アフヴァーズ

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テンプレート:基礎情報 イランの都市 アフヴァーズテンプレート:Lang-fa; Ahvāz)は、イランの都市の一つ。フーゼスターン州の州都で最大都市。日本では一般にアフワズと呼ばれる。人口は841,145人(2006年)。州中央部、カールーン川の岸辺にある。カールーン川の右岸は市の産業の中心で、左岸は昔の町並みが残る住宅地である。

歴史

オルマズド・アルダセル(アフヴァーズの旧称)は、サーサーン朝の初期に、アルダシール1世(またはホルミズド1世)により(都市名が名前に近い)、アケメネス朝の都市のタリアナの跡に建設された。その後、州都となり「フムセル」と呼ばれるようになった。サーサーン朝時代は、灌漑設備やダムが作られ、大いに繁栄した。

イラン・イラク戦争では1980年の開戦直後にイラク軍の包囲下に陥ったが、イラン軍守備隊は救援軍の到来まで持久に成功。1981年サーメノル=アエンメ作戦でイラク軍が敗退すると包囲から解放されている。

大気汚染

WHO2011年のレポートによると、アフヴァーズはPM10粒子が年間平均1立方メートル当たり372マイクログラムで、大気汚染が最もひどい都市とされた。その理由として、油田が非常に多いことが挙げられる。

出身人物