からす座

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テンプレート:Infobox Constellation からす座(烏座、Corvus)は、トレミーの48星座の1つ。

日本では春の南の空に見ることができる星座で、β星γ星δ星ε星の4つの3等星で構成される四角形の特徴的な並びは、比較的目立つ。

主な天体

恒星

テンプレート:See also

  • α星:アルキバは、4等星。
  • γ星:Gienah

星団・星雲・銀河

からす座には顕著な天体があまりない。

  • NGC 4038およびNGC 4039(触角銀河):アンテナ銀河とも呼ばれるハート型の変わった形の銀河。これは衝突する2つの銀河から成ると考えられている。

神話

古代ギリシャのオウディウスによると、カラスはアポロンの使いの鳥であった。当時は真っ白できれいな鳥で、人の言葉を喋っていた[1]。ところが、このカラスは、アポロンの恋人コローニスが別の男と密会しているという誤った情報をアポロンに伝えた。カラスがうっかり者だったという説と、カラスがうそつきだったという説がある。アポロンは現場に行き、人影を確認して矢を放ったところ、間男などはおらず、射殺した相手は当の恋人コローニスであった。コローニスは、腹にいるアポロンの子を無事育てて欲しいと告げ息を引き取った。この子は無事育ち、後にへびつかい座になった。この後の詳細はへびつかい座およびアスクレーピオスを参照のこと。カラスは罰として真っ黒に染められ、二度と人の言葉を喋れないようにされたのち、天上に追放され、星座となった。

出典

  1. テンプレート:Cite web

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