きらきらうえつ

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テンプレート:列車名

きらきらうえつは、東日本旅客鉄道(JR東日本)新潟支社が、新潟駅 - 酒田駅象潟駅間を白新線羽越本線経由で運行する快速列車。なお、専用車両についてもこの愛称が与えられているが、本項目では主に列車について扱う。

専用車両「きらきらうえつ」についてはジョイフルトレイン#きらきらうえつ国鉄485系電車#ジョイフルトレインも参照。

概要

新潟駅上越新幹線に接続し、新潟県下越地方、山形県庄内地方を走行する臨時列車である。列車名は「きらきらうえつ」であるが、車両のロゴタイプには「き・ら・き・ら うえつ」と、「きらきら」に中黒が挿入される。

運用

専用編成により、主に土曜日・休日を中心に運転される。新潟 - 酒田を1往復する形態での運用となっているが、5 - 10月には象潟へ延長運転される。また、2012年7月28,29日と2013年11月23日 - 同年12月28日までの土曜日については、さらに羽後本荘まで延長運転された。

「乗ってうれしい・降りて楽しい」というキャッチフレーズが示す通り沿線観光が主眼に置かれ、停車各駅からの観光コースも設定されている。

臨時運用

専用車両は「きらきらうえつ」以外に臨時列車や団体列車に使用されたこともある。臨時列車は以下を参照。 団体列車では武蔵野線経由で京葉線東京北陸本線湖西線を経由してJR西日本京都に入線した実績がある。

使用車両

快速 きらきらうえつ
テンプレート:TrainDirection
1 2 3 4
P L T P
クハ484-702 モハ484-702 モハ485-702 クハ485-701
記号凡例
指=普通車座席指定席座席車
P=展望ラウンジ
L=ラウンジ
T=ミニビュッフェ「茶屋」
※=多目的室

新潟車両センター所属の485系電車700番台「きらきらうえつ」専用4両編成。

  • 座席車は1・3・4号車で全車普通車座席指定席
  • 2号車は和風ラウンジ・ミニビュッフェ・沿線情報や観光案内などの提供コーナーを設置。
  • 先頭車にはパイプベンチを備えた簡易展望スペースを設置。
  • 全車禁煙。
  • 落成当初の客室窓ガラスは色が濃かったが、不評であったことから程なく透明性の高いものに交換。

テンプレート:-

停車駅

新潟駅 - 豊栄駅 - 新発田駅 - 村上駅 - 桑川駅 - 勝木駅 - 府屋駅 - 鼠ヶ関駅 - あつみ温泉駅《 - 羽前大山駅》 - 鶴岡駅 - 余目駅 - 酒田駅( - 遊佐駅 - 吹浦駅 - 象潟駅《 - 金浦駅 - 仁賀保駅 - 西目駅 - 羽後本荘駅》)

  • 括弧内は、7月より10月までの土日を中心に延長運転。二重括弧内はそれぞれ特定日に臨時停車又は延長運転。

車内販売

全区間で日本レストランエンタプライズ (NRE) 新潟営業支店が車内販売を担当。

沿革

  • 2002年(平成14年)4月 下り、着地型ダイヤでの運行を開始(通称「さざなみダイヤ」)。新潟から鶴岡まで運行し、村上まで回送した後に酒田まで再度下り列車を運行するというもの。しかし、ダイヤが煩雑で利用者から不評だったことから、10月限りで設定は消滅した。
  • 2003年(平成15年)6月 象潟への延長運転を開始。(土曜日は上り、日曜日は下り)
  • 2004年(平成16年)3月 白新線豊栄新発田に新規停車。
  • 2005年(平成17年)7月 土・日とも象潟まで往復運転されるようになる。
  • 2006年(平成18年)
  • 2009年(平成21年)
    • 3月 喫煙ルームの使用が停止され、全車禁煙となる。
    • 6月 横浜開港150周年を記念し、「きらきらヨコハマ」号として横浜 - 小田原間を運行。
  • 2012年(平成24年)
    • 4月14日、5月26日、6月30日、7月28日、29日に限り羽後本荘発着となる。
  • 2014年(平成24年)
    • 3月1日きらきら情報コーナーを設置[1]
    • 6月15日から9月13日に限り羽前大山に臨時停車となる。

関連項目

外部リンク

テンプレート:JR東日本のジョイフルトレイン テンプレート:日本海縦貫線の列車

テンプレート:東日本旅客鉄道新潟支社
  1. [1]