はと座

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はと座(鳩座、Columba)は、16世紀末に作られた小さく目立たない星座である。おおいぬ座の南西、うさぎ座の南に位置する。

主な天体

恒星

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  • α星:ファクトは、はと座で最も明るい恒星。
  • β星:ウェズン。
  • μ星:オリオン大星雲で生まれた青い星だが、秒速128kmの速さで大星雲から飛び去っているので、現在はと座で輝いている。

星団・星雲・銀河

  • NGC 1851球状星団。太陽系から35,000光年の位置にある。7等級で、肉眼では見えない。

由来と歴史

はと座は、おおいぬ座の中でまだ星座の形を成していない星を区別するために、1592年にペトルス・プランシウスによって作られたテンプレート:Sfn。プランシウスは最初に1592年に大きな壁掛け地図の小さな星図にはと座を描いた。1594年作成の小世界地図や、初期のオランダの天球儀の上にもはと座の姿が見られる。

プランシウスは、ノアに大洪水が退いたことを知らせたハトを指して、元々は Columba Noachi(ノアのハト)と命名していた。この名前は、17世紀初期の天球儀やバイエルの「ウラノメトリア」のような星図にも見られる[1]

はと座はまた、イアーソーンアルゴー船黒海の入り口で放したハトの姿を表しているともされる。このハトは、アルゴー船が危険なシュムプレーガデス岩の間を渡るのを助けたテンプレート:Sfn

出典

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参考文献

  • テンプレート:Citation
  • Ian Ridpath and Wil Tirion (2007). Stars and Planets Guide, Collins, London. ISBN 978-0-00-725120-9. Princeton University Press, Princeton. ISBN 978-0-691-13556-4.
テンプレート:星座
  1. Canis Maior and Columba in Bayers Uranometria 1603 (Linda Hall Library)