山岸健

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山岸 健(やまぎし たけし、1934年 - )は理論社会学者であると同時に社会学や文学・絵画を題材としてイッヒロマンを語るエッセイイストでもある。慶應義塾大学文学部教授、同大学名誉教授を経て、1999年大妻女子大学人間関係学部教授に就任。同学部初代学部長、同大学院人間関係学研究科初代研究科長を歴任。

山岸美穂(元 作新学院大学助教授)は実娘。ゼミのOGに佐賀大学准教授森周子がいる。


社会学に関わる著作・編著は多いが、社会学に関する研究より、海外からの種々の文献の紹介者である側面が強く、ほとんどの著書や論文は、そうした文献からの引用が多いことで有名である。また、学生・院生に対し社会学の教育を徹底したという、教師的側面のほうに存在意義が大きい。


著書

単著

  • 『都市構造論――社会学の観点と論点』(慶應通信, 1974年/増補版, 1979年)
  • 『社会的世界の探究――社会学の視野』(慶應通信, 1977年/増補版, 1985年)
  • 『日常生活の社会学』(日本放送出版協会[NHKブックス], 1978年)
  • 『社会学の文脈と位相――人間・生活・都市 芸術・服装・身体』(慶應通信, 1982年/改訂版, 2004年)
  • 『風景的世界の探究――都市・文化・人間 日常生活・社会学』(慶應通信, 1992年)
  • 『風景とはなにか――都市・人間・日常的世界』(日本放送出版協会[NHKブックス], 1993年)
  • 『絵画を見るということ――私の美術手帖から』(日本放送出版協会[NHKブックス], 1997年)
  • 『人間的世界と空間の諸様相――人間/人間関係/生活/文化/東京/風景/絵画/旅/社会学』(文教書院, 1999年)
  • 『人間的世界の探究――トポス/道/旅/風景/絵画/自己/生活/社会学/人間学』(慶應義塾大学出版会, 2001年)
  • 『日常生活と人間の風景――社会学的人間学的アプローチ』(三和書籍, 2002年)
  • 『社会学的人間学――絵画/風景/旅/トポス/道/人間/生活/生存/人生/世界』(慶應義塾大学出版会, 2005年)

共著

  • 平野敏政)『人間存在と社会生活――意識 世界 組織 構造』(文教書院, 1979年)
  • (山岸美穂)『日常的世界の探究――風景/音風景/音楽/絵画/旅/人間/社会学』(慶應義塾大学出版会, 1998年)
  • (山岸美穂)『音の風景とは何か――サウンドスケープの社会誌』(日本放送出版協会[NHKブックス], 1999年)
  • (山岸美穂)『感性と人間――感覚/意味/方向 生活/行動/行為』(三和書籍, 2006年)
  • (山岸美穂)『日常生活と旅の社会学――人間と世界/大地と人生/意味と方向/風景と音風景/音と音楽/トポスと道』(慶應義塾大学出版会, 2008年)

編著

  • 『日常生活と社会理論――社会学の視点』(慶應通信, 1987年)
  • 『日常生活の舞台と光景――「社会学」の視点』(聖文社, 1990年)
  • 『家族/看護/医療の社会学――人生を旅する人びと』(サンワコーポレーション, 1995年)
  • 『社会学の饗宴(2)逍遙する記憶――旅と里程標』(三和書籍, 2007年)

共編著

  • (平野敏政・宮家準)『生活の学としての社会学――人間・社会・文化』(総合労働研究所, 1982年)
  • 江原由美子)『現象学的社会学――意味へのまなざし』(三和書房, 1985年)
  • 船津衛)『社会学史の展開』(北樹出版, 1993年)

外部リンク

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