いじわるばあさん

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テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible listsいじわるばあさん』は、長谷川町子による日本4コマ漫画作品。雑誌『サンデー毎日』(毎日新聞社)にて、1966年(昭和41年)1月2日号から1971年(昭和46年)7月18日号まで連載された。『サザエさん』と共に長谷川町子を代表する作品の一つである。「いじわるばあさん」または「意地悪ばあさん」のタイトルで数回、テレビドラマ化やテレビアニメ化された。

解説

アメリカに『意地悪じいさん』(著者・ボブ・バトル)という意地悪なおじいさんを主人公とした作品があり、1956年から1962年まで雑誌『漫画読本』(文藝春秋)に翻訳した版が連載されていた。これに触発されて誕生した[1]ことを、作者の長谷川は『サザエさんうちあけ話』などで語っている。本作品にもイギリスに旅行に行った際にそれらしき人物が登場する。

当時の長谷川は朝日新聞の『サザエさん』の連載と共に、『サンデー毎日』で『エプロンおばさん』を連載していたが、双方の作品に共通するヒューマニズム色の強い作風に飽きを感じていた。そのような中で、『サンデー毎日』の新年号に8ページの漫画を依頼されて執筆したのが「いじわるばあさん」である。主人公を女性に変更したのは、『いじわるじいさん』を読んで「おバァさんのほうがグッと迫力あるのになァ」[1]と感想を持ったことに由来する。その反響を見て連載を依頼しに来た『サンデー毎日』の編集長と話し合った末、1年後の1966年に連載を開始した[2]。単行本の初版はサザエさんのそれよりも発行部数が多く、読者の側もまた、ヒューマニズムに飽いた人が多かったのだろうと、作者は『サザエさんうちあけ話』で述べている。

テレビドラマやテレビアニメ化された中でも、特に青島幸男主演のテレビドラマは人気が高かった。ただし、長谷川は漫画作品とは別と考えており、「あれは青島幸男による青島ばあさんです」と述べるなど、アニメの『サザエさん』同様テレビでの登場を快く思っていなかったらしく、漫画でもテレビドラマに出ている青島幸男を伊知割石が批判するというエピソードがある。

昭和40年代にして、高齢化社会ならびに老人介護の問題点を取り上げた話も存在する。石自身、度々老人介護施設の職員やヘルパーを相手に意地悪を仕掛けている。

アメリカでも、「Granny Mischief」というタイトルで翻訳・出版されて人気を博した。出版の際には、一部のコマが左右反転された。

2001年度の立命館中学校の入試問題で出題されたことがある。

単行本姉妹社から全6巻が出版されていたが、1993年に姉妹社が解散して絶版となった。現在は「サザエさん」と同様、朝日新聞出版朝日新聞社の出版事業)から文庫本として全4巻が出版されている。但し、文庫版では姉妹社版で掲載された作品の一部が、ページの都合などで割愛されている。

ドラマ、アニメ共にソフト化されていない。これは町子と遺族等の意向によるものである。

登場人物

伊知割 石(いじわる イシ)
本作の主人公。数々の意地悪やいたずらで人々を困らせるのが生きがいの老婦人。意地悪の対象は家族や知人、通行人など見境なく、家族や町の人々からは非常に疎ましく思われている。家族や知人から善意を向けられることも少なくはないのだが、石はそれをないがしろにする態度をよくとる。本人曰く「子供と動物には寛大」とのことだが、実際は動物には優しいが子供に対しては容赦ない。他人を不愉快にさせたり、自らの利益を目的としての意地悪がほとんどである。しかし、時には工事現場の作業員のベルトをハサミで切ってズボンが落ちるようにしたり、バナナの皮で転ばせた女性のスカートをずらしたりする等セクハラに繋がる行動になったり、また時には意地悪を通り越して犯罪同様の行動になったり、裏目に出て人助けに繋がったりするなど意地悪の結末のバリエーションは豊富である。また、自分が意地悪をする前に他人の意地悪に合ったり(大抵は罵声を浴びせたり仕返しをしている)、意地悪をしようとして自分が酷い目に遭ったり後悔する事もある。飼い犬に人間への意地悪を仕込んだり、子供にお駄賃を与えて意地悪の代役を依頼することもある。
時には自分からいい事をしようとしたり正義感を垣間見せることもあり、窃盗や密航などの犯罪行為を未然に防いだり、犯罪者を発見する仕掛けを仕込んだりと活躍する。もっともこれらの行為の目的が犯罪者を屈服させたいという自身の愉悦のためであることも多い。
夫とは結婚後20年でに死別。夫は石曰く家庭を顧みない関白亭主であったようだが、当時を知る関係者からは逆に石の恐妻ぶりが語られている。普段は長男である順一の家族と生活しているが、家族は石の意地悪に悩まされているため、次男シゲルと三男トシアキの家庭に回されたり、老人ホームに預けられることもあるが、すぐに順一の家庭に戻っている(石の押入れには大量の老人ホームの看板があることから、老人ホームでも意地悪をやらかしては閉鎖させる、または道場破り的に看板のみ取り上げるということをやってきたようである)。建国記念の日に大反対だが、この日は自身の結婚記念日であるため、それを祝って国旗を掲げる(その際隣人である老翁から「結婚相手がいたのか」と馬鹿にされ、憤慨した石は老翁にホースで水を浴びせた)。
同年代の男性たちとの交際も多く、ボーイフレンドたちとデートを楽しむこともあるが、彼らが浮気をした際には容赦なく仕返しをしている。その際には通常50kgはあるマンホールのふたを持ち上げる等、常人離れした力を発揮することもある。
年齢は、連載時の年代や回想シーンで結婚適齢期に結婚・出産したことから推察すると、明治20年代生まれの75歳くらい(作品内でも「明治生まれ」と石みずから称しているが、2011年1月28日の市原悦子主演の実写版では昭和10年生まれで放送当時で75歳前後)。また娘時代に女学校に通っていたことや、書生が住み込んでいるような家庭で育っていることから、裕福な生まれのインテリ女性であると考えられる。これに加え、血縁関係者達もみな社会的地位・収入の高い職業についていることから、庶民的な『サザエさん』よりも長谷川にとって自分の境遇に近く執筆しやすかったと考えられる[3]
一度交通事故で死んだ事により地獄に行ったが、罪人を懲らしめていた鬼を金棒で殴りたしなめ、閻魔大王に「この婆さんは地獄では預かりかねる」と言われ生き返る。一方でデパートの清掃員に親切で500円を渡して本人曰く「天に善行を積んだ」際、天国から見ていた神様は(この程度で今までの行為をチャラにできないので)天国の入り口に来たら500円払って追い返すよう天使らしき人物に指示されている。天国に行けば追い返され、地獄に行けば蘇生するため不死であるともとらえられる。また、通り魔に遭った事も何回かあり、その内1回は面通しのため、容疑者(石に恨みを持っていた人達)が警察署の外にまで長蛇の列をなしていた。
たいていの人間は石のいじわるに引っかかっているが、逆に騙し返したり、道を聞いたとき石が方向を教えると(反対のほうを教えた)逆方向に行ったりするなど、石のいじわるに警戒する人も多くなっている。
伊知割 順一
石の長男。石の意地悪の主な被害者。中流以上の比較的裕福な家庭を築いている。石のことを家庭で養っているが、家族全員が石のことを疎ましく思っている。54歳[4]サラリーマン(部長職)。ミチコとの間に二男一女。死んだ父親の遺言で、仲人口を信用するなと言われたため、妻とは恋愛結婚している。その甲斐あってかミチコとの仲は基本的には良好であるが、ホステスと浮気をしている様が石の反射テストなどで明かされその度にミチコにひどいめにあわされる。あだ名は「三太」。
伊知割 ミチコ
順一の妻。順一同様、石の意地悪の主な被害者。石の見ていない場では順一とラブラブな一幕を見せることも。度重なる意地悪から石のことを疎ましく思っているが、それでも石に好意的に接する一面もある。
順一の子供達
長男は大学生のマコト、長女は高校生のサナエ、次男は小学生のツトム。彼らも孫でありながら石の意地悪の被害者となることが多く、石との仲はあまり良好とはいえない。1996年のアニメ版のツトムに関しては、石と行動をともにすることが多く、それなりに仲が良い。
伊知割 シゲル
石の次男。開業医。石の息子たちの中でも特に裕福そうな生活をしているが、石には客の少ないことをぼやかれている。順一から石を預かることもあり、その際には石が家庭や病院内でお構いなく意地悪を働くことから頭を悩ませている。それでも、体調が悪そうな石を診察したりするなど石のことを心底嫌っているわけではなく、石も深夜に急患が出たりと休む間のない開業医のつらさを思いやるなどシゲルを心配する場面がある。病院の設立資金は妻の実家に出してもらっており、妻に頭が上がらない上に看護師たちにも軽くあしらわれている。19歳の時までおねしょをしていた。一度脱税をしたことにより国税局の取り調べを受けた事がある。
シゲルの妻
シゲルの病院の設立資金は彼女の実家から出ているらしく、裕福な家の出身らしい。夫は彼女に頭が上がらず、夫に嫌味を言う場面がみられる。石を家で預かっている時期には石の意地悪に被害にあう。
伊知割 トシアキ
石の三男。某少年雑誌(週刊少年サンデー)売れっ子の漫画家。妻とまだ赤ん坊の子供がいる。トシアキの4コマ漫画を読んだ石は大笑いしており(その際自身をつねってトシアキの前では笑いをこらえていた)漫画家としての腕は確かなようである。順一やシゲルと比べると石に甘える一面を見せたりと石の事を嫌っている様子は少ないが、それでも順一とシゲルと共に石の押し付け合いをしている。
トシアキの妻
若々しい外見。石のことをそこまで嫌っている様子はない。
石の四男
名前不明。新婚であり、新妻とともに登場するが、登場は1回のみ。ナポレオン酒が好物。
石の妹
名前不明。学校の理事長。入試結果発表に不合格者の番号を貼り出し合格と勘違いした当人たちを一転絶望に陥れるなど姉譲りの意地悪。その際、周りの人間から意地悪ばあさんの妹ということが語られており、石の知名度が高い様子がうかがえる。石の亡き夫が出征する際に「君を選べばよかった」と言われたことで、それ以来、生涯独身を貫いているということを語っているが、実際は人に言えない恥ずかしい病気持ちで、それが原因で結婚相手が現れなかったと姉から暴露されている。好物はパイナップル
石の夫
名前不明。故人。石曰く、大酒飲みで博打などをするので、自分は夫が自身の悪さに目覚めるまで非常に苦労したと語っている。しかし、順一と妹は、「意地悪さゆえ貰い手が無い石の嫁入りさせるために、石の両親が仲人を説得して、石と結婚することになってしまい、意地悪に泣かされた」と明かしている。盆の日に、石が夫について、『浮気者の大酒飲みで家で暴れられた』と怒っているとき、順一がお盆だからと宥めている。その頃地獄では、石の夫だけが、この世へ帰らず閻魔大王と将棋をしているというエピソードがある。また、命日には石は海苔巻など夫の嫌いだった食べ物をわざわざ仏壇に供えている。
実在の人物
『サザエさん』とは異なり作中には実在の人物が登場しており、中には石の意地悪の対象になることもある。以下の人物が被害に遭っている。
  • 1964年東京オリンピックの記録映画がその内容を巡って議論を呼んでいたときに、偶然喫茶店に居合わせた総監督の市川崑に聞こえるよう石がわざと映画を酷評する作品が掲載された。石は喫茶店に入り市川を見つけるまでは映画を絶賛していた。
  • 婦人参政権不要論を唱えた石川達三と間違えて松本清張の執筆を妨害した。
  • 作者の長谷川自身も何度か登場。漫画のコマの書きかえができるという作者の特権を利用して自宅の庭で行水をしていた背景を街中に書きかえるなど石にいじわるをしたが、休載が続いた際には反対に石にやりこめられた。編集部に対しても一部を描かずにオチが成立しない漫画を入稿して編集長と担当編集者を悩ませ、結果担当がキレ気味に完成原稿を持って印刷所へ走るという「オチ」の作品もある。
ドラマ版の主人公青島幸男が登場した回については下記を参照。
また、一度だけサザエさん一家と共演したことがある(石が水筒を崖から落っことしてしまった時、知らぬ仲ではないと水筒の飲み物を分けてくれるという役回りとして登場。但し石は「不潔だから」ということで水筒の中身でコップを何回もゆすいでは中身を減らすという意地悪をやった)。

書誌情報

  • 姉妹社版単行本 - 全6巻完結。2010年現在はすべて絶版となっている。
    1. 第1巻 ISBN 4784420010
    2. 第2巻 ISBN 4784420029
    3. 第3巻 ISBN 4784420037
    4. 第4巻 ISBN 4784420045
    5. 第5巻 ISBN 4784420053
    6. 第6巻 ISBN 4784420061
  • 文庫本 - 朝日新聞社刊。姉妹社版の全6巻の内容・配列を一部順序を変えた以外はそのままに(タイトル「甥を撮る」だけは表現上の理由により未収録)、全4冊に再編集したもの。すべて1995年11月1日発行。2010年現在でも入手可能。
    1. 第1巻 ISBN 4022609966
    2. 第2巻 ISBN 4022609974
    3. 第3巻 ISBN 4022609982
    4. 第4巻 ISBN 4022609990
  • 上記朝日新聞社版の全4巻をまとめたものが、長谷川町子全集の第24巻,第25巻にも収録されている。
    1. 長谷川町子全集24 ISBN 4022570946
    2. 長谷川町子全集25 ISBN 4022500954

テレビドラマ

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青島幸男版 (1)

  • 1967年9月26日 - 1969年9月25日 モノクロ・C.A.L制作・よみうりテレビ日本テレビ系)
  • 主演 - 青島幸男 → 古今亭志ん馬(8代目) → 高松しげお
  • 主人公の名前は波多野タツ。
  • 原作漫画で、このロケを石(主人公)が見に行って、あまりの意地悪振りに「自分の方が余程器量がいい」と腹を立てるエピソードがある。
  • 讀賣テレビ放送版の主題歌は青島が作詞し、歌も歌っていた。現代では差別用語と解釈される言葉が歌詞に含まれており(ここらでちょっとツンボになっちゃおう)、一部のカラオケに入っているものは該当部位が伏字になっている。この言葉は、聞こえないふりをする際に使われたものであり、古くは笠置シヅ子買物ブギーにも使われていた。
  • タイトルクレジット部はアニメで、ばあさんが「これから何が始まるかって? 決まってんじゃない! 『意地悪ばあさん』!」と言うと、画面上部にマシンガンの音と共にタイトルが出されるが、違うタイトルなのでばあさんが消し、「意」「地」「悪」「ば」「あ」「さ」「ん」と一文字ずつ出て、最後はばあさんが「ヒヒヒヒヒ!」と笑うという構成となっている。なお最初に出たタイトルは差別用語が入っているらしくテンプレート:要出典、後に『知ってるつもり?!』で「長谷川町子特集」をやった時には、タイトル部がCGで消されていた。

キャスト

スタッフ

サブタイトル

※日付の後ろの名前はゲスト出演者

  1. 追い出し作戦の巻 (1967年9月26日)
  2. 家つき・コブつき・婆アつきの巻 (10月3日 榎本健一
  3. ネコの家出の巻 (10月10日 藤村有弘
  4. にたりの巻 (10月17日 人見きよし、大辻伺郎
  5. 正義の味方の巻 (10月24日)
  6. いじわる交通戦争の巻 (10月31日)
  7. 週末旅行の巻 (11月7日 小栗一也
  8. 三食ひるねつきの巻 (11月14日)
  9. 公明選挙の巻 (11月21日 金井大
  10. やとわれ姑の巻 (11月28日 津川雅彦
  11. ラブレターの巻 (12月5日)
  12. 平和なんか大嫌いの巻 (12月12日 ジェリー藤尾清水元
  13. へそくりこそわが命の巻 (12月19日 ジェリー藤尾)
  14. 地獄へ行きたいの巻 (12月26日 藤原釜足
  15. マンガは敵です!の巻 (1968年1月2日)
  16. サービス教えますの巻 (1月9日 益田喜頓曽我町子長沢純
  17. やっつけろの巻 (1月16日)
  18. 教育ママ賛成の巻 (1月23日)
  19. ばあさんの子守の巻 (1月30日 富士真奈美
  20. 迷惑な奴の巻 (2月6日)
  21. 月給よ上れ!の巻 (2月13日 水森亜土笠置シヅ子
  22. 三ない運動の巻 (2月20日 堺駿二清川虹子
  23. 赤ちゃん騒動の巻 (2月27日 山崎直衛、久里千春
  24. 女ごころの巻 (3月5日)
  25. 人は悪かないの巻 (3月12日 逗子とんぼ、瞳麗子
  26. 対決意地悪じいさんの巻 (3月19日 花沢徳衛
  27. ガッチリの巻 (3月26日 大友純
  28. くたばれ大学生の巻 (4月4日)
  29. 意地悪大賞の巻 (4月11日)
  30. 意地悪ドライブの巻 (4月18日)
  31. くたばれ土地成金の巻 (4月25日 多々良純
  32. 浪人よ大志を抱けの巻 (5月2日 左卜全
  33. 逃げろ!の巻 (5月9日 長沢純)
  34. 女一匹の巻 (5月16日 ナンセンストリオ
  35. オールぶっこわしの巻 (5月23日)
  36. 続・オールぶっこわしの巻 (5月30日 瞳麗子)
  37. 根は親切の巻 (6月6日 南利明
  38. 家出娘大歓迎の巻 (6月13日)
  39. エネルギーをぶっつけろの巻 (6月20日)
  40. 無責任追放の巻 (6月27日)
  41. 人の倖せはブチコワセの巻 (7月4日)
  42. 住宅天国の巻 (7月11日)
  43. ノイローゼの巻 (7月18日)
  44. 強化訓練の巻 (8月1日)
  45. 押売り騒動の巻 (8月8日 大牧護良)
  46. 先祖代々意地悪の巻 (8月15日 玉川良一、逗子とんぼ)
  47. 金の卵の巻 (8月22日)
  48. 有名病の巻 (8月29日)
  49. 大安吉日の巻 (9月5日 鈴木やすし
  50. 拍手かっさいの巻 (9月12日)
  51. 免許皆伝の巻 (9月19日 楠トシエ
  52. 大往生の巻 (9月26日)
  53. にせもの御用の巻 (10月3日 由利徹若水ヤエ子柳亭小痴楽
  54. ウルトラねえちゃん登場の巻 (10月10日 森川信舟橋元
  55. 安全運転願いますの巻 (10月17日)
  56. 本日は晴天なりの巻 (10月24日)
  57. お手伝いさん求むの巻 (10月31日 佐山俊二、楠トシエ)
  58. ああ大芸術家の巻 (11月7日 晴乃チック・タック左とん平
  59. にせもの御用の巻(再放送) (11月14日)
  60. 八方いじめ倒しの巻 (11月21日 谷幹一
  61. 神様!ゴメンナサイの巻 (11月28日)
  62. 二本足バンザイの巻 (12月5日 人見きよし、桂伸治
  63. 国産品愛用の巻 (12月12日 佐伯徹、真理アンヌ
  64. とんだ迷惑の巻 (12月19日)
  65. 一点豪華主義の巻 (12月26日 一谷伸江南利明
  66. ズッコケ正月の巻 (1969年1月2日 楠トシエ)
  67. イジワルの女神の巻 (1月9日)
  68. 男をやめたいの巻 (1月16日)
  69. 火の用心の巻 (1月23日)
  70. ネあげの季節の巻 (1月30日)
  71. ほねおり損の巻 (2月6日 江戸家猫八
  72. 温泉へ行きたいの巻 (2月13日)
  73. 意地悪ばあやの巻 (2月20日)
  74. 角帽対警棒の巻 (2月27日 長沢純
  75. マイカー売りますの巻 (3月6日)
  76. キック・ボクシングの巻 (3月13日 大沢昇大辻伺郎
  77. 一日入学の巻 (3月20日 大泉滉
  78. 意地悪志願の巻 (3月27日)
  79. ヤング・パワーの巻 (4月3日)
  80. いじわる観光旅行の巻 (4月10日 鈴木やすし
  81. 恋の季節の巻 (4月17日 原ひさ子
  82. 続・恋の季節の巻 (4月24日 曽我町子
  83. 男なら勝負しろ!の巻 (5月1日)
  84. 女性上位の巻 (5月8日)
  85. 男ならの巻 (5月15日)
  86. 続・男ならの巻 (5月22日)
  87. セガレ元気になァれ!の巻 (5月29日 舟橋元
  88. さあ殺せ!の巻 (6月5日)
  89. 金さえあればの巻 (6月12日)
  90. あゝ三千万円の巻 (6月19日)
  91. 引越手伝いに行くの巻 (6月26日)
  92. (秘)訓練の巻 (7月3日)
  93. うちの嫁はいい嫁だ!の巻 (7月10日)
  94. 値上げ大サンセイの巻 (7月17日)
  95. ショック・ショック・ショックの巻 (7月24日)
  96. 同じ阿呆ならの巻 (7月31日)
  97. 越中富山の巻 (8月7日)
  98. 立山賛歌の巻 (8月14日)
  99. 油断大敵の巻 (8月21日)
  100. ハダカにかえれ!の巻[5](8月28日)
  101. ケチケチバンバンの巻 (9月4日)
  102. スクラップO-O-Oh!の巻 (9月11日)
  103. チャッカリ大往生の巻 (9月18日)
  104. 勉強なんか大嫌い!の巻 (9月25日 黒柳徹子小林文彦

藤村有弘版

  • 1971年10月12日 - 1971年12月28日 フジテレビ
  • 主演:藤村有弘。役名は「ツヨ」。
  • 2年振りの登場で、初のフジテレビ放送となったが、同日放送の『ゲバゲバ一座のちょんまげ90分!』(日本テレビ系。枠は20時 - 21時26分)に人気を取られ、よみうりテレビ版ほどヒットせず、3ヶ月で終了した。
  • 本作は他のドラマ版と違い、芸術座からの公開録画となっている。また本作のみ、タイトルは原作通りの『いじわるばあさん』になっている。
  • レギュラーの中には後年、アニメ版『キャプテン』(日本テレビ系)に主演する和栗正明がいる。
  • 本作を以って、フジテレビ火曜21時枠のドラマは長期の中断(30分ドラマは終了)、次にこの枠でドラマが放送されるのは、いわゆる「火9」の第1作となった1996年4月16日開始の『みにくいアヒルの子』からである。

キャスト

サブタイトル

※日付の後ろの名前はゲスト出演者

  1. アタシ出て行きます! (1971年10月12日)
  2. 忘れるなんて!! (10月19日)
  3. 押売りさんコンニチワ! (10月26日 藤村俊二
  4. アイシテル~ (11月2日)
  5. 飛び込んだカモ (11月9日)
  6. ブルーバースデー (11月16日 はしだのりひこ
  7. イジワル定休日 (11月23日)
  8. 富士山の病気 (11月30日)
  9. 老いては恋にしたがえ! (12月7日)
  10. そなえあれば (12月14日 はしだのりひことクライマックス
  11. 危険なカンケイ (12月21日 石井均
  12. いじわる戦線異状あり (12月28日)

青島幸男版 (2)

  • 1981年10月12日 - 1982年12月27日 テレパック制作・フジテレビ系
  • 主演:青島幸男。
  • 主人公の名前は波多野たつ、息子夫婦は平四郎・良子。
  • 原作と設定が若干異なり、受験生の居候・万年浪夫(まんねん・なみお)、警官・早野金造(はやの・きんぞう)が登場する。
  • スラップスティックの唄うテーマ曲(「意地悪ばあさんのテーマ」作詞・作曲:森雪之丞/編曲:飛澤宏元/発売元:キャニオンレコード・7A0127)も人気を博した。「好きなんだ、好きなんだ」というフレーズのみ青島が歌っている。
  • 第48話では、第1作目で平四郎を演じた佐藤英夫がゲスト出演、そして第51話では、同じく第1作目で青島に代わってばあさんを演じた古今亭志ん馬高松しげおがゲスト出演している。

キャスト

スタッフ

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サブタイトル

※日付の後ろの名前はゲスト出演者

  1. 年寄りはダサイの巻 (1981年10月12日 ツービート
  2. 意地悪も命がけの巻 (10月19日 東八郎
  3. 裏目!裏目の巻 (10月26日 金田龍之介奈美悦子
  4. もう!いやんなっちゃうの巻 (11月2日 岩城徳栄)
  5. 海外旅行?の巻 (11月9日)
  6. 目には目をの巻 (11月16日 森川正太
  7. 万年危機一髪の巻 (11月23日 片岡鶴太郎
  8. 女は!強いよの巻 (11月30日 佐渡稔千うらら
  9. 女もつらいよの巻 (12月7日)
  10. 見合って見合って!の巻 (12月14日 塩沢とき平田満
  11. 負けられませんの巻 (12月21日 小松政夫
  12. 意地悪大賞の巻 (12月28日)
  13. 初夢はエグかったの巻 (1982年1月4日 ビートたけし
  14. 空とぶ円盤ですよの巻 (1月11日 B&B
  15. 人は悪かないの巻 (1月18日 あき竹城津村隆
  16. スリにご用心の巻 (1月25日 山田隆夫土井尚子
  17. 意地悪教えますの巻 (2月1日 滝美保栄、西川ひかる
  18. 刃物はダメよの巻 (2月8日 稲垣美穂子
  19. お見合い大作戦!の巻 (2月15日 南利明
  20. 今日は私の誕生日の巻 (2月22日 坊屋三郎沼田爆
  21. 恋しちゃったのよの巻 (3月1日 十勝花子
  22. 意地悪式ヨガ教室の巻 (3月8日 小松政夫、ガッツ石松
  23. 押し売りおことわりの巻 (3月15日 大橋恵里子
  24. サクラサクの巻 (3月22日 服部まこ
  25. 方角が悪いの巻 (4月12日 今いくよ・くるよ
  26. ガッチリの巻 (4月19日)
  27. ゼイタクは敵ですか?の巻 (4月26日)
  28. 勘違い、勘違いの巻 (5月3日)
  29. とんだカップル!の巻 (5月10日)
  30. マンガは敵ですの巻 (5月17日)
  31. 大往生の巻 (5月24日)
  32. 大変だ、泥棒だ!の巻 (5月31日)
  33. 敵はサルものの巻 (6月7日)
  34. 良子!!絶体絶命の巻 (6月14日 松村和美)
  35. 値下げ反対の巻 (6月21日)
  36. あんたはどうなの?の巻 (6月28日)
  37. おばあちゃんは地獄耳の巻 (7月5日)
  38. 気にいりません!の巻 (7月12日)
  39. 幼なじみは億万長者!!の巻 (7月19日 大泉滉
  40. 有名病の巻 (7月26日)
  41. 猫があわくってチュー!の巻 (8月2日 横山やすし
  42. 男はガマン!の巻 (8月9日 浜田朱里
  43. もうゆるせませんの巻 (8月16日 西脇美智子梨元勝ジャイアント馬場
  44. 度が過ぎますよの巻 (8月30日 ジャンボ鶴田ミスター珍
  45. 健康のヒケツ教えますの巻 (9月6日 山村美智子
  46. 老いても子は母に従えの巻 (9月13日 平田昭彦
  47. 蛙の子は蛙じゃないの巻 (9月20日 木ノ葉のこ
  48. コネこそすべての巻 (10月11日 佐藤英夫
  49. 牛にひかれて善光寺 どういう訳か渋温泉の巻 (10月25日)
  50. 志賀高原は秋の色 赤くなったり青くなったりの巻 (11月1日)
  51. 男心と秋の空の巻 (11月8日 古今亭志ん馬高松しげお東てる美
  52. 週刊誌が恐い!の巻 (11月15日 渡部絵美
  53. 人の幸せブチコワセ!の巻 (11月22日 輪島功一
  54. やっぱりナンバーワンの巻 (11月29日)
  55. 禁煙出来ますか?の巻 (12月6日 明石家さんま
  56. 見栄の張り合い突っ張り合いの巻 (12月13日 由紀さおり
  57. 出世の為なら・・・の巻 (12月20日)
  58. 最終回スペシャル タマタマ騒動の巻 / 平和な日曜日の巻 / 天国と地獄の巻 (12月27日 荒井注藤村俊二引田天功
たつは一度死ぬが、あの世でも意地悪をした為、閻魔大王に追い返されて生き返る。

スペシャル版

  • 1983年10月10日 帰って来た意地悪ばあさん
    • 月曜ドラマランド』で放映。以後1987年10月の同枠終了まで毎年4・10月に放送。翌1988年も同時期に単発スペシャルとして放送。
    • 1981年版の設定を引き継ぎつつも原作に登場したシゲル(佐藤英夫)・トシアキ(大和田獏)も登場しているが、シゲルが長男、平四郎が次男となっている。白石まるみはトシアキの夫人・ナミエに役柄が変わった。ロケ地は山形県蔵王山
  • 1984年 フジテレビ開局25周年記念 長谷川町子スペシャル サザエさんVS意地悪ばあさんVSいじわる看護婦
  • 1984年4月16日 意地悪ばあさんの逆襲
  • 1984年10月22日 意地悪ばあさん GO!GO!!ハワイの巻
  • 1985年4月8日 意地悪ばあさん まだまだ・・・マダマダ・・・の巻
  • 1985年10月7日 意地悪ばあさん 北海道へ追放?の巻
  • 1986年4月7日 意地悪ばあさん もう沖縄は夏の色の巻
    • 全日本空輸とのタイアップ。同社系列の万座ビーチホテルが舞台となる。小松政夫が漫画雑誌編集長役で出演。また、富士通ともタイアップしており、劇中には当時の主力機種だったFM77AVFM-16βが登場していた(早野が当時人気だったテグザーをプレイしている)。
  • 1986年10月6日 意地悪ばあさん 馬はいななく北海道
  • 1987年4月6日 意地悪ばあさん 幻の金印の巻
    • 全日本空輸とのタイアップ。ロケ地は福岡市八名信夫が地上げ屋の大将役で出演。
  • 1987年10月5日 意地悪ばあさんスペシャル
    • 翌週で月曜ドラマランドは終了。その回は名場面集だったため、月曜ドラマランドの実質的な最終回である[6]。30分拡大の2時間放送。
    • ロケ地は北海道江差町。平四郎が同地に単身赴任する設定。
  • 1988年4月 意地悪ばあさんスペシャル
  • 1988年10月 意地悪ばあさんスペシャル
  • 1989年1月5日 傑作 意地悪ばあさん・抱腹絶倒!意地悪ギャグ決定版
  • 1989年4月5日 意地悪ばあさんスペシャル・GO!!豪!!ゴールドコースト移住!?の巻(19時30分 - 20時54分)
    • 1983年より続いたスペシャルの最終作である。
  • 1999年10月12日 意地悪ばあさんリターンズ 伝説のばあさんVS湾岸署スリーアミーゴス意地悪バトル
    • 「青島幸男が東京都知事選2期目に出馬・再選できなかったらドラマいじわるばあさんの新作が作られる」という下馬評どおり(実際は不出馬)の結果。湾岸署一日署長になってスリーアミーゴスを困らせたり、商店街で多発する空き巣を撃退したりする内容だった。空き巣撃退シーンでは、いじわるばあさんが運転するトラックに搭載されている拡声器で、「泥棒~!町内会長さんのカツラを、返しなさ~い!」と叫び、町内に町内会長の秘密が知れ渡ってしまうというオチがついた。
    • 続編の制作も検討されていたが、10%台がやっとと言うほどの低視聴率だったばかりか、主演の青島が2006年12月20日に逝去したため、青島主演作としての「意地悪ばあさん」は本作が最後となった。
    • テーマ曲は「意地悪ばあさんのテーマ」だがスラップスティックではなくUP AND UNDERのカバーバージョンが使用された。

市原悦子版

2000年代に入って、実写ドラマ・テレビアニメを含む映像化はされていなかったが、2009年市原悦子主演でフジテレビ系の「金曜プレステージ」枠で約10年ぶりに復活した。

実写・アニメ声優を合わせて女性役者による「いじわるばあさん」の役柄は市原が史上初めてになる。複数話のオムニバス構成であり、オープニングや話のつなぎでは「いじわるばあさん」のアニメーション(新規作成)が挿入され、BGMは「意地悪ばあさんのテーマ」がアレンジして使用された。

市原版では、少子高齢化社会や振り込め詐欺などの社会問題を取り入れるなど、社会派ドラマの要素も取り入れている。

キャスト

(三男のトシアキは第3話で名前のみ登場し、四男のタカシは派遣社員をしている設定になっている)

第1作

2009年1月9日放映。視聴率13.6%。

サブタイトル・客演
第1話「意地悪は愛の始まり」脚本:竹山洋、演出:堀川とんこう
中村 哲夫 - 蟹江敬三
第2話「気をつけろ若造 お前の親はどこに居る」脚本:樫田正剛、演出:鶴巻日出雄
渡久保 ミヤ - 三條美紀
ミヤの息子 - 小林正寛
ミヤの息子の妻 - 若林志穂
第3話「子育てに使った時間 人生のムダ遣い」脚本:鎌田敏夫、演出:吉川一義
吉村 秀樹 - 石橋蓮司
坂下 松代 - あめくみちこ
やきとり屋 - 石井愃一

第2作

2010年4月23日放映。視聴率13.3%。

サブタイトル・客演
第1話「オレオレ詐欺をかもにしてやる」脚本:鎌田敏夫、演出:鶴巻日出雄
オレオレ詐欺チーム - 渡辺いっけい佐藤せつじ、沢井正棋、久保耐吉
石塚 恒子 - 野際陽子
第2話「意地悪できるのが幸せなのさ」脚本:竹山洋、演出:堀川とんこう
山村 元次郎 - 神山繁
青木 富也 - 蟹江一平
佐伯 登 / 登の息子(2役) - 筒井巧
山村 洋子 - 川俣しのぶ

第3作

2011年1月28日放映。視聴率15.6%。

サブタイトル・客演
第1話「親不孝は親を鍛える」 脚本:鎌田敏夫、演出:鶴巻日出雄
尚子 - 八千草薫
不動産屋幹部 - 佐藤B作渡辺哲
不動産屋手下 - 石井洋祐遠山俊也、清田智彦
タクシーの運転手 - 志賀圭二郎
消防士 - 井上智之
第2話「こんにちはモンスター」 脚本:井上由美子、演出:堀川とんこう
大槻 治子 - 高畑淳子
大槻 さやか - 小山侑紀
ツトムの学校の校長 - 中丸新将
愛犬と散歩中のマダム - 大島蓉子
順一の会社に怒鳴り込む母親 - 三輝みきこ
藤枝 多佳子(ツトムの担任) - 勝島之恵
公園での母親 - ひがし由貴
治子側の弁護士 - 山本卓也

オールスタッフ

テレビアニメ

1970年版

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  • 1970年10月3日 - 1971年8月18日読売テレビほかにて放送。全40話。
  • 放送時間(JST)は、当初は土曜19時30分 - 20時00分だったが、1971年4月~6月は水曜19時30分 - 19時56分となった。
  • 製作局は読売テレビだが、土曜19時30分枠・水曜19時30分枠とも、この枠で読売テレビ製作番組が放送されたのは、2011年現在唯一(但し2010年1月 - 3月には、水曜19:00 - 19:56にYTV版『SUPER SURPRISE』が放送されていた)。
  • サブタイトルクレジット部は、ばあさんがサブタイトルを読まずに、話に関する事をばあさんが述べるという、独特のやり方である。
  • 本作のみのキャラクターとして、ばあさんの相棒的な犬の「ペケ」が登場する。
  • 最終回の翌週はプロ野球中継だったが(その事に関しては後述)、当時の新聞のテレビ欄では雨傘番組として「いじわるばあさん」と記載されている。未放映の回が存在したのか、放送済の回の再放送の予定だったのかは不明。
  • 主題歌は、1967年ドラマシリーズの主題歌を歌詞を全て変え、『いじわるマーチ』と改題して使用。副主題歌は『さすらいのいじわるゲリラ』(作詞・作曲 - 南雲修治 / 歌 - サトー・ペペ)。なお後年発売されたアニメソング集CDでは『さすらいのいじわるゲリラ』のみが収録、『いじわるマーチ』は未だCD化されていない。
  • 本作がナックの製作した初のテレビアニメである。
  • 関東地区では、終了後日本テレビの夕方に何度か再放送されたが、1970年代後半以降は全く再放送されず、映像ソフト化もされていない。但し「読売テレビ50年社史」付属のDVDには、ばあさんがゴルフに行った回の一部が収録されている。

キャスト

ほか

スタッフ

  • 原作 - 長谷川町子
  • プロデューサー - 増田謙次
  • 制作担当 - 小暮一人
  • 脚本 - 吉田喜昭・吉田進・鈴木良武・岡本欣三・青野暉・柳下長太郎・伊東恒久・雨宮雄児
  • 作画 - 林静一・富永貞久
  • 美術 - 加藤清・西条久美子・川本征平・工藤剛一
  • 音楽 - 小山恭弘
  • 演出 - 青野暉・武田晴道・杉山省一
  • 制作 - ナック
  • 製作 - 読売テレビ・テアトルプロ

各話リスト

二本立てで放送。

話数 1本目サブタイトル 2本目サブタイトル 放送日
1 女の敵はゴルフ ペケの初恋 1970年
10月3日
2 有名になりたい イジワル免許証 10月10日
3 嫁が病気だ ペケは名犬 10月17日
4 ドロボー降参 人助けはいいことだ 10月24日
5 院長は楽じゃない 誰が帰るもんか 10月31日
6 犬も歩けば 私もデートが大好き 11月7日
7 濡れ衣は晴らすぞ 町内揃ってノイローゼ 11月14日
8 家なんか建てさせないよ 息子の土産が欲しい 11月21日
9 家出もまた楽し 誘拐ギャング親孝行 11月28日
10 お喋りにチャック ボーナス闘争 12月5日
11 ハワイ旅行 最後の妙薬はこれだ 12月12日
12 ボーイフレンド 過ぎたるは及ばざるが如し 12月19日
13 ただまる儲け ペケのドラ猫退治 12月26日
14 今年もお騒がせします ギャング王カポネ 1971年
1月2日
15 意地悪は情無用 ヒッピー芸術家への道 1月9日
16 宇宙飛行士になりたい 家庭教師は救いの神 1月16日
17 成金野郎をやっつけろ 禁酒禁煙大騒動 1月23日
18 お誕生日おめでとう ボロは着てても心は錦 1月30日
19 これがいじわるだ いじわる戦争 2月6日
20 空き巣に御用心 ようこそ社長さま 2月13日
21 意地悪はむずかしい お巡りさんスキスキ 2月20日
22 可愛い子にはスパルタで 長生きの秘密 2月27日
23 気楽なもんです 負けてたまるか 3月6日
24 ペケが猫になった ドロボーなんかに負けないで 3月13日
25 大混乱 やっぱり孤独がいいわ 3月20日
26 パリはステキだね へんなアルバイト 3月27日
27 赤ちゃん騒動 ホスピタルをぶっつぶせ 4月7日
28 意気地なしは死んじゃいな 押しても駄目ならハガしてみな 4月14日
29 教育ママゴン退治だよ 不明 4月28日
30 エキストラはつらいよ 5月19日
31 ワンちゃん解放 5月26日
32 遊園地がダーイ好き 6月16日
33 天下の名探偵 はれんち合戦 6月30日
34 人生相談ですよ トップスターはつらいよ 7月7日
35 ペケの大サーカス デパートはメッタメタ 7月14日
36 婆さんの意地だよ! わが家はマンション 7月28日
37 パートタイマー 史上最低の対決 8月4日
38 困っている人を助けよう ああダムに嘆く意地悪魂 8月18日

水曜時代の1971年4月以降は中断が多くなっていたが、これはプロ野球中継のため。当時のプロ野球放送枠は20:00 - 21:26だったが、日本テレビは前年の1970年より水曜のプロ野球中継を19:00 - 21:26と2時間半に拡大していた。しかし次番組『新・オバケのQ太郎』のヒットにより、翌1972年より元の20:00 - 21:26枠に戻した。

1996年版

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  • 1996年4月19日 - 1997年6月13日フジテレビほかにて放送。全46話。
  • 放送時間(JST)は、当初は金曜19時00分 - 19時29分。1996年8月から関東のみのローカル枠、金曜日17時30分 - 18時に移行し、ほとんどの地域では7月19日の放送を以って、わずか3ヵ月で打ち切りになった。第38話からは『FNNニュース555 ザ・ヒューマン』スタートに伴い5分早くなって、金曜日17時25分 - 17時55分となった。
  • 本作のオープニングテーマは作詞と作曲を森雪之丞が手掛け、スラップスティックが歌うドラマシリーズ(1981年)版の主題歌を、王様がカヴァーしたものが起用された。しかし、「ローラースケート」が時代に合わせて「ローラーブレード」になるなど、歌詞の一部が変更されている。なお、エンディングテーマは王様のオリジナル曲『裸の王様グルグル』であった(両曲のシングルCDの発売元は、ファンハウス)。
  • 同じ長谷川町子原作・エイケン制作のアニメ版『サザエさん』のOP映像とED映像では、歌詞テロップが一切表示されないが、本作のOPとEDに於いては歌詞の表示があった。
  • 番組ラストのフォーマットは、金曜19時時代はストーリー直後に「いじわるクイズ」の問題を出した後、CM→ED→予告→「いじわるクイズ」の答だったが、金曜17時時代は問題は予告の直前に移動した。又これに伴い予告の締め台詞も、「次回も見ないと、いじわるしちゃうぞ!」から「次も見ないと、いじわるするよ!」に変わった。
    • この「いじわるクイズ」は、ある物のシルエットを映して、それが何かを当てる物だが、答を発表する時は必ずシルエットが天地逆になって、予想と違う物になるというパターンだった。
  • テレビ長崎では、金曜19時 - 19時30分枠は自社制作枠(長崎県提供番組)を編成した為に、土曜18時30分枠で放送された。
  • 1970年版の様な再放送は行われていない。また『サザエさん』同様、映像ソフト化はされておらず、東映ビデオ発売の「エイケンTVアニメ主題歌大全集」(VHS、LD、DVD)にも未収録である。
  • ばあさんの性格が原作に比べるとかなりマイルドになっており、町内会の高齢者を引き連れて一緒に意地悪を行う回、今どきの女子校生と意気投合する回、手術を怖がる子供のために町の人に100回意地悪を行う回等、人間関係が良好に描かれるエピソードも散見される。

キャスト

ほか

スタッフ

  • 原作 - 長谷川町子

(C)(財)長谷川町子美術館

  • 企画 - 久保田榮一
  • キャラクターデザイン - 高橋信也
  • 美術監督 - 長尾仁
  • 撮影監督 - 大貫昌男
  • 録音演出 - 伊達康将
  • 音響制作 - 東北新社
  • 音楽 - 和田薫(選曲:合田豊
  • 効果 - 倉橋静男
  • 制作担当 - 一色弘安
  • 制作デスク - 羽生田貴志
  • 制作協力 - メルヘン社
  • プロデューサー - 鈴木吉弘→小川泰(フジテレビ)・渡辺米彦(エイケン)
  • 監督 - 森田浩光
  • 制作 - フジテレビエイケン

各話リスト

二本立てで放送。

話数 1本目サブタイトル 2本目サブタイトル 放送日
1 わたしゃ死んじゃった! 10年早いぞ! 1996年
4月19日
2 盗られてたまるか! お楽しみ?地獄温泉 4月26日
3 わたしゃ胸キュン! は~い!裸になって 5月3日
4 ちゃっかり稼げ! 私しゃおじゃま虫 5月17日
5 嫌われたくない! 物騒な世の中じゃ 6月7日
6 パァッとやりましょ たのめば地獄!? 6月14日
7 今夜は最低! イシの上にも3年 6月21日
8 恋のしかけ人! わしよりウワテ? 6月28日
9 私しゃお助けマン 我慢じゃガマン! 7月19日
10 おたから鑑定団 泥んこダイエット 8月2日
11 しっかりせんかい! 鍵はどこかな~? 8月9日
12 外人さんいらっしゃい 迷犬ラッシー!? 8月16日
13 社長がなんじゃい! 爆発寸前3秒前! 8月23日
14 学校にゆうれいが!? 浮気は許さんぞ! 9月6日
15 敬老会をぶっ飛ばせ SOSはウソ八百 9月13日
16 めざせ!1日100回? 対決ジジ・ババ! 9月20日
17 家庭訪問(珍)騒動 食うか食われるか 9月27日
18 私の意地悪グッズ わたしゃ狙われている!? 10月25日
19 恐怖のフライデー 史上最悪の1日? 11月1日
20 ラッシーの家出 お婆ちゃんはチョモログー 11月8日
21 嫌な客追い出し作戦 むかしの恋はセピア色 11月15日
22 家出はおまかせ? お父さんはつらいよ! 11月22日
23 忘れん坊将軍は誰だ!? アメリカからの贈り物 11月29日
24 特訓!七転び八起き めざせ!福引一等賞 12月13日
25 おばあちゃんなんか大嫌い クリスマスプレゼント大作戦 12月20日
26 激闘!寒中トライアスロン 強敵!ガンコがやって来た 1997年
1月10日
27 赤ちゃんパニック 家族いじわる合戦 1月17日
28 非情のライセンスじゃ~っ 55年後のラブレター 1月24日
29 仲直りはいじわるで カラ~~ンコロン!ゲタの音 1月31日
30 レンタルばあちゃん 強いお父さんが好き 2月7日
31 お婆ちゃんと見た夕焼け 俺は男だ!ジャンケンポン 2月14日
32 対決!料理の達人 おばあちゃんが赤ちゃんに 2月21日
33 SOS!恐怖の珍客 ミソシル大学へ行こう! 2月28日
34 おばあちゃんの事件簿 スランプのお助けマン? 3月7日
35 おばあちゃんを見学したい!? すてきな趣味をもとう 3月14日
36 早起きのススメ おばあちゃんの誕生日 3月21日
37 発掘!いじわるの壺 くたばれ!リモコン人間 3月28日
38 ラッシーのバックドロップ 楽しい楽しい定期券 4月4日
39 ばあちゃんは童話作家 タケノコ大作戦! 4月11日
40 おばあちゃんの遺言状 反省反省また反省 4月18日
41 メカオンチはオカチメンコ ストレス解消法 4月25日
42 おばあちゃんのフィアンセ 二代目いじわるばあさん 5月2日
43 どっちが有名人? がんばれ!大工さん 5月2日
44 釣りもまた楽し おばあちゃんが二人? 5月30日
45 保健室の花子さん なりたい!カード人間 6月6日
46 いじわるじいさん再び おばあちゃん国会に行く! 6月13日

脚注

  1. 1.0 1.1 長谷川町子『サザエさんうちあけ話・似たもの一家』 朝日新聞社、2001年、ISBN 4022613408 90頁。
  2. 長谷川町子『サザエさんうちあけ話・似たもの一家』 朝日新聞社、2001年、ISBN 4022613408 91頁。
  3. 樋口恵子『サザエさんからいじわるばあさんへ』ドメス出版、1993年、ISBN 4810703762 166頁
  4. 当時サラリーマンの一般的な定年は55歳であったため、コント55号のテレビ番組を見て大笑いしていた順一に石が「コント定年か。そういやお前さんも来年だったね」などと言って落ち込ませている。
  5. この回のみカラー放送
  6. ただし、もともと同枠で放送されていた『志村けんのバカ殿様』が同年11月9日に放送されたため、その意味では同作品が実質的な最終回となる。

関連項目

  • シャパクリャク - ロシアの絵本・人形アニメ「チェブラーシカ」に登場する悪戯好きの老婆。
  • 柳川とし子 - 小説・映画「大誘拐」に登場する老婆(主人公)。誘拐犯・家権力・マスコミを手玉に取り百億円を略取する。
  • 鈴木重光 - 映画『ロボジー』に登場する老人。自律型二足歩行ロボット「ニュー潮風」に偽装した金属製着ぐるみで騒動を引き起こす。
  • ユロさん - フランスのコメディ映画「ぼくの伯父さん」シリーズに登場するスター・システム型主人公(中年男性)。冴えない無職男性や自動車デザイナーなど、作品によって設定は異なるが、無邪気な言行で周囲を振り回す。

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