エビラ

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テンプレート:Otheruseslist エビラ (Ebirah) は、東宝映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』、および『ゴジラ FINAL WARS』に登場する架空の怪獣。別名は「凶悪新怪獣(新凶悪怪獣)テンプレート:Refnest」「巨大蝦怪獣[1]」「大エビ怪獣テンプレート:Sfn

概要

ゴジラと戦う巨大な海老怪獣イセエビのような体にザリガニのような鋏と槍をもった姿をしている。

『南海の大決闘』当時の東宝取締役であった後藤進は、エビラの登場理由について「人間みたいのに二本足のが二人立っても面白く無いから」と述べている[2]

登場作品

公開順

  1. ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年)
  2. ゴジラ FINAL WARS』(2004年)

『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』のエビラ

  • 体長:50メートル
  • ハサミの長さ:右:15メートル、左:13メートル
  • 体重:2万3千トン

南太平洋に浮かぶレッチ島の周辺海域に生息する怪獣。設定ではレッチ島にある秘密結社『赤イ竹』の核兵器工場から流された放射能廃液でエビが巨大化したとされる[1]テンプレート:Sfnテンプレート:Sfn[2]

捕食対象には巨大な右腕の鋏をハンマーのように振り下ろして攻撃して、もう一つの槍のような細長い鋏となっている左腕に突き刺して捕食する。上半身が異常発達したため陸に上がることは出来ない[2]

ある木の実から作られる黄色い汁が苦手で、レッチ島に秘密基地を構える秘密結社『赤イ竹』により利用され、強制労働から脱走したインファント島の原住民である二人を捕食している。しかし、元々操られていたわけではなく、無理矢理に支配されていただけで、赤イ竹がニセの黄色い汁をまいてしまった時には彼らの水上艇を容赦なく叩き潰した。

金庫破りの吉村、インファント島の娘・ダヨ、大学生の仁田により、眠りを覚まされて姿を現したゴジラと戦闘。当初は陸上のゴジラと岩を投げ合って戦っていたが、やがてゴジラが海に入り海上での戦いとなる。水中戦が得意でゴジラを水中に引きずり込むが、岩で殴りつけられて逃走。2度目の戦いでもゴジラを水中に引きずり込んだが、最後は2つの鋏をたて続けにもぎ取られ、島から逃亡した。その後どうなったかは不明テンプレート:Refnest

  • スーツアクター:関田裕
  • 元々予定されていた『ロビンソン・クルーソー作戦 キングコング対エビラ』ではストーリーはそのままにキングコングと戦う予定だったテンプレート:Sfn[2]
  • 特技監督の有川貞昌は、「エビラの恐怖感と緊張感を出すため、撮影時には寄り(アップ)を主にし、ハサミの強さや人間を捕食する口の動きの不気味さ、グロテスクさを強調した」と語っている。
  • ポスター、スチール写真では陸に上がってゴジラと絡む姿が見られ、またこの際、サソリのイメージを入れて尻尾を逆反りさせた「逆エビ」態勢をとっているが、劇中ではこのように陸に上がることはなかった。
造形
造形は利光貞三(頭部)、八木寛寿八木康栄(胴体)による。
スーツは、人が入らずに操演用のミニチュアとしても使えるように上半身と下半身がセパレートになっており、海から顔を出して演技する場合は、上半身だけ着用している[2]
ハサミだけの巨大な造形物も用意され、海でヨット・ヤーレン号や小舟を襲うシーンに使用されたテンプレート:Sfn[2]

『ゴジラ FINAL WARS』のエビラ

  • 体長:100メートル
  • 体高:30メートル
  • ハサミの長さ:右:20メートル、左:15メートル
  • 体重:5万トン

X星人に操られ、東海コンビナート地帯に出現。先代エビラと違って陸上でも活動でき、また両腕は両方とも鋏状になっている(ただしやはり左右非対称)。M機関のミュータント戦士達と戦い、倒されそうになるが、X星人の宇宙船により回収され、一旦消滅する。

その後、X星人に操られ東京湾ヘドラと共にゴジラと対決していた。しかし、ゴジラの熱線によってヘドラに続いて空高く打ち上げられ落下、鋏がヘドラの顔に突き刺さる。直後、再度発射されたゴジラの熱線で、ヘドラ共々ビルごと吹き飛ばされた。

武器は大バサミ攻撃「クライシス・シザース」。

その他の作品に登場したエビラ

脚注

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参考文献

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  1. 1.0 1.1 テンプレート:Cite book
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「.E6.9D.B1.E5.AE.9D.E7.89.B9.E6.92.AE.E6.98.A0.E7.94.BB.E5.A4.A7.E5.85.A8.E9.9B.86」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません