へび座

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へび座(蛇座、Serpens)は、トレミーの48星座の1つ。

この星座は、へびつかい座の胴体によって2つに分断されており、頭部 (Serpens (Caput))と尾部(Serpens (Cauda)) に分けて捉えられ、事実上、2つの星座の連合体として扱われている。地上から見て右側(西側)が頭部、左側(東側)が尾部である。

かつてはへびつかい座の一部だったが、プトレマイオスが独立させた。

頭部側だけをへび座として尾部側をへびつかい座の一部とする文献もある[注 1]

へび座で最も明るい星は3等星であり、星座はあまり見やすくはない。

主な天体

恒星

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  • α星:ウヌクアルハイ(Unukalhai)は、へび座で最も明るい恒星で、へび座頭部にある。
  • δ星:頭部にあり、地球から27光年にある二重星である。
  • θ星:アルヤは、二重星である。

頭部にはα、βγ、δ、ε、ι、κ、λ、μ、π、ρ、σ、τ、χ、ω星がある。

尾部にはζ、η、θ、ν、ξ、ο星がある。

星団・星雲・銀河

  • M5球状星団。頭部、α星の南西約8度に位置する美しい球状星団。
  • M16(わし星雲):散開星団散光星雲の複合した天体。この天体は小型望遠鏡では散開星団に見えるが、実際には散光星雲の中に星団がある。この散光星雲は新しい恒星ができつつある部分と考えられている。星団の恒星の光によって星雲部分が輝き、独特の画像が見られるが観測には若干大きな望遠鏡が必要である。
  • IC 1101:既知で最も巨大な銀河。直径が600万光年ある。

へび座尾部は、天の川と重なっている。

その他

神話

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注釈

  1. ひみつシリーズ45.まんが星座事典など

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