どうぶつの森シリーズ

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テンプレート:Otheruseslistどうぶつの森シリーズ』(どうぶつのもりシリーズ)は、任天堂コンピュータゲームどうぶつの森』を第一作目とする作品群。

主人公はどうぶつの森に住み、村の中を散策したり、自分の家を家具で住みやすくしたり、他の住人と交流したりと村でのほのぼのとした生活を楽しむことができ、最大4人のプレイヤーが同じ村に住むことができる。

沿革

NINTENDO64(N64)で発売された当初のCMでは、家族や友達と楽しめるコミュニケーションゲームとしてのアピールがされていた。

本作発売当時、NINTENDO64市場は終末期を迎えており(N64に替わる新ハード・ゲームキューブが発売間近であった)、これに加えて全くの新規タイトルだったことや非主流的ゲームジャンル(コミュニケーションを売りとしたノンエキサイティングゲーム)であった事などで注目される要素が少なく、初期出荷本数は絞られひっそりと販売された。
販売後、ほのぼのとした雰囲気を的確にアピールしたCMの出来と、インターネット上を中心とした口コミにより、程なく10 - 20代の女性層に広がりを見せ、どこへ行っても無いという品薄状態を生み出した。その勢いは一時期インターネットオークション希望小売価格をはるかに上回る1万円以上の値段で取引されたほどである。結果として増産分も売れに売れ、一躍人気タイトルに駆け上がることになった。この予想外の人気に、任天堂はソフト不足を露呈していたゲームキューブへのカンフル剤として急遽移植作『どうぶつの森+』を決定する。同年の末、クリスマス商戦用にこれまた異例とも言える早さで移植が行われた。後にカードeリーダー+に対応させたGC版『どうぶつの森e+』も発売された。その後もゲーム雑誌に連載記事が組まれるなど、徐々にだが確実に知名度を伸ばしていった。

2005年11月23日には携帯ゲーム機ニンテンドーDS用ソフト『おいでよ どうぶつの森』が発売。携帯ゲーム機に本作の手軽さは相性が良く、同年の『脳トレ』ブームによりDSユーザーの女性・高齢層が拡大していた事も追い風となり潜在的需要が一気に爆発。結果、発売初週で35万本を達成し日本ゲーム史上における売上上位記録(2009年2月時点で約500万本)を更新。ここに名実ともに任天堂を代表するゲームシリーズとしての地位を確立した。

その後も2008年には第5作『街へいこうよ どうぶつの森』がWiiで、2012年には第6作『とびだせ どうぶつの森』がニンテンドー3DSで発売された。第6作はシリーズ初となる裸眼立体視に対応。発売初週で累計80万本を達成、さらに2週で累計100万本を突破し、第4作『おいでよ~』を遥かに上回る販売推移となっている。このため、第1作と同様の品薄状態を生み出し(※)、社長の岩田聡本人が公式Twitterで今後の出荷情報を告示するという異例の事態となった。

(※)『とびだせ~』のパッケージ版メディアには通常の3DSソフトと異なり長い納期を要するROMカード(SLC-NAND型)が使用されており、これが品薄状態の一因だと公式に発表している。(詳しくは『とびだせ~』の項目を参照)

このほか、『おいでよ~』発売当時にはメディアミックスも行なわれ、コミックアンソロジーの出版や複数の雑誌での漫画連載が行なわれたほか、2006年12月16日にはアニメ映画化。『劇場版 どうぶつの森』の題名で公開された。(詳細はリンク先を参照)

シリーズ誕生の経緯

『どうぶつの森』は、元々64DD用ソフトとして開発されていたものがカセットに移行されたという経緯がある。更に、元はコミュニケーションゲームではなく、ロールプレイングゲームとして開発されていたものであった[1]

企画段階の内容は、(当時としては)大容量であった64DDのデータ保存機能を活かして「一つの巨大な世界を複数人が共有して、各プレイヤーが時間をずらして、一つのゲームを遊ぶ」というコンセプトの元、さまざまな異なる能力を持った動物を操るプレイヤーが迷宮を冒険をしていき、行き詰ったら今度は異なる動物を連れた別のプレイヤーが攻略を試みるという、複数名でコミュニケーションを取りつつ、リレー形式で協力しながら進めるというゲームとなっていた。また、四季を表す広大な4つの島が舞台となる構想であった。

だがしかし、64DDで発売できなくなり、大容量を使った遊びを行うことが不可能となったため、コンセプトの変更を余儀なくされる。その結果、舞台のフィールドは大幅に縮小され村となり冒険を主題とすることができなくなり、元からあったコンセプトである「コミュニケーション性」「動物たちが登場する」「時間差でプレイ(時計機能を活かす事も元から決定されていた)」といった要素を再構成し、現在のシステムとなった。

『e+』以前の作品に採用されていた文字入力システムは64DDの「ランドネットディスク」で使用されていたものを改良し、流用したもの。『おいでよ』以降では、タッチパネル(『街へいこうよ』ではWiiリモコン)を使用するのに適した入力方式に変更されている。また、『街へいこうよ』ではWiiスピークで会話をすることも可能。

シリーズ

タイトル ハード 発売日 国内累計販売本数
1作目 どうぶつの森 NINTENDO64 テンプレート:Flagicon 2001年4月14日 32万5466本(2001年時点)
2作目 どうぶつの森+ ニンテンドーゲームキューブ テンプレート:Flagicon 2001年12月14日
テンプレート:Flagicon 2002年9月15日
テンプレート:Flagicon 2003年10月17日
テンプレート:Flagicon 2004年9月24日
64万1300本(2003年時点)
3作目 どうぶつの森e+ テンプレート:Flagicon 2003年6月27日 21万3797本(2005年時点)
4作目 おいでよ どうぶつの森 ニンテンドーDS テンプレート:Flagicon 2005年11月23日
テンプレート:Flagicon 2005年12月5日
テンプレート:Flagicon 2005年12月8日
テンプレート:Flagicon 2006年3月31日
テンプレート:Flagicon 2007年12月6日
526万9886本(2012年時点)
5作目 街へいこうよ どうぶつの森 Wii テンプレート:Flagicon 2008年11月16日
テンプレート:Flagicon 2008年11月17日
テンプレート:Flagicon 2008年11月20日
テンプレート:Flagicon 2008年12月5日
テンプレート:Flagicon 2008年12月4日
テンプレート:Flagicon 2010年1月28日
126万197本(2012年時点)
6作目 とびだせ どうぶつの森 ニンテンドー3DS テンプレート:Flagicon 2012年11月8日
テンプレート:Flagicon 2013年2月7日
テンプレート:Flagicon 2013年6月9日
テンプレート:Flagicon 2013年6月14日
テンプレート:Flagicon 2013年6月15日
386万本
(2013年4月時点、ダウンロード版含む)

ゲームの概要

※作品ごとの詳細は、前項からのリンク先を参照のこと。

どうぶつ達が暮らしている小さな村で、住民達とのコミュニケーションを軸として生活を楽しむゲームである。各プレイヤーが自分なりのライフスタイルを楽しめるように工夫してゲームシステム全体が設計されており、自由度が高い。

各シリーズとも当面の間は家のローンを返済することが目的となるが、

  • 家具やハニワを部屋に飾る。
  • 昆虫や魚や化石を集める。
  • 服の生地や家具の模様をデザインする。
  • 木や花を植えて美しい村にする。
  • 住民との親交を深める。
  • 目的も無くただただお金を稼ぐ。

など、様々な楽しみ方がある。

『どうぶつの森』はこのような内容で明確なゴールが無いため、スタッフロールはの「とたけけ」のライブを聴くときに見ることができる。

このシリーズは時計機能と連動しており、日付・時刻・曜日・季節等が現実世界と同じように移り変わっていく。その時間や季節によって村の景色や住民の生活も移り変わり、特定の季節や時間にはイベントが開催される。

村には商店と郵便局(DS版とWii版では役場、3DS版ではそれぞれが分岐)と交番(DS版とWii版では関所)と駅(初代とゲームキューブ版と3DS版)があり、村全体には5 - 15人の村人が住む。商店ではアイテムの売り買いが、郵便局ではローンの振り込みや手紙を出すことができる。交番は犯罪を取り締まる等の活動はしていない(そもそもこのシリーズには犯罪という概念が存在しない。)が、落とし物をもらったり来訪者の訪問日を知ったり、また他の村では地図をもらったりすることができる。商店は買い物を重ねるごとにコンビニエンスストアスーパーと改築を繰り返し、最終的には巨大なデパートへと進化を遂げる(DS版では買い物をするごとにポイントが貯まり、一定のポイントに到達するとビギナー、シルバー、ゴールド、プラチナ会員とグレードアップし、全品20%引きなどになったり、模型がもらえたりする)。

『〜+』以降では、博物館と仕立て屋が追加され、イベントのある日には村長(コトブキ)が登場するようになった。博物館は、昆虫、魚、化石、絵画を寄付して展示物を充実させることができる。また、『おいでよ〜』は天文台も追加され、自分で星座を作れるようになった。仕立て屋ではドットを打ってマイデザインを描き、家の絨毯や壁紙やドアプレート、傘や服、看板の絵柄として使用することができる。

セーブをせずに終了またはリセットすると、次回起動時にリセット監視センターの「リセットさん」が現れてプレイヤーを叱るが、『とびだせ〜』では公共事業によって出現させるかさせないかを選ぶことができる。

任天堂の他の作品(『スーパーマリオブラザーズ』や『メトロイド』、『スターフォックス』、『ゼルダの伝説』など)のパロディも多く、家具や衣装を揃えて任天堂キャラに「なりきる」ことも可能である。

部屋作り

プレイヤーは自らの家を持ち、家具や壁紙を購入し自分なりの部屋にカスタマイズできる。家具はベッド、タンス、テーブル、椅子などのほか、盆栽、絵画等、現実世界の部屋に置くことがあるようなものが大半だが、お風呂、トイレ、庭石等少しずれたもの、中には宇宙ステーションや巨大なチェスの駒等、家具とは言えないようなものも含まれている。家具の中にはファミコンもあり、任天堂がファミコン用に発売したソフトを実際に遊ぶことができる(『おいでよ〜』以降ではファミコンは存在しない)。

家具を手に入れる方法は、店で購入する、イベントでもらう、拾うなど様々ある。『どうぶつの森+』以降は手紙にあいことばを書くことにより入手するという方法も追加された。

部屋にラジカセ等の音楽再生用の家具を置けば、「とたけけ」からもらった曲をかけておくことも可能である。音楽を再生できる家具は何種類かあり、その家具によっては曲の中にノイズが入ったりする。また、ハニワを置くと、その種類によって様々なタイミングで音を出す。曲とこの音の上手い組み合わせを考えるのも楽しみの一つである。

置ける家具の数には制限があり、制限いっぱいに家具を置くと、「これ以上置くと床が抜ける」という旨の警告メッセージが出て、それ以上置けなくなる。(Wii版では無くなった。『とびだせ』では制限あり。)

新たにプレイヤーを作ると、ハッピールームアカデミーに入会される。ハッピールームアカデミーとは、部屋のレイアウトを審査する機関である。家具の配置などで点数が上下し、ボーナス点として風水・カラー・雰囲気などが重要とされる。また、ある一定の点数になるとレアアイテムがゲットできる。

お出かけ機能

これは、友達の村に遊びに行くという感覚をNINTENDO64・ニンテンドーゲームキューブ・ニンテンドーDSそれぞれの記録媒体(コントローラーパック、メモリーカード)を利用して実現したもので、他の人の村に遊びに行くことができる。『どうぶつの森』『どうぶつの森+』『どうぶつの森e+』ではおでかけには機関車と駅が利用されていたが、『おいでよ どうぶつの森』以降からは、村にある関所を抜けて直接友達の村に出かけるようになった。この機能をより引き立たせるために、テンプレート:要出典、 村の地形が(ある程度の法則の上で)ランダムで組まれるなどの工夫がなされている。お出かけをしなくてもアイテムコンプリートは可能ではあるが、お出かけした方が格段にコンプリートしやすくなる。

『どうぶつの森e+』はSDカードアダプタに対応しており、写真を撮ったり、その他、パソコンにデータを持っていくことにより、インターネットを介して遠くの人ともお出かけが楽しめるようになった。さらに『おいでよ どうぶつの森』では任天堂の新たなオンラインシステム「ニンテンドーWi-Fiコネクション」に対応し、自宅のインターネット環境や店頭にあるDSステーションニンテンドーWi-Fiステーション)などを使い、遠くの友達の村に遊びに行けるようになった。このソフトが日本における最初のニンテンドーWi-Fiコネクション対応タイトルで、サービス開始もこのソフトの発売日と同日となっている(なお、日本以外では『マリオカートDS』が初の対応タイトルで、2005年11月14日から対応している)。

『街へいこうよ どうぶつの森』ではニンテンドーWi-Fiコネクションを利用して他の村へおでかけができる。また、ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用できる環境が無くてもDSおでかけツールを利用してニンテンドーDSに自分のキャラクターデータを記録し、友達の村にお出かけする、2種類のおでかけ方法がある。

通貨

このゲーム内では、現実世界に流通する通貨(例:日本円)ではなく、ベルと言う通貨が利用されている。またこのベルは、住人からのお礼や採った虫や釣った魚、家具などを売ることにより手に入れることができる。

ベルの稼ぎ方

売る
このゲーム内のもののほとんどは商店・リサイクルショップ(とびだせ)にて売ることができる。みかん・りんごさくらんぼ・桃等をはじめとした木の実・衣服・化石等、一定の値段で取引される。ただし、空き缶・タイヤ等ゴミ及び一部アイテムは、売ることができない(ゴミ回収という形で無料で引き取ってもらう、もしくは有料で引き取ってもらう)。また、釣竿・虫取り網を入手している場合は、それにより捕獲できる魚・虫を売ることで金を稼ぐことが可能。
もらう
住民に依頼ごとを引き受けたり、欲しがっていたものをあげたりするとお礼がもらえる。お金ではないこともあるが、その場合、もらったものを売ればお金になる。何もしなくても話しかける(質問に答えたりする場合もあり)だけで、ものをもらえることもある。関所の落とし物をもらうこともそのひとつである。
拾う
木を揺らすことや、スコップを岩にぶつけたりすることでお金が落ちてくることもある。しかし、むやみに木を揺らすと、蜂(スズメバチ)の巣が落ちてきて、刺される場合もある(その蜂は網で捕獲することができるが難しい)。時々、家具も落ちてくる。また、晴れた昼の時間帯に、一定の確率で風船が飛んでくる場合もあり、それをパチンコ(スリングショット)で打ち落とすと家具が手に入ることがある(もちろんそれを売ることもできる。『おいでよ〜』より)。

カブ

このゲーム内では現実世界のように銘柄は無いが、カブが存在する。カブ(DS版、Wii版ではしろカブ)は現実のかぶと同じように安いときに買い、高いときに売ると儲けが出る。カブは日曜日の午前中、村に来ている「カブリバ」というキャラから購入できる(10カブ単位での購入となり、1カブ0~120ベル程度)このカブのグラフィックは野菜の蕪で、株券の株と蕪をかけた駄洒落になっている。このカブは買って1週間経つ、または時間を戻すと腐って売買不能になってしまい、タイヤなどのゴミと同じ扱いになる。このカブは、たぬきちの店で売る(月 - 土曜日。『どうぶつの森e+』までは1日中同じ、DS版以降では午前と午後でカブ価が変わる)と換金できる。食料として自分で食べたり、セイイチというキャラに食べさせることもできる。『おいでよ〜』『街へ~』以降はあかカブという別種類のものも存在し、しろカブと同様カブリバから週に1個のみ購入できる。購入金額は1000ベルだが、地面に植えて「ジョウロ」で水をやると成長し、高額でたぬきちの店で買い取ってもらえる(土曜日まで毎日育てて16000ベルになる)。また、あかカブは一日1回「ジョウロ」で水をやらないと枯れる。『街へ〜』ではかれたあかカブに「ぎんのジョウロ」で水をやると元の状態に戻すことができる。

登場キャラクター

人間は主人公のみで、その他はすべて動物である。 テンプレート:Main

イベント一覧

テンプレート:Seealso

各シリーズを以下のように表記する。イベントが開催される場合は「○」、開催されない場合は「×」で示す。

  • どうぶつの森:第1作
  • どうぶつの森+:第2作
  • どうぶつの森e+:第3作
  • おいでよ どうぶつの森:第4作
  • 街へいこうよ どうぶつの森:第5作
  • とびだせ どうぶつの森 : 第6作

年間を通して行なわれるイベント

イベント 第1作 第2作 第3作 第4作 第5作 第6作
うたの日 × × × × ×
運動会 × × ×
ガーデニング大会 × × × × ×
つり大会 全シリーズで開催
フリーマーケット × × × ×
ホメる日 × × × × ×
ムシとり大会 × × ×

季節ごとに行われるイベント

その他のイベント

イベント 第1作 第2作 第3作 第4作 第5作 第6作
自分の誕生日 全シリーズで開催
住人の誕生日 × × ×
村の記念日 × ×

周辺機器との接続

ゲームボーイアドバンス

ゲームボーイアドバンスと接続すると島の別荘に遊びに行くことができる。島では村にはない特殊な家具や果物、異なる季節の昆虫等が手に入る。また、仕立て屋で接続するとゲームボーイアドバンスでデザインを作ることができる(『〜+』のみ。島は『〜e+』ではゲームボーイアドバンスとの接続によるのではなく、家のローンを払い終えると手に入る)。

カードeリーダー

『どうぶつの森+』と『どうぶつの森e+』はカードeリーダーに対応しており、別売りのカードを読み込むことで珍しい家具が手に入ったりする。『どうぶつの森e+』にはカードeリーダー+が同梱されていた。また、カードeリーダーをカードeリーダー+にグレードアップするキャンペーンも行われていた。

各作品の違い

全部の作品で共通して変化していることは、イベントや施設が変化していること。『どうぶつの森+』では、イベントが増え、新たに博物館・仕立屋が追加された。『どうぶつの森e+』では、イベントや家具・お店の看板などが北米で発売されている『Animal Crossing』の仕様に変えられた。『おいでよ どうぶつの森』では、内容が大幅に変えられ、フリーマーケットなどの新イベントが登場した。また、空が表示されたり、DSのタッチスクリーンを使用した新しい操作方法が採用されたり、すれ違い通信やニンテンドーWi-FiコネクションなどのDSの無線通信機能を使用した新たな通信機能が加わった。施設では、郵便局がなくなり役場が追加されて、駅が関所になっている。新しい作品になるにつれ、虫や魚の種類が増える。また、虫や魚を捕まえるのが難しくなっている(すぐ逃げる、遭遇率が下がった等)。

データの移行

『どうぶつの森+』が発売された際、64版『どうぶつの森』で集めていた家具や服、魚や虫のデータなどが無駄にならないように、任天堂で『どうぶつの森』から『どうぶつの森+』へのデータ移行サービスが行われた。ただし、移行する先に存在しないアイテムは別のアイテムに置き換えられ、資金は持ち越せないことなどの制限があった。

『どうぶつの森e+』ではゲームキューブのメモリーカードを利用して『どうぶつの森+』からプレイヤーの情報やカタログ、虫や魚のデータを移行させることができた。『どうぶつの森+』・『どうぶつの森e+』はセーブデータの容量がとても大きく、メモリーカード59では村の記録だけで容量のほとんどを使用してしまう上に、ファミコンや手紙のセーブデータはゲーム自体のセーブデータとは別に作らなければならない[10]。このため任天堂では『〜e+』においてはメモリーカード251の使用を推奨している。なお『〜+』にはおまけデータ入りのメモリーカード59が付属している。

『街へいこうよ どうぶつの森』では、前作『おいでよ どうぶつの森』から自分のキャラクターの顔と名前、カタログの一部を引き継ぐ事ができる。引き継いだ後も『おいでよ どうぶつの森』からそのキャラクターがいなくなることは無い。

なお、『おいでよ どうぶつの森』・『とびだせ どうぶつの森』では前作からのデータ移行ができない。タイトルにある「よその村から引っ越し」という項目は、同じ作品の違う村(違うソフト)にキャラクターを移動させる機能である。

漫画

どうぶつの森 ホヒンダ村だよりあべさより
小学館の学年別学習雑誌』、『ぷっちぐみ』にて連載。『どうぶつの森+ ホヒンダ村だより』の名前で連載されていた時期もあった。
みんなのどうぶつの森』こやまゆき
『小学館の学習雑誌』の、『ホヒンダ村だより』が掲載されていない学年で連載されている。
『おいでよ どうぶつの森 とんぼ村だより』→『街へいこうよ どうぶつの森 とんぼ村だより霜風るみ
ファミ通DS+Wii』の別冊付録『ファミ2コミック』にて連載。
『どうぶつの森+ ぷりん村日記』まつやま登
『月刊ニンテンドーキッズ』2001年12月号、2002年4月号から2003年2月号(同誌最終号)にかけて連載された。単行本が1巻発売されたが、後半分は単行本化されていない。
おいでよ どうぶつの森 〜ペッパー村のナッツ!〜矢高鈴央
月刊コロコロコミック』(小学館)2006年7月号から2007年2月号にかけて連載された。
おいでよ どうぶつの森 〜しあわせ通信〜森江真子
ちゃお』(小学館)2006年10月号から2007年12月号にかけて連載された。
『みんな森の物語』大賀一五
デンゲキニンテンドーDS』で2009年1月号まで、『キャラぱふぇ』にて連載。
街へいこうよ どうぶつの森 〜たんぽぽ村だより〜』森江真子
『ちゃお』2009年1月号から連載中。
『街へいこうよ どうぶつの森 あつまれ!こもれび村』村上ゆみ子
2009年2月号から『デンゲキニンテンドーDS』に連載中。
『とびだせ どうぶつの森』コーヘー
別冊コロコロコミックにて連載中。

映画

『劇場版 どうぶつの森』
2006年12月16日に公開された。『おいでよ どうぶつの森』を原作として作られている。
テンプレート:Main

他のゲームへのゲスト出演

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
大乱闘スマッシュブラザーズDX2001年ニンテンドーゲームキューブ用ソフト)
任天堂のキャラクター図鑑を兼ねた収集要素「フィギュポン」で入手できるガチャポンフィギュアとして登場。とたけけ、リセットさんなどがある。
大乱闘スマッシュブラザーズX2008年Wii用ソフト)
アイテムとして「おとしあなのタネ」が、ステージとして『おいでよ』をモデルとした「すま村(この名称はシリーズの略称である『スマブラ』とかけた駄洒落)」が登場。また、ゲストキャラクターが登場して援護してくれる「アシストフィギュア」の1種類としてリセットさんが登場している(ただし、敵味方お構いなしの効果で援護ではない上に出現時間が1分以上とかなり長い。更には出現している間はアシストフィギュアは勿論、スマッシュボールも出現しなくなる)。『DX』と同様に「フィギュア」、過去のゲームの公式イラストをステッカー化した「シール」などでも一部のキャラが登場。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U2014年発売予定・ニンテンドー3DSWii U用ソフト)
プレイアブルキャラクターとして「むらびと」が参戦。従来のシリーズのプレイヤーキャラクターをモチーフとしたデザインになっている。パチンコ植木鉢ボウリングの球などで攻撃したり、雑草やカブを引っこ抜いたり、木を伐採したりして攻撃する。復帰技にバルーンファイトをモチーフとしたものを使用している。最後の切り札は「ゆめのマイハウス」で、たぬきちが建てた家を爆破し、爆風に巻き込んだ敵に特大ダメージを与えて吹き飛ばす。
「街と村」という、wii版をモチーフにしたステージも登場している。
星のカービィ ウルトラスーパーデラックス(2008年・ニンテンドーDS用ソフト)
ゲームモード『洞窟大作戦』で手に入るお宝の1つとして「金のジョウロ」が登場。『星のカービィ スーパーデラックス』からリメイクの際、「ふゆのおもいで」から差し替えられる形で登場している。
わがままファッション GIRLS MODE よくばり宣言!(2012年・ニンテンドー3DS用ソフト)
グレースがとびだせ どうぶつの森の世界からとびだし、ブランド名「Gracie Grace」のアイテムが配信された。また、ブランド名「CLUB444」から「DJ K.KのTシャツ」が配信された。
Nintendo Land(2012年・Wii U用ソフト)
対戦型のアトラクション『どうぶつの森 キャンディーまつり』として登場。どうぶつになりきったMiiがキャンディーを集めて逃げる逃走役、モンバンさんがどうぶつチームを追いかける鬼役の鬼ごっこ型のミニゲーム。ゲーム中の音楽は原作をアレンジしたものが使用されている。

受賞

第18回AMDアワードで「とびだせ どうぶつの森」が優秀賞を受賞[11]

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:どうぶつの森 テンプレート:任天堂

テンプレート:Asbox
  1. テンプレート:Cite web
  2. 2.0 2.1 村にキャンプ場があると発生。
  3. イベント自体はないものの、チョコレートなどが手紙で届く。(ファミ通DS+Wii 2013年1月号より)
  4. イベント自体はないものの、母からの手紙が届く。(ファミ通DS+Wii 2013年1月号より)
  5. 『e+』では6月から8月にかけて、『とびだせ』では冬以外の時期ならいつでも開催される。
  6. イベント自体はないものの、父(または母)からの手紙が届く。(ファミ通DS+Wii 2013年1月号より)
  7. 7月から8月にかけて開催される。
  8. 商店街に園芸店がオープンしないと、開催されない。テンプレート:Cite web
  9. 十五夜、十三夜で二回開催される。
  10. 『〜+』の手紙のセーブデータはゲーム自体のセーブデータとセットになっている。
  11. テンプレート:Cite web