ベリーズ
- ベリーズ
- Belize
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ベリーズの国旗 ベリーズの国章 (国旗) 国章 - 国の標語:Sub Umbra Floreo
(ラテン語: 木陰の下で栄える)- 国歌:自由人の土地
- ベリーズの位置
公用語 英語 首都 ベルモパン 最大の都市 ベリーズシティ 通貨 ベリーズ・ドル(BZD) 時間帯 UTC -6(DST:なし) ISO 3166-1 BZ / BLZ ccTLD .bz 国際電話番号 501 </dd> </dl> ベリーズは、中央アメリカ北東部、ユカタン半島の付け根の部分に位置する英連邦王国の一国たる立憲君主制国家である。北にメキシコと、西にグアテマラと国境を接し、南東にはホンジュラス湾を挟んでホンジュラスがあり、東はカリブ海に面する。首都はベルモパン。
美しい海と珊瑚礁に恵まれ、「カリブ海の宝石」と呼ばれている。
目次
国名
正式名称は、Belize(英語: ベリーズ)。スペイン語表記は、Belice(ベリーセ)。
日本語の表記は、ベリーズ。
旧称は、イギリス領ホンジュラス (British Honduras)。1973年改称。
国名の由来はマヤ語で「泥水」を意味する言葉から来ているとされている。
歴史
政治
政体は国王を元首とする立憲君主制国家である。現在のベリーズ国王はイギリス女王エリザベス2世で、その代理人として実権のない総督がいる。
議会は、元老院(上院)と代議院(下院)の両院制(二院制)。下院の定数は、29議席。議員は、国民の直接選挙で選ばれ、任期は5年。前回選挙(2003年3月5日)の結果は、人民連合党 (PUP) 21議席、民主連合党 (UDP) 8議席。上院は、12議席。そのうち、6議席を首相が、3議席を野党党首が、残り3議席を宗教団体などが議員を指名する。
軍事
テンプレート:Main ベリーズ国防軍は陸軍のみから成る統合軍であり、2007年現在現役兵1,050人、予備役700人が所属する。国家安全保障省の下、国防軍と並列する組織に、沿岸警備隊、出入国管理局、国立科学捜査局がある。
この他にイギリス陸軍が30人駐留している。
地方行政区分
ベリーズは6つの州に分かれている。
- ベリーズ州 (Belize) - ベリーズシティ
- カヨ州 (Cayo) - テンプレート:仮リンク及びサンタ・エレナ
- コロザル州 (Corozal) - コロザル
- オレンジウォーク州 (Orange Walk) - オレンジウォーク
- スタンクリーク州 (Stann Creek) - ダンリガ
- トレド州 (Toledo) - プンタゴルタ
主要都市
テンプレート:Main 最大都市は、旧首都のベリーズシティ。第2の都市は、オレンジウォーク。現在の首都ベルモパンは、カヨ州(カヨー州、カーヨ州)にある。
地理
ベリーズは中米のユカタン半島の東部に位置し、オンド川に沿ってメキシコとグアテマラと国境を接し、カリブ海に面している。国土の大半は未開発の熱帯雨林の原生林である。ベリーズ国土の大半は標高の低い低地だが、南部にマヤ山脈がグアテマラの方に延びており、最高地点はビクトリア・ピーク(1120m)。沿岸部は湿地帯でマングローブの森があり、世界第2のさんご礁がある。
交通
経済の繁栄に従い道路の設備は良くなっているが信号機はまだあまり設置されていない。
主要な空港としてはフィリップス・S・W・ゴールドソン国際空港がある。
ベリーズ国内の鉄道路線は1937年に全て廃線となった。詳細は、ベリーズの鉄道を参照。
経済
中米の国の中で最も経済の開発が遅れた国である。農作物は砂糖、柑橘類、バナナなど。漁業は盛んでイセエビは年間537tの水揚げがあるが、乱獲によって個体数の激減しているまぐろを巡って、まぐろ類保存国際委員会に加盟していないベリーズ漁船の操業が問題化した(もっともこれらの漁船は、規制を逃れるために船籍のみを変更した台湾、中国資本の漁船が殆ど)。豊かな木材資源もある。1980年代から麻薬ギャング組織によるマリファナやコロンビア産のコカインのアメリカ合衆国への密輸による貿易も増えている。GDP成長率は2004年が4.2%。カリブ共同体・共同市場に加盟している。 テンプレート:Clearleft
国民
民族
住民はメスティーソが48.7%、17世紀から18世紀にアフリカから奴隷として連れて来られたアフリカ系黒人がルーツのテンプレート:仮リンクが24.9%、マヤ族が10.6%、カリブの島々から来た黒人とカリブ族の混血のテンプレート:仮リンクが6.1%、その他では華人や白人などが9.7%である。
言語
言語は公用語は英語のみだが、母語話者数は3.9%と少なく、一般に第二言語として用いられる。スペイン語は最も広く話される言語で国民の(46.0%)の母語である他、英語を基盤にアフリカ諸語やスペイン語、先住民諸語が混ざったベリーズ・クレオール語(Kirol)(32.9%)も日常的に話されている。その他、マヤ語、テンプレート:仮リンクなどが使われている。政府は英語とスペイン語のバイリンガルの姿勢を強く推し進めており、国民の半数以上は両言語を話すことができる。
宗教
宗教はローマ・カトリックが49.6%、プロテスタントが27%、無宗教が9.4%、その他14%などとなっている(2000年時点)。
教育
文化
他の中米諸国はスペインの植民地だったのでラテンテンプレート:要曖昧さ回避文化の影響が強いが、ベリーズは他の中米諸国と異なってイギリスの植民地だったことからイギリスの影響の方が強く、またアフリカ系の黒人系が多いこともあって同じ英語圏のジャマイカなどアフロテンプレート:要曖昧さ回避系カリブ海諸国との結び付きや影響も強い。
世界遺産
ベリーズ国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された自然遺産が1件存在する。
宗教
キリスト教など
祝祭日
祝祭日 日付 日本語表記 現地語表記 備考 1月1日 元日 New Year's Day 3月9日 ブリス男爵記念日 Baron Bliss Day 5月1日 メーデー Labour Day 5月24日 英連邦記念日 Sovereign's Day 9月10日 英・スペイン戦記念日 St. George's Caye Day National Day 9月21日 独立記念日 Independence Day 10月12日 コロンブスの日 Day of the Americas 11月19日 ガリフナ入植記念日 Garifuna Settlemant Day 12月25日 クリスマス Christmas Day 12月26日 ボクシング・デー Boxing Day 12月29日 年末休日 Year End Holi day 脚注
関連項目
参考文献
外部リンク
- 政府
- 日本政府
- 日本外務省 - ベリーズ テンプレート:Ja icon
- 在ジャマイカ日本国大使館 - 在ベリーズ大使館を兼轄 テンプレート:Ja icon
- 観光
- 国の標語:Sub Umbra Floreo