アウトドア

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森でキャンピングをしている少年(ウェストバージニア、2007年)

アウトドア・アクティビティoutdoor activity)とは、屋外で行う活動の総称である。日本語では略してアウトドアと言うことのほうが多い。「野外活動」や「アウトドア活動」とも。

概説

アウトドア・アクティビティとは、屋外での活動を指す総称である。[注 1]

「アウトドア・アクティビティ」では日本人の語感では長すぎるので、一般に後ろの「アクティビティ」が省略されて、「アウトドア」と一語で使用されることが多い。

outdoor「屋外」とは、基本的には、部屋の閉ざされた空間の外、という意味である[1]。とは言え、単なる屋外のことを指しているのではなく、特に市街地も離れた場所、自然の空間を指していることが一般的である。

現代人の多くは、都市の人工的な空間での生活を余儀なくされているが、そうした人工的な空間から離れた場所、自然の中で行う活動を指して「アウトドア・アクティビティ」と呼んでいるのである。

特にスポーツに分類される活動を行う場合は「アウトドア・スポーツ」とも呼ばれる。特に生活の活動(炊事・食事、睡眠等)を行う場合や、アウトドアで生きること、という意味を込めて「アウトドア・ライフ」などと呼ばれることもある。

より具体的に言うと、次のようなものになる。いろいろな分類のしかたがあるが次のように列挙することも可能であろう。


教育とアウトドア活動

欧米の学校では、学校教育の一環で、日帰りでハイキングやトレッキングを行ったり、宿泊して自然観察やトレッキングなどを行うなどの活動をさせることがある。

日本の初等・中等 教育現場では漢字表現で「野外活動」ともいわれ、こうした文脈では、野外体験活動野外教育活動、野外学習活動自然体験活動などの教育目的の活動がもっぱら想定されている。このため、本来はアウトドア・アクティビティと野外活動とは同義語であるにもかかわらず、日本では、特定の内容がイメージされることが多い。

なおボーイスカウトは、アウトドア・アクティビティを通じて心身ともに健全な青少年を育成することを目指している団体で、特にキャンピングやそれに関連した活動に力を入れており、各地域に支部が設置されていることも多いので、小・中学生になった子供を持ち、子供を大自然の中で鍛えたいと願っている親はボーイスカウトに参加させていることもある。

大学では、アウトドア活動を行っているクラブサークルが設置されていることが多い。ワンダーフォーゲル部がアウトドア活動をかなり広範に行っていることは多い。また「探検部」「冒険部」などと命名された部が、探検・冒険に焦点を当てつつも、広範な活動をしていることもある。また登山部では、一般に、特に登山沢登り(や山スキーなど)に焦点をあてて活動を行っており、カヌー部はカヤッキングに、スキー部はスキーに焦点をあてている。

アウトドア・アクティビティに関する著名人

アウトドア雑誌

アウトドアを題材とした作品

テレビ番組

主なアウトドア用品メーカー

ギャラリー

脚注

  1. 「インドア・アクティビティ」や「インドア」と対比関係にある用語・概念である。
  1. Oxford Dictionaries
  2. ジミー・カーターが熱烈なアウトドア好きであることは米国ではとても有名。若いころから大自然の中で育っており、釣りや狩りをすることが大好きで、アウトドア熱が高ずるあまり、実はなんと大統領就任中も、わざわざ大統領の公邸に一旦戻るフリをして自分のシークレットサービス(警護担当)を騙して帰しておいて、その後にこっそりと専用ヘリに乗って自分の別荘まで飛んで降ろしてもらい、大自然の中で独りで悠々とアウトドア活動をし、翌日ヘリで迎えに来てもらって、そしらぬ顔をしてまた大統領執務に戻るようなことを何度も繰り返していたという。ワシントンの政治のくだらない駆け引きなどからは離れて、もっと自然の中にいたかったから、大統領を途中で止めようかとも悩んだという。大統領引退後は、のびのびとアウトドア活動を楽しむ生活を送っている。著書『ジミー・カーターのアウトドア日記―冒険と思索の日々』(1992年)には上記の大統領就任中のいきさつも含めて、カーターのアウトドア活動に対する熱い熱い想いが綴られている。

関連項目

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