どちら様も!!笑ってヨロシク

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組どちら様も!!笑ってヨロシク』(どちらさまも!!わらってヨロシク)は日本テレビ系列(NNNNNS)で1989年10月18日から1996年6月19日まで放送されていたクイズ番組である。番組開始3年前の1986年9月で終了した前番組の『クイズ笑って許して!→笑って許して!!』をリニューアルする形でスタートした。

放送時間は毎週水曜日・午後7時30分から8時の30分間。1994年4月13日に午後7時から8時の1時間番組になった。

概要

この番組は、クイズ番組という形を取ってはいるものの、バラエティー色が強かった。一例を挙げれば、所やスタッフが加賀まりこをあからさまに贔屓したり、逆に男性レギュラーを冷遇するなど。いわゆる「お約束」や「おふざけ」であるテンプレート:要出典

特に30分時代は、クイズの正解があらかじめ視聴者のみにテロップで公開されることが多く、視聴者が一緒に考えるというより、出演者のリアクションを見て楽しむことに重点が置かれていた。

番組開始から1990年10月頃までは視聴率的に伸び悩んだ。しかし、1991年初頭頃から視聴率が上昇し始め、時には20%近くの数字をとるようになった。また、同番組の前枠『追跡』が終了することになり、1994年4月13日に水曜日19:00スタートの1時間放送に拡大した。

1時間化後さらに番組の人気は上昇し、1994年末の特番では最高視聴率24.1%を記録。しかし、1995年春頃から徐々に視聴率が低迷し、1996年6月に番組は終了し、『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』に引き継がれる形となった。発展的終了であるため、当日の新聞ラテ欄には最終回の表示が付けられていなかった。


30分時代のルール

街角の人々にあらゆることをしてもらい、“何と言っているでしょうか”“何を触っているでしょうか”など、早押しで答える形式がメイン。

  • 解答者は5組(スペシャルゲスト含む)。
  • 正解者は得点として金色のヤシの木が1本貰える(ラストクイズは倍の2本)。
  • お手つき・誤答は1回休み。
  • 所スペシャル(通称:トコスペ)・・・早押しで解答権を得た際、まれにファンファーレが鳴ることがある。また、テレビ画面には、所スペシャルのロゴが登場する。その時に正解すると、ヤシの木を2本(最終問題は4本)獲得できるというシステム。ほとんどはスペシャルゲストチームが押したときに登場していた。所は「100万回に1回の確率で登場する」と言っていたが、実際は週に0~2回ほど登場した。

30分時代の主なクイズ

スペシャルゲストクイズ

第1問「スペシャルゲストクイズ」
5枠ある解答者席の3枠目がスペシャルゲスト(スペゲス)席で、所の「衝立お願いしまーす」の掛け声でその両側に壁から衝立が登場し、他の解答者に見えない状態となった後にゲストが登場する。衝立登場時のBGMYMOの『NICE AGE』のイントロ部分を使用していた。問題はその人物についてのイメージ・感想を街角の人が答えているVTRを見て、早押しでその人物を当てるというもの。途中、「スペシャルゲストさんからのスペシャルヒント」としてゲストのエピソードが語られる。ただし、早押しに入る前に、VTRの最初の一人分を見て第一印象だけで当てるルールがあり、これは解答者全員がフリップに解答を書く方式であった。
第一印象で当たることはほとんど無かったが、加賀まりこがこの時点で正解したことがある(ルー大柴であった。ただし、この時点で正解しても告知などはされず、早押しで正解した者のみが正解者となるルールであった)。加賀は「当たってるじゃない!」と所に言ったが、所は無視して次のコーナーに進めようとした。それでも加賀が騒ぐので、ぞんざいなデザインの人形をプレゼントしたが、加賀は所にそれを投げつけた。
VTR開始時の掛け声は「アタック!(ここでジングル音が入り、引き続き次のセリフ終了までBGMが挿入される)あなたはこの方をどぉー思いますか?×2(BGM終了)どちら様も笑ってヨロシク(ここで所は右手の手首をひねる。『笑って許して!!』で「VTR、回転!」と言いながら手首をひねっていたのと同様)」。正解が出るとファンファーレの後、衝立が収納され、レギュラー解答者と対面する。正解が出た後も、他の特徴的なコメントVTRを紹介することが多かった。その後、3枠には解答者席用セットが設置され、スペシャルゲストは第2問以降の解答者として参加する。
衝立はスタッフによる手動のもの。スペシャルゲストが「衝立を動かすスタッフの人」と言っても、あくまでも所は「あれは番組が開発したアンドロイド」と言い張った。
第2問「スペシャルゲストクイズ2」
5枠目の隣に衝立ができ、そこに2人目のスペシャルゲストが登場する。そして、第1問と同様に街角の声からその人物を当てる。問題が終わると2人目のスペシャルゲストは、当初はクイズに参加せず、問題終了後はサブ司会役として番組に参加していたが、後に問題終了後は3枠のスペシャルゲスト席に座り、1人目のスペシャルゲストとペアで以降のクイズに参加する。
後期は視聴者や観客に分からないようにシルエット形式で出題された。このため、後期は2問目VTR開始時の掛け声が「アタック!(ここでジングル音が入り、引き続き次のセリフ終了までBGMが挿入される。アタック!が割愛されることもあった。)この方は一体だぁーれなんでしょう?×2(BGM終了)どちら様も笑ってヨロシク」となった。問題開始時の所ジョージの掛け声は「ハイビジョン対応未来型カプセル、スイッチオン!」(ちなみに実際に番組がハイビジョン対応になるのは、後継番組の『笑ってコラえて!』で、2006年10月からである。またこの当時、所が三洋電機のBSアナログハイビジョン対応テレビ「帝王」のCMに出演していたことも関係している)。正解が出るとスクリーンを破ってスペシャルゲストが登場する。

週替わりのクイズ

3問目以降は週替わりで数問が出題された。以下に代表的なクイズを列記する。

口風ピューピュークイズ
街の人に口元にブロワーから出る強風を吹き付けつつあるフレーズを言ってもらい、解答者は何を言っているかを当てる。VTR開始時の掛け声は「アタック!(ここでジングル音が入り、引き続き次のセリフ終了までBGMが挿入される。アタック!が割愛されることもあった。)みなさぁーん、×××(ペケペケペケ)と言ってくださぁーい!×2(BGM終了)(どちら様も)笑ってヨロシク」。
はみがきクイズ
幼稚園児に歯磨きしながらあるフレーズを言ってもらい、解答者は何を言っているかを当てる。
他にも様々なタイプのフレーズ当て問題があったが、末期は「ことば当てクイズ」として複数の形式が統合された。(カズーを口にくわえながら、水の中、2人で互いにゴム紐を引っ張りながら、レモンを口にくわえながら等。)
出題されるフレーズは、初期は「バカボンのパパ」や、「ポパイのパンツ」等、2つ程度の単語からなる物だったが、中期から一捻りしたものが出題された。(例えば、「あいうえお かきくけこ さしすせそ」ではなくて、「あいうえお かきくえよ(柿食えよ) さあ、すし(寿司)くえよ」や、「フィリピンのかぜ薬は、非ピリン系。早く飲み台湾。」というフレーズや、「竹やぶ焼けた 高木ブー痩せた?」、「合格電報 どう書く?蓮舫」等、有名人の駄洒落を入れたフレーズを出題。)一時期は出題されるフレーズを視聴者から募っていたこともあった。
らくがおクイズ
みうらじゅん考案の「らくがお」を基にしたクイズ。小学生が有名人の顔写真に落書きをした物を見て、誰かを当てる。正解発表後、みうらじゅんが作品を品評する。
1時間時代には、早書き方式で出題された。得点は勝ち抜けた順に300t、200t、100t、50t、5t。
ゲストの舛添要一にされたらくがおが、あまりにも滑稽だったため「らくがおのスター」と称され、一時期スタジオセットに飾られたこともあった。のちにこれらのらくがおをまとめた書籍も出版された。
通常は江川か鶴瓶のらくがおが例題として出されるが、たびたび江川のらくがおばかり例題として出して、江川は「何で毎週毎週私なんですか」と文句を言ったら所は「面白いから」とあっさり答えた。
クイズ!1位はダメ〜
街の人に「○×な芸能人は?」というようなアンケートを行い、そのベスト10を早押しで解答する。2位を当てるとヤシの木3本、3位を当てると1本。ただし1位を当てると減点。(この時は、「ドカ〜ン!!」と爆発音の後、トニー谷の『あんたのおなまえ何ァんてェの』の囃子歌「♪エライコッチャエライコッチャヨイヨイヨイヨイ」が流される)。持っていたヤシの木は全部没収され、「マイナス」という茄子を模したキャラクターが置かれる(実質、得点が一気にマイナス1点まで下がる。)「マイナス」は、以降の問題で正解すれば取り除かれる。また、当てた順位によっては、ヤシの木1/2本、得点にはならないものの「大入り袋」(当てると賞金。この時は、「ガッポリガッポリガバリとガッポリ」という囃子歌が出る。これは『あんたの - 』のB面『ガッポリ節』の囃子歌)や、ナスのヘタを模した「ナス帽」(これを獲得した回はずっとこれを被っていなければならない。あまりにも早い段階で1位を引き当てた解答者に被せる場合もあった)を獲得。10位以内に入っている場合は「入ッテマス」という合成音声っぽいナレーションが入る。また、所の独断で突然「○位を当てたら巨大ヤシの木(と言っても、1本分の価値しかない)をあげます」と言って、本来なら無得点の順位に点数を設定する場合もあった。

その他、日本語を解しない外国人に日本の歌を歌ってもらって何の歌かを当てるクイズ、尻文字で何を書いているかを当てるクイズ、ジェットコースターに乗ってあるフレーズを言ってもらい、何を言っているかを当てるクイズなど。

1時間時代のルール

  • 解答者は6組(スペシャルゲスト含む)。
  • 得点システムは、重さの単位・t(トン、正式にはポイントン)になった。
  • お手つき・誤答は1回休み(早押しクイズのみ。ただし時限爆弾クイズは除く)。

1時間時代の主なクイズ

早押しクイズは1995年1月頃から(スペシャルゲストクイズを除いて)次第に行われなくなっていった。

スペシャルゲストクイズを除いて1時間時代の全期間(1994年4月 - 1996年6月)で行われていたのはクイズ・普通の人々と時限爆弾クイズのみであった。

第1問・第2問はスペシャルゲストクイズ。30分時代とほぼ同じだが、その人物についてのイメージ・感想を街角の人が答えているVTRやエピソードを見てスペシャルゲストゲストがその時の感情(喜んでいるか怒っているか)をレバーで表すようになった。正解者は100t。

週替わりのクイズ

以下に代表的なものを挙げる。

クイズ!暴走クロス
1995年春頃に始まった。2人1組のクイズ。1人はミニチュア機関車の線路の前に拘束され、目の前には風船が置いてある。線路を走る機関車の前部には針が付いている。もう1人は、縦横2つずつで構成されたクロスワードパズルを解きつつ、機関車が1周して風船を割る前に風船を持ち上げて回避しなければならない。制限時間内に解いた言葉1つにつき50t。ただし、風船が割れたら失格。
後に「クイズ!暴走機関車」と改題され、問題の形式も「山手線の駅名」の様に、テーマに沿ったものを書くというものに変更された。あるテーマを4つ以上書かないと得点にはならない(4つ目より1つ毎に30t)。
なお、このクイズはNHKで放送された『危険信号』をモチーフとしており、同じ日本テレビ系の『おはよう!こどもショー』でも同様の形式として「はらはらマシーンゲーム」があった。フジテレビ系『クイズ!ヘキサゴンII』の「仲間を救え!底抜けドボンクイズ!」も同様の形式で行われている。
クイズ!あれ?どっちだっけ?
1995年1月頃に始まった。徐々に難易度の上がる2択の問題を出題され、5問連続で正解すれば200t獲得。途中で間違えると、専用の解答席の後ろにセットされた巨大な手が倒れて解答者を直撃する。尚、普段は1人で行うが、1995年春&秋のスーパークイズスペシャルでは、3人で行った。その場合、途中で間違えた解答者は、叩かれた状態のまま自分の組が終了するのを待たなければならない。
クイズ!仲間はずれはいけないヨ
1995年春頃に始まった。1対1の対決形式のクイズ。複数の答えのある問題(例:東北地方の県と言えば?)が出題され、それぞれ1つずつ答えの書かれた5つのボックスがある。ただし、1つだけ誤った答えの書いてあるボックスがある。解答者は、正しい答えの書いてあると思ったボックスに入り、紐を引っ張る。正解ならセーフ、不正解なら、頭の上の巨大風船が割れる。
対決に勝つか、2巡して不正解のボックスだけ残った場合は引き分けとして、100t獲得。
地獄クイズ!イメージ10
1994年から始まった。ある芸能人についてのイメージ・印象をアンケートし、ベスト10にしたものを出題。解答者は制限時間内にベスト10の項目を答える。4項目正解で50t、以降さらに正解する毎に50t獲得となる。正解が3項目以下で得点を獲得できなかった場合は、専用の解答席の上にセットされた巨大な足が下りてきて、解答者は頭を踏まれる。
クイズ!レッツゴー順
1995年1月頃に始まった。5つの項目が書かれたカードを、指定された順に並び替える(例:有名人を年齢順に並べる)。並べ替えた後にボタンを押すと、現時点での正解数が表示され、これを手がかりに完全正解を目指す。制限時間内に5つとも正しく並べると100t。コーナー名はレツゴーじゅんから。

これらの週替わりクイズが登場する前(1994年末頃まで)は、「和田勉林家ペー、どちらがダジャレをたくさん言えるか」クイズや、アフリカのとある部族に「酋長にしたいのは?」といった質問をしたアンケートクイズ、30分時代と同様の早押しクイズなどが行われた。

クイズ・普通の人々

1時間番組になったと同時(1994年4月)に始まった。あるテーマに沿って集められた100人の観客から、スタジオ内の100台のパソコンMacintosh LC?)を使ってアンケートを取るというクイズ。

出題形式は、少数意見を当てるもの、多数意見を当てるものなど、問題によって変わる(30分時代に行われていた「1位はダメ〜」のルールで出題する場合も)。

解答者は、基本的にフリップに答えを書いて出す。正解なら100tがもらえるケースが多かった。また、基本的にフリップに書かれた解答と一致していれば正解であるが、近い場合も正解とされていた。

多数意見を当てる場合はアンケート回答と問題解答が同時進行、少数意見はまずアンケート回答・多数意見発表の後、問題解答となる。少数意見の場合、回答内容によって所から回答理由を尋ねられることもあった(席順表及び回答した人の番号が表示される)。

番組アシスタントも登場し、衣装は明るい色のメイド服であった。また、番組放送後のミニ番組「所さんの所」にも出演していた。

時限爆弾クイズ(ラストクイズ)

数種類のクイズが週替わりで出題された。ルールはいずれも同じ。

まず、各解答者の頭上に「時限爆弾」がセットされ、各解答者の間にカンニング防止の衝立が出される。解答形式は早押し早書きクイズ。解答者は、答えが解ったら(声は出さずに)フリップに答えを書いてボタンを押し、所に提示する。正解者は、勝ち抜け順に500t、400t、300t、200t、100t、5t(稀に50t)と得点が加算され、「時限爆弾」が解除される。残り時間が1分を切ってからは、早押しボタンを押してもVTRは止まらなくなり、解答者もボタンを押さずに(押しても可)、直接所に答えを見せる。時間内に答えられない場合は、「時限爆弾」からコールドガスが噴射され、それまでの得点が没収された(通常版では0tになり、スペシャル版では減点)。

また派生版として週替わりのクイズで時限爆弾、没収・減点なしの「時限クイズ」も存在した。

クイズ中流れる曲は、電気グルーヴの『Popcorn』(アルバム『VITAMIN』に収録。原曲はガーション・キングスレイ)。

クイズ共通点をさがせ!
タレントの名前と顔が、次々に表示され、表示されたタレント全員の共通点は何かを当てる。当初はこのクイズが時限爆弾なしで行われており、得点は勝ち抜け順に200t、100t、80t、50t、30t、5tで、時間内に答えられない場合は-200tであった。そのほかは時限爆弾と同じ。
物当てクイズ 僕(私)は何?
ある物に関するヒントを見て、その物は何かを当てる。
物ではなく場所を当てる「私はどこ?」等の兄弟版もあった。
ハヌケBEST10
あるランキングのベスト10の項目が数文字ずつ表示されていくので、それが何のランキングであるかを当てる。
クイズ徹底比較
Aという物・人物とBという物・人物を比較したヒントを見て、解答者はAとBがそれぞれ何(誰)であるかを答える。これも当初は時限爆弾なしで行われていた。
「ダイヤモンドとアーモンド」のようなダジャレや、「松本人志浜田雅功」のような関連の強い項目同士の出題が主であったが、「ケビン・コスナー」と「ビートたけし」のような関連性が不明な出題もあった。

なお、時限爆弾クイズのセットは後継番組の『笑ってコラえて!』の「日本列島ちょっと昔の旅のコーナー」のセットとして使われ、「いってらっしゃい」の合図でボタンを押し、コールドガスが噴射する仕組みに改造されている(改造は1人分のみ)。

トップ賞

  • 30分時代・1時間時代共通で、得点の一番高い人がトップ賞となる。同点決勝はない。30分時代は金貨が降った。
  • トップ賞の賞品を持ってくるときに所のマネージャーが商品に関連する着ぐるみなどを着て登場し、賞品の内容を説明する。所から「それはいいけど、あなたは(何)?」と聞かれて着ぐるみの内容を「○○です」のように説明する。(再び商品を指して)「これは?」(再び着ぐるみなどを指して)「で、これは?」などと数回繰り返して、最終的には所に叩かれる(突っ込みを入れられ、オチがつく)のがパターンとなっていた。
この「オチ」のパターンを細かく見れば、出オチと天丼の組み合わせである。

出演者

司会

レギュラー解答者

セット・解答席の色

  • 30分時代は南国風のセットであったが、1時間時代には銀色を基調とし、黒と黄のゼブラ模様の配された工場風のセットとなった。
  • 解答席の色は以下のとおり。斜体 はスペシャルゲスト席。
5枠制時代
初代
(1989年10月 - 1991年3月)
5 4 3 2 1


2代目
(1991年4月 - 1994年3月)
5 4 3 2 1


6枠制時代

(1994年4月 - 1996年6月)
6 5 4 3 2 1

特番

  • 番組放送開始から間もない1989年12月27日には、この番組の後の午後8時から逸見政孝渡辺正行の司会で放送されていた当時の日本テレビの人気クイズ番組『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』との合体番組『笑ってヨロシクSHOW by ショーバイ!!』が放送されたことがある。得点は『SHOW by ショーバイ!!』のミリオンスロットを使用する他は、クイズを両番組からミックスして出題し、両番組のレギュラー解答者がペアを組んで挑戦していた。この「『SHOW by ショーバイ!!』と他番組の合体」という発想が、後の番組対抗特番(『スーパークイズスペシャル』)の企画へと活かされていった。
  • 30分番組時代の頃の特番では、テレビ朝日で放送していた『100万円クイズハンター』の「ゴールデンハンマー」のパロディで、金のサンマに柄が付いている「ゴールデンサンマー」や、当時所がCMをしていたチャッカマンを金色に塗った「ゴールデンチャッカマン」といったアイテムが登場した。効果はどれも、得点が2倍もらえるというもの。
  • 30分番組時代の頃の特番の最終問題で、上記の「ゴールデンサンマー」を使用した女性チームが所スペシャルの際に正解(つまり、アイテムの2倍に所スペシャルの2倍を掛けた4倍の得点が加算されるはずである)。しかし、この時に所らが「倍の倍の倍~♪」と唄いながら騒いでいたため、正解後8倍の得点が加算されるのではと女性チームが抗議。所もあっさり了承して8倍の得点を女性チームに加算、逆転勝ちしたケースがあった。
  • 特番では、男性チーム(鶴瓶リーダー)対女性チーム(加賀リーダー)の対抗戦であることが多かったが、その際、所は男性チームを「きたないさんチーム」、女性チームを「きれいさんチーム」と名付けようとしたものの、鶴瓶が抗議したため、結局、「こぎたないさんチーム」・「こぎれいさんチーム」になった。また、スペシャルゲストで登場した萩本欽一が「こぎたないさんチーム」を「臭いさんチーム」と間違えたため、その回に限り男性チームは「こくさいさんチーム」となった。


スタッフ

30分時代

1時間時代

  • チーフプロデューサー:山根義紘→桜田和之
  • プロデューサー:吉川圭三
  • 演出:矢坂義之、竹田次彦、柳川剛、小澤龍太郎
  • 構成:豊村剛、そーたに(本名の「摠谷博志」でクレジット)、都築浩おちまさと
  • ナレーター・出題:伊倉一恵

番組ネット局

放送系列は現在の系列。
放送対象地域 放送局 系列 ネット形態 備考
関東広域圏 日本テレビ 日本テレビ系列 制作局
北海道 札幌テレビ 同時ネット
青森県 青森放送
岩手県 テレビ岩手
宮城県 ミヤギテレビ
秋田県 秋田放送
山形県 山形放送 [1]
福島県 福島中央テレビ
山梨県 山梨放送
新潟県 テレビ新潟
長野県 テレビ信州
静岡県 静岡第一テレビ
富山県 北日本放送
石川県 北陸放送 TBS系列 遅れネット 1990年3月まで
テレビ金沢 日本テレビ系列 同時ネット 1990年4月開局から
福井県 福井放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
中京広域圏 中京テレビ 日本テレビ系列
近畿広域圏 読売テレビ
鳥取県
島根県
日本海テレビ
広島県 広島テレビ
山口県 山口放送
徳島県 四国放送
香川県
岡山県
西日本放送
愛媛県 南海放送
高知県 高知放送
福岡県 福岡放送
長崎県 テレビ長崎 フジテレビ系列 同時ネット
→遅れネット
1991年3月まで
1990年9月までは日本テレビ系列とのクロスネット局[2]
長崎国際テレビ 日本テレビ系列 同時ネット 1991年4月開局から
熊本県 くまもと県民テレビ
大分県 大分放送 TBS系列 遅れネット
テレビ大分 日本テレビ系列
フジテレビ系列
遅れネット
→同時ネット
移行時期不明
1993年9月まではテレビ朝日系列とのトリプルネット局[3]
宮崎県 テレビ宮崎 フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
遅れネット
鹿児島県 鹿児島テレビ フジテレビ系列
日本テレビ系列
同時ネット 1994年3月まで
鹿児島読売テレビ 日本テレビ系列 1994年4月開局から
沖縄県 沖縄テレビ フジテレビ系列 遅れネット

関連書籍

「どちら様も!!笑ってヨロシク」 -1996年4月 、日本テレビ放送網より刊行。普通の人々コーナーに出演した人たちの発言をまとめた本。

関連項目

脚注

  1. 1980年4月から1993年3月まではテレビ朝日とのクロスネット局で同年4月以降日本テレビフルネット局
  2. 1990年10月から1991年3月までは遅れネット。
  3. 1993年10月から同時ネット。
  4. ただし、厳密には『目がテン』のほうが開始日が早い(ちなみに、『目がテン』は1989年10月1日に初回が放送された)

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