かるが浜駅

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テンプレート:駅情報

ファイル:かるが浜駅ホーム01.jpg
広島方面を望むホーム(2009年6月25日)
ファイル:Gate of Karugahama Station.JPG
2番線の線路下に位置する改札口
(2009年8月17日)

かるが浜駅(かるがはまえき)は、広島県呉市狩留賀町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)呉線

駅構造

島式1面2線のホームを持つ築堤上の高架駅。呉線内で唯一の一線スルー配線の駅で、1番線が上下本線、2番線が上下副本線である。安全側線は1番線呉側、2番線広島側に設置されている。

呉駅管理の無人駅であるが、入口に自動券売機とバー開閉式でない簡易式の自動改札機がある。ホームへはそこから階段を登るとたどり着ける。

のりば

1 呉線 上り 竹原方面
呉線 下り 海田市広島方面
2 呉線 上り 竹原方面 (待避時のみ)
呉線 下り 海田市広島方面 (列車交換時)
  • 1番線が直線になっており、海側に2番線がある。右上の写真では手前側が2番線、奥側が1番線である。
  • 原則、列車は呉方面・広島方面ともに1番線を使用するが、行き違いをする場合は、呉方面の列車は1番線、広島方面の列車は2番線を使用する。[1]
  • 通過列車は呉方面・広島方面ともに1番線を通過。その際、対向列車がある場合は2番線で待避する。[2]

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである。[3]

年度 1日平均
乗車人員
1999年 164
2000年 179
2001年 180
2002年 211
2003年 209
2004年 236
2005年 258
2006年 278
2007年 290
2008年 272
2009年 278
2010年 284
2011年 299
2012年 294

駅周辺

  • 狩留賀海水浴場(2番線側)
  • 国道31号(2番線側)
  • 呉市立吉浦中学校(1番線側)
  • 広電バス「狩留賀」停留所

歴史

  • 1921年大正10年)3月15日 - 野間八郎、夏季狩留賀海水浴場開場の期間 汽車を臨時停車させる様に門司鉄道局局長(小平保蔵)宛に申請書を提出。
  • 1927年昭和2年)2月 - 「狩留賀仮/臨時停車場(旧かるが浜駅)」設置の件を門司鉄道局に対して請願。同年4月12日でもって、請願は否認される。
  • 1928年(昭和3年)
    • 7月6日 - 狩留賀町に狩留賀仮/臨時停車場の設置許可が下りる。
    • 7月10日 - 野間八郎が呉商工会議所を通じて門司鉄道局に4000円の設備費寄付を条件に申請していた狩留賀仮/臨時停車場が開業。(※毎年8月31日まで開設)
      • 料金は呉駅 - 狩留賀仮/臨時停車場まで大人10銭、小人5銭。回数券であれば、大人2円、小人1円、各25回券であった。狩留賀浜仮/臨時停車場は、狩留賀川の西側 海に沿って幅2m、長さ170 - 180mのコンクリートでもって造られていて、出・改札口は停車場の東側に設置された。
    • 7月12日 - 停車場開設の祝賀会が同日午後2時から海水浴場内大広間において各界の名士を招いて行われる。
  • 1952年(昭和27年) - 接収解除により狩留賀仮/臨時停車場が再開される。
  • 1955年(昭和30年) - 狩留賀仮/臨時停車場(旧かるが浜駅)から駅舎が取り除かれる。
  • 1967年(昭和42年)8月1日 - 狩留賀仮/臨時停車場、廃止。
  • 1999年平成11年)2月7日 - 「かるが浜駅」開業(復活)。
  • 2003年(平成15年)10月1日 - ダイヤ改正により、1本のみ存在した2番線で待避する上り列車廃止。
  • 2006年(平成18年)3月18日 - ダイヤ改正により、当駅で快速安芸路ライナー同士の交換を行うようになる。
  • 2007年(平成19年)

隣の駅

西日本旅客鉄道
テンプレート:Color呉線
テンプレート:Color快速「通勤ライナー」・テンプレート:Color快速「安芸路ライナー」
通過
テンプレート:Color普通
吉浦駅 - かるが浜駅 - 天応駅

備考

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

テンプレート:呉線
  1. 2003年10月1日のダイヤ改正までは、午前6時39分頃に呉方面普通列車(当時の148M広行)が2番線に入線し、広島方面快速列車(当時の5621M由宇行)が1番線を通過するダイヤが組まれていた。
  2. 2006年3月18日から、日中の広島方面快速安芸路ライナーは2番線に運転停車の上、呉方面快速安芸路ライナーの1番線通過待ちを行っている。
  3. 出典:呉市統計書