オーエス

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オーエス株式会社テンプレート:Lang-en-short)は、映画館・ホテル・不動産などを経営している会社である。本社は大阪市北区阪急阪神東宝グループで、阪急阪神ホールディングスグループと東宝グループの双方に属する。創業者の小林一三によると、社名の由来は綱引きのかけ声の「オーエス」から採ったようである。

沿革

  • 1946年昭和21年)12月16日 - オーエス映画劇場株式会社設立。
  • 1949年(昭和24年)5月 - オーエス映画劇場株式会社が梅田シネマ株式会社及び大成起業株式会社を合併。
  • 1949年(昭和24年)5月 - 大阪証券取引所2部上場。
  • 1951年(昭和26年)7月 - オーエス映画劇場株式会社が東洋映画株式会社を合併。
  • 1956年(昭和31年)5月 - オーエス映画劇場株式会社が第一映画劇場株式会社を合併。
  • 1956年(昭和31年)12月 - オーエス映画劇場株式会社が関西興行株式会社を合併。
  • 1969年(昭和44年)3月 - オーエス不動産株式会社設立。
  • 1974年(昭和49年)10月 - 梅田OSホテルを開業。
  • 1975年(昭和50年)8月 - オーエス映画劇場株式会社が商号をオーエス株式会社に変更。
  • 1991年平成3年)2月 - オーエス株式会社がオーエス不動産株式会社を合併。
  • 2013年(平成25年)7月16日 - 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物株市場統合に伴い、東京証券取引所2部への上場となる。

映画館

株式の投資家情報サービスとして、株の投資量に応じた株主優待カードが株主に贈呈されている(2007年3月までは、月ごとの優待券)。下記の映画館で使用すると、無料でチケットを購入できる。又、東宝系の邦画作品に限りTOHOシネマズ梅田とTOHOシネマズなんばでも使用可能。

OS劇場(大阪市)

OS劇場』(オーエスげきじょう・OS Theater)は、大阪市 北区梅田に所在していた映画館。

  • 1947年(昭和22年)7月31日、「OS映画劇場」として洋画ロードショー劇場を開場。
  • 1954年(昭和29年)、シネラマ上映館に改築し、数多くの大作や話題作を上映(当時の座席数は1,278席)。
    主な上映作に『ベン・ハー』『2001年宇宙の旅』『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』『地獄の黙示録』『ウィロー』『ロボコップ2』『ゴースト/ニューヨークの幻』『ディック・トレイシー』など。
  • 1991年(平成3年)2月11日、閉館。跡地は1993年(平成5年)7月に「OSビル」が建てられ、同社の核施設となる。
  • 旧OS劇場閉館後、現在のHEP FIVEに隣接している「ニューOS劇場」(1959年12月開業)を「OS劇場」に改称し、主にみゆき座系の作品を中心に上映。
  • 1997年(平成9年)4月、「OS劇場」(321席)と「OS劇場C.A.P.」(137席)の2館に分割。
  • 2005年(平成17年)12月、OS劇場C.A.Pを「OS名画座」に改称。
  • 2007年(平成19年)10月、TOHOシネマズに経営が譲られ、『TOHOシネマズ梅田アネックス』シアター9、シアター10となる。
スクリーン 座席数 車いす席 音響設備
シアター9(旧「OS劇場」) 267 2 5.1チャンネルデジタルサウンド
シアター10(旧「OS名画座」) 121 2

兵庫県内

東宝グループのTOHOシネマズとOSの共同経営。

かつて存在していたオーエス直営の映画館

※館名にOSと冠していた劇場も含む。

その他事業

梅田OSホテル(ホテル事業)

テンプレート:Hotel

梅田OSホテル(うめだおーえすほてる)は、大阪市北区曽根崎にあるホテルである。阪急阪神第一ホテルグループ加盟。主にビジネスユースを想定したホテルである。

同ホテルが入居する梅田OSビルは地上17階・地下1階建てで、地階 - 2階を貸店舗とし3階から上をホテルとして営業する(フロント・会議室、レストランサイゼリヤを3階に配置、4階以上を客室)。

地階は大阪市営地下鉄谷町線の東梅田駅地下街の入口へつながっており、名店街として飲食店が入り、1階はJTB東梅田支店、2階はインターネットカフェ@WAN東梅田店となっている[2]

不動産賃貸・分譲事業

本社ビルや梅田OSビル(先述)などの賃貸および、近年では「プレージア(Preagia)」のブランドでマンションの開発も手掛けている。

株主優待カードについて

2007年(平成19年)3月までは、株の投資量に応じた月単位の優待券が、半年ごとに1~5枚贈られていたが、株主からの意見により、4月からは下記の通りにシステムを変更した。

  • 本人用カードが1枚、ファミリーカードが、半年ごとに2枚発行される。
  • 1人1回につき10ポイントを基準とし、株の投資量に応じて140ポイント~560ポイントが与えられる。このポイントは、1度に複数の人数分を組み合わせても使用可能。ただし、月間の使用回数には制限がある。
  • シネモザイクでは、カードを提示するとポイントを使用せずに1000円に値引きとなる。
  • 余談だが、株の投資量とは関係なく梅田OSホテルの宿泊割引券が5枚贈られる。ポイントカードを提示すると、割引券と同様のサービスを受けることができる。

脚注

  1. [1]
  2. このインターネットカフェでは、ホテル隣の日興ビル前から発車する近鉄バス高速バス利用者に対して100円で利用できるサービスを実施している。

外部リンク

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