。海軍の将校であり、主人公の実力を気に入って海軍への入隊を勧めたこともある。
愛機は表のバトルではメタルグラップラー型のアイアンレオ、闇バトルではメタルグラップラー型をベースにした違法型のデビルレックス。
アカネ
マカノシティのロボステーションの大会に出没する女性コマンダー。カンザキ、ロバート等と同じく闇バトル参加者でナノマシン投与を受けている。厚化粧であり、ユウスケ曰く「化粧臭い」。主人公の事を気に入ってるらしい。
愛機は表のバトルではエアリアルビューティー型のプルート、闇バトルではエアリアルビューティー型をベースにした違法型のメシエ。
サムエル
マカノシティのロボステーションの大会に出没するコマンダー。闇バトルの参加者でもある。カンザキ以上にガラが悪い痩身の男で特に子供が嫌い。「お子様はかえりな」と主人公を強く見下している。
愛機はミスティミラージュ型のヨシツネ。
レディ・P
「激闘編」から登場するカスタムロボ研究家の女性。マモルの紹介で激闘編で主人公のサポートをすることになる。因みにその際、マモルのことを『マモっち』と呼び、「やめてください」と言われた。実は『V2』に登場したロボ博士の娘でピータロウの姉。女性ながら、父親ゆずり(?)のモヒカンヘアでしかもピンクと黄色に染めているため(地毛の可能性もあるが)見た目は非常に派手。性格は気風のいい姐御肌。なお、レディ・Pの『P』は『プロフェッサー』のPらしい(本人談)。

『激闘!カスタムロボ』

主人公
『激闘!』主人公。赤い頭髪をした少年。
ロボ研究者である父親からレイMkIIを寄贈されコマンダーとなる。学園でチームNo.1とイスルギのいざこざに巻き込まれたことからサキらと親しくなり、物語を引っ張っていく。物語中盤にてレイMkIIの代わりにレイMkIIIを入手する。
因みに主人公の家族は「イズミ」と言うファミリーネームが設定されている為、主人公のフルネームは「(名前)・イズミ」となる。
姉と比べても明らかに歳が離れており、その為か家族から非常に可愛がられている。
サキ・ユキムロ
チームNo.1の部長。血液型O型。身長は163cm、体重は51kg。好きな事は部員の特訓で、苦手な事は古典の授業。主人公がチームNo.1に入部してからは主人公のセコンドとして活躍する。父が殺害された事件を契機にダイブが出来なくなってしまっている。
立て続けのダイブで疲労した精神力を回復させる特殊な力を有す。ただしこの行為は危険も伴う。
コマンダーとして復帰後は使用機体としてレイを用いる。
トオル・フジモト
チームNO.1の部員。血液型A型。身長は172cm、体重は57kg。好きな女性のタイプは年上の女性で、苦手な事はロボバトル。おっとりした控えめな性格の眼鏡少年。頼りにされると燃える面がある。
また、主人公が活躍しだすと「ボクもヒーローもののメガネ君(脇役)くらいにはなれるかも!!」と、よく分からない理由で燃えるが、その割にメガネにと呼ばれる事には抵抗がある。
使用機体はトリックフライヤー型のマンティスヘッド。
セイイチ・イズミ
主人公の父親。血液型A型。身長は178cm、体重は67kg。好きな事は読書で、苦手な事は楽器の演奏。ネオブレインで働いている。因みにイズミ家は父と娘が眼鏡着用、息子(主人公)と母は裸眼ときっちり別れている。家族思いのよいパパ。
アイ・イズミ
主人公の母親。血液型B型。身長は165cm、体重は54kg。好きな事は料理と植物の世話で、苦手な事は車の運転。食事の時に席を間違えるとやや強い口調で指摘する。始めの頃はカスタムロボのことで主人公の身をとても心配していた。
カスタムロボに対する知識は疎く、『V2』の母親に似たり寄ったりな立場。
タマホ・イズミ
主人公の姉。血液型B型。身長は164cm、体重は52kg。好きな事はカエルグッズの収集で、苦手な事はカロリー計算。父・セイイチと共にネオブレインで働く社会人。
使用機体はエアリアルビューティー型のコメット。
タクミ・ノト
主人公のクラスの担任。血液型A型。身長は176cm、体重は90kg。好きな事は子供の世話で、苦手な事は無重力状態。3人の子供がいる。肥満体型で『V2』のタイヘイのようによく腹が服からはみ出るが、さすがに社会人としてどうかと思われる。
使用機体はファッティバイス型のボラン。
イスルギ・バン
チームR1グラップルの部長。血液型O型。身長は176cm、体重は80kg。好きな事は大食い大会で、苦手な事は数学、物理、化学。チームNO.1と対立するうちはやや乱暴者だったが、主人公と対決し敗れて以降は良き友となる。
使用機体はメタルグラップラー型のロックハウンド。ダイブ時のキメ台詞は「ぬう~~…けんこんいってき!ハナ!トゥル!セッ!ハァッ!」。
トモカ・シンタニ
ロボステのスタッフ。ロボステの影のドンコマンダー。血液型O型。身長は165cm、体重は53kg。好きな事は海底サイクリングで、苦手な事は日焼け。トオルを始め多くのコマンダーが好意を持つようだが、実は結構ちゃらけた性格。
使用機体はリトルスプリンター型のリトルチック。
ユウジ・ヤマノ
自称ロボステ1のイケメンコマンダー。血液型A型。身長は177cm、体重は66kg。好きな事は腕時計収集で、苦手な事は悲しいドラマや映画。
使用機体はトリックフライヤー型のオラクルヘッド。
ヒナゲシ・ヤマノウエ
フォレスター学園の生徒。血液型O型。身長は166cm、体重は51kg。好きな事はパンを焼く事で、苦手な事はしつこい男性。オテンバな妹がいるためか、髪型に似合わずしっかりとした性格。バトル前の行動にもそれが表れている。ソウルブーストを使うが、主人公達と違い自力で会得している。
使用機体はエアリアルビューティー型のミランダ。愛用のガンはスコーピオンガン。
ポプラ・ヤマノウエ
ヒナゲシの妹。血液型O型。身長は133cm、体重は36kg。好きな事はコーヒーを飲む事で、苦手な事はじっとしている事。お嬢様系の姉とは対照的に直情径行のオテンバ娘で、姉の敵討ちと称して突然主人公の前に現れ勝負を挑む。
さらに、グレートロボカップ会場へ向かう船に密航したり、会場のある島でサバイバルを始めたフカシのテントを占拠したりと、その行動力は凄まじい。
コーヒーを飲むことが好き。ただし、砂糖やミルクは沢山入れる。大会では四位の成績を残し、警備ロボを撃退した実績からみてもバトルの実力は決して低くない。
使用機体はリトルスプリンター型のナノ。ダイブ時のキメ台詞は「せーばいいたす!」(成敗致す)。
ジンパチ・ミブ
ベイサイド学園の3人組『ビッグバンガイズ』の自称リーダー。血液型O型。身長は168cm、体重は57kg。好きな事はプラモ作りで、苦手な事は歯医者。サキとは幼馴染。カトレアにコキ使われることも。
終盤でソウルブーストを体得するが、自力なのか教わったのかは不明。ツンデレの様なきらいがある。
シャイニングファイター型の使用機体はアポロン。ダイブ時のキメ台詞は「ジンパチ様のバトルはちょっと荒っぽいぜ!」愛用のガンはフレアキャノンガン。
ヒュウ・ロイド
ベイサイド学園の3人組『ビッグバンガイズ』のもう一人の自称リーダー。血液型A型。身長は176cm、体重は63kg。好きな事は鏡を見る事で、苦手な事は手が荒れる事。キザでクールな性格。
使用機体はストライクバニッシャー型のジャベリン。愛用のガンはグライダーガン。ダイブ時のキメ台詞は「ワタシを楽しませてくださいよ!」。
レニィ・カタギリ
ベイサイド学園の3人組『ビッグバンガイズ』のメンバー。リーダーに興味は無い模様。顔にソバカスがある。血液型B型。身長は165cm、体重は57kg。好きな事は寝る事で、苦手な事はロボバトルの練習。ジンパチ曰く「気の抜けたコーラの様な奴」。
適当にバトルをしても勝ててしまう様な天才肌のコマンダーだがよく昼寝をしている。それ故に大会で不戦敗することも。
主人公に負けたことに感化され物語中盤では言動に変化があったが、結局昼寝癖は変わっていない。
使用機体はバーニングビースト型のレオン。愛用のガンはメガバーストガン。ダイブ時のキメ台詞は「軽~く叩きのめしちゃおうかな。」。
ショーン・フレイザー
ハリウッドスター。血液型B型。身長は186cm、体重は74kg。好きな事はホロ・クライミングで、苦手な事は海上での撮影。ソウルブーストの使い手。フカシに似てやや身勝手な性格。
使用機体はバーニングビースト型のウルフェン。愛用のガンはショット・マグナムガンと近距離系がメイン。ダイブ時のキメ台詞は「うなれ!ハリウッドボンバー!」。
デカドン
しゃべるオウムで今作のフカシのペット。身長は58cm、体重は9kg。好きな事は神社めぐりで、苦手な事はカラス。ドデカン(フカシと違い綺麗な状態)を使ってロボバトルもする。激闘編では独立している。
ハジメ・ユキムロ
サキの兄であり前回大会のチャンピオン。血液型AB型。身長は183cm、体重は75kg。好きな事は合気道で、苦手な事は歌を歌う事。サキを危険にあわせたくない気持ちが強く、そのためしばしば衝突する。
使用機体はライトニングスカイヤー型のミストラル。愛用のガンはサジタリウスガン。
エルザ・ベルモンド
金のために戦うグラマラスな体型の美女コマンダー。賞金は孤児院の子供達の為に稼いでいる。血液型A型。好きな事はお金で、苦手な事はヒラヒラした服。身長は177cm、体重は63kg。
使用機体はセクシースタンナー型のアンヌ。愛用のガンはドラゴンガン。ダイブ時のキメ台詞は「子どものお遊びじゃないよ!」。
リュウ・イブキ
ポリス隊隊員。血液型A型。身長は173cm、体重は67kg。好きな事はバンド活動で、苦手な事は犯罪者とのバトル。実力は微妙で弱気で情けない性格だが正義感はとても強い。タマホの同級生で、台詞の一部から彼女に恋愛感情を抱いていることが伺える。
使用機体はワイルドソルジャー型のクリムト。
ミチル・ハヤサカ
ポリス隊隊員。血液型O型。身長は170cm、体重は55kg。好きな事は古代史の読書で、苦手なものはネコ。男勝りな性格の女性でイブキの上司。ムソウの元で修行した影響で筆で字を書く。達筆との噂。
使用機体はセクシースタンナー型のエイミー。
コウ・ロンワン
ムソウの弟子。血液型O型。身長は157cm、体重は47kg。好きな事はジオラマ収集で、苦手なものはおふくろ。ジオラマ集めが趣味。
使用機体はリトルレイダー型のピピット。
イ・テウ
ムソウの弟子。血液型O型。身長は188cm、体重は77kg。好きな事は書道とダーツで、苦手な事は騒がしい女性。海や行き止まりや狭い場所が好き。
使用機体はワイルドソルジャー型のカーライル。
ムソウ・コクシ
ポリス隊元署長。血液型AB型。身長は180cm、体重は76kg。実はグルメ。苦手な事は人ごみ。現在は山に篭っているが、彼のもとにはソウルブーストの教えを乞いによく修行者が訪れる。
使用機体はファニーオールドマン型の髭若丸。激闘編以後、主人公がレイスカイヤーを入手している場合には軍用型のA.I.R.Sに変わる。
リュウセイ・ヒメムラ
ネオブレイン社長。血液型AB型。身長は176cm、体重は73kg。好きな事はビリヤードで、苦手な事はお金にならない事。純粋なカスタムロボへの思いをグレイバムに利用される。
外資系を思わせる会社で、このゲームでは珍しく社名(自身が創設した団体)に自分の名前を入れていない。社章はノイズのロゴマークを元にしたものと思われる。
ラムダ・エンジョウジ
ラムダ社社長。血液型A型。身長は178cm、体重は69kg。好きな事はカードゲームで、苦手な事はコンピューターゲーム。
ディンゴ
ロボを使った犯罪組織のボス。血液型O型。身長は183cm、体重は75kg。好きな事は貯金する事で、苦手なものはゴーヤのイボ。『激闘!』のキャラクターで唯一フルネームが明らかになっていない。
用心深い性格に加え足が速く、中々捕まらずに居た。その足の速さは「下半身がサイボーグ」と噂されるほど。左腕「ウーノ」、右腕「サーノ」など複数の部下を持つ。
違法パーツを使ったバトルを2度回行っても逃げ回れる体力の持ち主。結局捕まったが、最後にロボバトルの楽しさを体感した模様。
使用機体はライトニングスカイヤー型のテンペスト。ダイブ時のキメ台詞は「オレ様の○○(一度目がパワー、二度目がスピード、三度目がテクニック)を見ろ!」。
ユウマ・シドウ博士
ネオブレインの研究員。血液型O型。身長は181cm、体重は70kg。故人。好きな事は研究で、苦手な事は写真を撮られる事。
ドッペルゲンガー
激闘編で主人公がであう主人公そっくりな少年。何かの実験で作られたらしい。
使用機体は自分でダイブして使う違法型のレイIIダークと、自律機動型ロボとして所持している違法型のメイジェル。

闇組織ドレッド

カスタムロボを悪用する秘密結社。『初代』『V2(激闘編のみ)』に登場。 ユリエの体内にあったナノマシンを悪用して世界征服を狙っていた。資金源は闇バトルの掛け金。『初代』の終盤でメンバー全員が逮捕されるが、その後、脱獄した。

シノノメ
ドレッドの総帥。世界征服のためにロボ技術によって、様々な悪事やテロ行為を働く。『V2』では散り散りになった仲間を集めて組織を再建するが、アジトに乗り込んだ主人公とのバトルに破れ、組織完全復活の野望が潰えてしまった。四天王と違い異名は持たない。ロボキチと何かしら接点が有った様だが、詳細は明らかにされていない。
使用機体はワイルドソルジャー型のゾラ。愛用のガンはVレーザーガンの違法であるシノノメガン。
スバル
ドレッド四天王のひとりで、闇戦士のエリートと呼ばれている。通称「伝説のカマイタチ」。ドレッドの面子の中では年少なようで、体格もやや小柄だが四天王のリーダー格。子供ながら態度は大きく、ドレッドの下っ端の中には少し嫌がっている者もいる。ドレッドに所属しているのはあくまでイレギュラーなバトルを楽しむためであり、組織には一切忠誠を誓っていない。
使用機体はシャイニングファイター型のディム。愛用のガンはホーネットガンの違法であるスバルガン。ダイブ時の決め台詞は「ゲームを楽しもうじゃないか!」「たっぷり遊んであげるよ!」。
ホムラ
マッドサイエンティスト。ドレッド四天王のひとりで通称「異端の闇軍師」。『初代』では始め主人公の母の助手として登場。穏かな人物を演じている。しかし、物語後半でユリエの治療に使われているナノマシンの情報などを得るためのスパイ活動であったことを明らかにし、主人公達に牙を剥く。『V2』ではドレッド崩壊後ゴライアスの手引きで脱獄し、研究に手を貸している。研究者という立場から、バトルする際は自分自身ではダイブせずに、自らプログラムした自律機動型ロボを使用する。だが実際はダイブをすると体調が悪くなる「ダイブ酔い」をしやすい体質だからというのが真相。『V2』では、前作での恨みもあるユリエに散々罵られ激昂し(特に「陰気メガネ」という言葉に怒っていた様子)、自らダイブし主人公に挑むもあっさり敗北してのびてしまう。そのため『V2』激闘編ではダイブ酔いを防ぐ薬を持っている事が多いが、泥棒して手に入れてきた物が多く、シーザー用の酔い止めを飲んだ事もあった。『V2』激闘編終盤では、ドレッドの幹部とゴライアスの科学者を両立しているのでどちらに居た方がいいかと悩んでいた様子。ダイブして戦うが、バトルに負けると「僕はダイブしない方がカッコいいのか」と落ち込む。
使用機体は自律機動型を使う場合はオラクルヘッド、自らダイブする場合はスティンガーヘッドと共にトリックフライヤー型。愛用のガンはドラゴンガンの違法であるホムラガン。戦闘時の決め台詞は「ムーブオン!(ロボ名)!」。
ミナモ
ドレッド四天王の紅一点。通称「妖艶の女戦士」。異名に違わず妖しげな雰囲気を纏った大人の女性。薄緑色の髪を大きなツインテールにしているのが特徴。ドレッドに参加してはいるが悪事や世界征服そのものには興味が無く、活動は専ら自分の愉しみのために行っている。その奔放な性格も合わせ人気のあるキャラ。愛機のロボ「バネッサ」(セクシースタンナー型)には時々口紅をつけたりメイクを施すなど彼女なりの愛着を持っている。愛用のガンはレイフォールガンの違法であるミナモガン。『V2』激闘編の終盤では「悪の組織の仕事に飽きたらロボにメイクをする仕事でもしようか」と述べていた。『V2』激闘編の「カトレアの園遊会」と「フタバの時計塔」にてモブキャラに変装して登場する事もある(口調で彼女だと判断できる)。『GX』激闘編のダークステーションでは彼女と思しき人物が受付嬢をしているが、本当に彼女であるかどうかは不明。
ダイブ時の決め台詞は「お姉さんが天国に連れてってあ・げ・る!」。
ゴウセツ
ドレッド四天王。通称「荒ぶる鬼神」。語尾に「ズラ」と付ける。見るからにパワーキャラ担当といった感じのする巨躯の男で、頭はあまり回らない。ミナモの舎弟のような役回りにあることが多く、彼女を「姐さん」と慕いよく行動を共にしている。彼女と同じくドレッドの活動に参加してはいるものの組織の理念に賛同しているかは怪しい所がある。『V2』激闘編の「マリンパーク・フェスティバル」と「トラジの修行場」にてモブキャラに変装して登場する事もあるが、口癖を誤魔化すのに必死な様子である(口調で彼だと判断できる)。一度フカシに代わって主人公と大会の一回戦を競った事があるが、その際に違法パーツを使用し、レギュレーション違反で捕まりかけた。
使用機体はメタルグラップラー型のクレイジーバブーン。愛用のガンは3ウェイガンの違法であるゴウセツガン。ダイブ時の決め台詞は「ワシのパワーバトルに驚くズラ!」。

ゴウセツ以外のシノノメ、スバル、ホムラ、ミナモは『激闘!』旅立ち編のグレートロボカップの最中に発生した事件の途中、地下三階へ向かう際のゲートキーパープログラムとして名前のみ登場している。

秘密結社ゴライアス

ドレッドと二分するカスタムロボを悪用する組織でドレッドが崩壊した後、活動を活性化させた。『V2』に登場。主人公達の街に開店させたロボショップやタクマ塾に忍び込ませた団員を使ってロボにさいみんチップを組み込み、コマンダーを催眠波で洗脳してやみ戦士にしていた。

メンバーの殆どが忍者装束を着ている。下っ端の制服は全身タイツに覆面というショッカーのようなデザインで、これを嫌がりドレッドのほうに入団した者もいる。

ロクドウ
ゴライアス総統でありナナセの父。昔はパワフルなコマンダーだったらしいが、大病を患って以来体に負担の掛かるダイブが出来ない為、バトルでは自らが開発に携わった違法巨大自律機動型ロボ・ジェイムスンを用いる。
ロウガ
ゴライアス三人衆の筆頭格。野性味溢れる外見の大男。激闘編の最後には「狼牙迫撃網」という奥儀を使ってくる。
使用機体はバーニングビースト型のウルフェン。愛用のガンはナックルガンの違法であるロウガガン。
ボロンジ
ゴライアス三人衆の一人。天狗を思わせる容姿の老人。闇組織全体で見ても最高齢のコマンダーだが、バトルの腕は常人を凌駕している。
使用機体はファニーオールドマン型の虚無僧。愛用のガンはニードルガンの違法であるボロンジガン。
コテング
ゴライアス三人衆の一人。組織の最年少コマンダーであり、ロウガとボロンジ以外適うコマンダーが居ないことから、自他共に認める「天才児」。主人公を「いも〇〇(名前が入る)」など他のコマンダーをバカにしているが、ロウガとボロンジについては認めている。
『GX』では闇バトルの常連となっている他、表のバトルにも度々参加している。
使用機体はリトルレイダー型のルーク(V2)、シャイニングファイター型のナイト (GX) 。愛用のガンはフェニックスガンの違法であるコテングガン。ダイブ時の決め台詞は「コテング殺法を見せてやる!」。

ロクドウの使用したジェイムスン、及び専用フィールドとしてゴライアスハザードが『激闘!』旅立ち編のグレートロボカップの最中に発生した事件の途中、地下三階へ向かう際の最後のゲートキーパープログラムとして登場している。

ニカイドウ・グループ

『GX』における敵組織。表向きは世界中に100以上の支社を持つ超大手企業。特に、カスタムロボを含む機械・電気製品開発の分野に大きな勢力を持っている。 ユウスケの話によれば、ロボキチの使用ロボ・クロスボーンやイケダ先生のアイアンレオがニカイドウ製らしい。ヒトミの自宅の冷蔵庫もニカイドウ製であり、企業の大きさが伺える。

しかし、裏では秘密裏にカスタムロボの違法パーツや軍事用ロボの製造・開発を行っており、ポリス隊が調査していた。また、マカノシティにあるうち捨てられた洋館の地下である目的のために違法に賭けバトル(通称・闇バトル)を行っており、ここへの潜入調査をマモルが主人公達に依頼したことから、主人公達はニカイドウに関わっていくことになる。

ニカイドウ
ニカイドウ・グループの現総帥で、ニカイドウ家12代当主。29歳。ニカイドウ家は元々英国貴族の流れを汲む名門であったが、数十年前には没落していた。しかし、彼(と、彼の年齢を考えれば彼の親の代)から、突然勢力を拡大し一気に大企業となった。マントや仮面を着用するなど貴族風の様相をしている。主人公のコマンダーとしての才やユウスケの勇気を見込み組織に勧誘する。最後は主人公の操るA・I・R・Sにダークキメラが敗れた後に警察にも踏み込まれた事で組織は崩壊、地下の秘密基地の自爆装置を作動させ、過剰なバトルで負った過度の精神負担に耐えられず気を失う。その後の生死は不明。
使用機体はストライクバニッシャー型のエクスカリバー。グループの幹部クラス以上のコマンダー中では唯一合法ロボを愛機としている(ガン・ボム・ポッドは違法改造の物である)。愛用のガンはメテオフリッカーの違法であるニカイドウガン。一度敗れると極秘に開発していた軍事用ロボ・ダークキメラを繰り出してくる。
ヤナイ
ニカイドウ・グループ四天王のひとり。主人公達とは闇バトル場の受付として出会うが、後に幹部であることが明らかになる。闇バトル場の「風の大会」ボスでもあった。タキシードを纏い、口調こそ丁寧だが非常に不気味で威圧的な雰囲気をした男。ニカイドウ家に30年以上前から仕える側近中の側近で、ニカイドウ家が「没落した貴族」と蔑まれていた当時には町工場で働く等苦労を耐え忍んでニカイドウの屋台骨を支えてきた。最終的には、ニカイドウに最後まで忠誠を貫き崩壊する基地の中へ消える。その後の生死は不明。
使用機体はミスティミラージュ型をベースにした違法型のデモンブレイズ。愛用のガンはニンジャバレットの違法であるヤナイガン。
リュウジン
ニカイドウ・グループ四天王のひとり。ロボステーションにいたリョウの正体。リョウの時はサングラスをかけていたが、正体を現すと素顔を晒す。つかみどころの無い態度でその真意を深くは語らないが実力は高い。
使用機体はライトニングスカイヤー型をベースにした違法型のヘルファイア、リョウとしてバトルする際にはライトニングスカイヤー型のパトリオット。愛用のガンはリフレクトレーザーの違法であるリュウジンガン。
カミーラ
ニカイドウ・グループの女幹部。四天王のひとり。神秘的な雰囲気を纏った女性。主人公等と共にニカイドウ・グループの基地に潜入してきたマユズミによると彼女こそが行方不明になっていたマユズミの姉らしい。しかし、彼女自身はそのことについては語らないため真相は謎のまま。主人公に敗れた後姿を消す。
使用機体はストライクバニッシャー型をベースにした違法型のクレイモア。愛用のガンはプラズマボールの違法であるカミーラガン。
ガイオウ
ニカイドウ・グループ四天王のひとり。猛獣のような姿をした巨躯の男。外国で殺人を犯し、死刑になるところをニカイドウに引き取られたらしい。正気を失っているらしく会話はできない。主人公等に敗れると狂乱し襲い掛かってくるが駆けつけたカーンにより捕まえられポリス隊に引き渡された。
使用機体はメタルグラップラー型をベースにした違法型のビッグフット。愛用のガンはショットガンの違法であるガイオウガン。

グレイバム

モルグをリーダーとする組織。ハドロンと呼ばれるロボを使い世界征服を狙う。ネオブレインを利用して違法ロボを作り、自律起動ロボを操った。 ドレッド・ゴライアスと違い下っ端の服デザインがやや異なる。首領であるモルグ・グレイブマンの思想から他作品の闇組織よりテロリスト的な性質が強く、また二組織よりも統制が行き渡っていないようで、組織よりも個人を優先するものが多い。

モルグ・グレイブマン
グレイバムのボスで、サキとハジメの父を殺した張本人。血液型O型。身長は190cm、体重は80kg。好きな事は故郷を思う事で、苦手な事は大国の傲慢。当初はシドウ博士と名乗り、ネオブレインで働いていた。性格は狡猾だが、計画を柔軟に変更したり、ハジメを罠にかけるなどかなり頭が切れる。
プロフィールに「好きなこと:故郷を思うこと」「嫌いなこと:大国の傲慢」とあることから、彼自身の素性はテロリストであることが示唆されている。
使用機体はストライクバニッシャー型をベースにした違法型のナガミツ。愛用のガンはメガバーストガンの違法であるモルグガン。
イグニア・タリム
ネオブレインの研究員だが実はグレイバム幹部。血液型AB型。身長は176cm、体重は62kg。好きな事はハンティングで、苦手な事は日光浴。後に主人公が通うミッドハート学園に潜入し、主人公やサキの情報をつかむなど活動的に工作活動を行なう。
使用機体は初戦時はセクシースタンナー型のバネッサ、再戦時はセクシースタンナー型をベースにした違法型のフリーダ。愛用のガンはスコーピオンガンの違法であるイグニアガン。
ザバル・オウガ
グレイバムの幹部、黒人系と思われる乱暴粗野で頭の悪い大男。血液型A型。身長は230cm、体重は130kg。好きな事は少女マンガを読む事で、苦手なものはミルクの臭い。口が軽く重要な情報をすぐ喋るなど失態が多く、イグニアによく怒られている。
使用機体は初戦時はメタルグラップラー型のクレイジーバブーン、再戦時はメタルグラップラー型をベースにした違法型のバイオレントボア。愛用のガンはスライドガンの違法であるザバルガン。
ラミュ・ネクサ
レイMkIIIのテスト中の主人公の前に現れた少年。血液型B型。身長は155cm、体重は43kg。好きな事は1人でいる事で、苦手な場所は暗くて狭い所。グレイバム幹部。 最後までレイMkIIIの対決ことで主人公に敵意を持っていた。
使用機体は初戦時はリトルレイダー型のロビン、再戦時はリトルレイダー型をベースにした違法型のスナイプ。愛用のガンはエンジェルリングガンの違法であるラミュガン。
ハドロン
グレイバムが最終兵器とする目的で開発した黄金色の軍事用ロボ。サキの持つ消耗した他人の精神力を回復させる力を動力としている。サキが救出された後に暴走、モルグの生命力を吸収しそれにより自我を芽生えさせるまでの進化を遂げる。自我の内容もモルグに影響されており、自ら世界制覇を宣言するものの主人公達に倒され機能停止した。

関連項目

外部リンク

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