直リンク
直リンク(じかリンク、ちょくリンク)とは、インターネットのWWWで公開されている画像などのメディアファイルのURLを参照し、インラインで表示する形態で別のウェブサイトにあるウェブページに貼り付けたり、リンクを張ったりする事。直リンとも。トップページ以外のサイト記事のURLに対してリンクを張ることについてはディープリンクを参照。
ただし、インライン表示の場合は、リンクは張らずファイルを直接読み込んでいるだけの事もあるので用語としては不正確な面がある。サイト外部からの直接アクセスを想定していないファイルへのリンク(前述のようにリンクでない場合もあるが)を通常のリンクとは区別する意味で「直リン」と呼称している。
この言葉を拡大解釈してトップページ以外のページに対し直接リンクする行為も直リンクと呼ばれることがある。正しくはディープリンクと呼ぶ。これは完全な誤用であるが、一部のオートリンク機能付きの電子掲示板では、本来の意味とは全く離れて、リンクの対象とは無関係にリンクを張る事をすべて「直リン」と呼ぶ例もある。オートリンクされたURLはすべて「直リン」であり、URLは冒頭のhを抜かしてttp://~と記述すれば「直リン」でなくなるという風に認識されているがこれは勘違いである。前述の処理を行っていても、ダウンロードに一定の手順を踏む必要がある画像掲示板やアップローダー上のファイルに対して、ダウンロード用のURLではなくファイルそのもののURLを掲示する場合も「直リン」とされることがある。
多くの素材提供サイトでは、直リンクを禁止している。あまりに外部サイトからの閲覧数が増えすぎると、素材提供サイトのサーバに負荷がかかりすぎることが理由の一つである(帯域幅)。だが、禁止を呼びかけていても.htaccessなどで参照できないようにしなければ、ファイルへの直リンクは可能である。一方、サイトによっては、外部サイトからの閲覧数を把握したいとして直リンクを推奨している場合もある。
著作権法では、直リンクに関しては明確な条文がない。