北海道文教大学
テンプレート:Infobox 北海道文教大学(ほっかいどうぶんきょうだいがく、テンプレート:Lang-en、公用語表記: 北海道文教大学)は、北海道恵庭市黄金中央5丁目196-1に本部を置く日本の私立大学である。1999年に設置された。
2学部6学科を擁し、実学を重視した教育で「語学・コミュニケーション」「栄養」「リハビリ」「看護」「保育・教育」の分野において、専門的な知識と教養を兼ね備えた職業人を育成している。略称は道内において文教大(ぶんきょうだい)または道文教大(どうぶんきょうだい)。
目次
概観
大学全体
- 北海道文教大学は、北海道恵庭市にある日本の私立大学である。学校法人鶴岡学園により1942年に北海道女子栄養学校として創立された。札幌市のベッドタウンである恵庭市黄金に位置し、郊外型大型アウトレットパークの進出により、学生が街の購買力になっている。構内に位置する文教タワーからは恵庭市を一望することができる。また公共交通機関の利便性も良く、札幌都市圏からの通学者も多い。
建学の精神(校訓・理念・学是)
- 本学園の設立者である鶴岡トシは「清く 正しく 雄々しく進め」という学訓を残した。「清く」とは真理を探究する明哲な頭脳であり、「正しく」とは言ったことは必ず守る表裏のない誠実な精神を指し、「雄々しく進め」という言葉には失敗を恐れないチャレンジ精神の称揚が込められている。
教育および研究
- 外国語学部では留学、国際交流に力を入れており、実践的な語学力を身につけることはもちろん、国際舞台でのコミュニケーションに積極的に参加できる知識と協働を重視している。海外留学、国内外インターンシップ、地域における多言語ボランティア、外国語ミュージカルなどで言語能力を育んでいる。人間科学部では、実際の活動の場を通して、課題発見や問題解決への取り組み、専門的な知識や技術の統合・修得を目的として多くの臨地臨床実習が行われている。主な実習場所は特定給食施設、病院・介護老人保健施設・小学校・特別支援学校・幼稚園・保育所などである。またこども発達学科では、大学附属幼稚園での教育実習も取り入れられている。大学院研究科では、中国語のより高度な実践的実用的運用能力の養成及び言語と文化の専門教育の総合化教育によって、より専門的職業人を育成している。
学風および特色
- 2学部6学科を擁し、実学を重視した教育で「語学・コミュニケーション」「栄養」「リハビリ」「看護」「保育・教育」の分野において、専門的な知識と教養を兼ね備えた職業人を育成している。
沿革
- 1942年6月 北海道女子栄養学校が設立される。
- 1947年9月 校名を北海道栄養学校に改称する。
- 1959年1月 学校法人鶴岡学園が設立される。
- 1963年4月 北海道栄養短期大学(食物栄養学科)が開学する。
- 1965年4月 別科(調理専修)を設置する。
- 1966年4月 家政学科を設置する。
- 1969年4月 幼児教育学科を設置する。
- 1970年4月 北海道栄養短期大学附属幼稚園開園。
- 1988年4月 専攻科(食物専攻)を設置する。恵庭キャンパスが完成し、移転。家政学科を生活文化学科に改称する。
- 1992年9月 学園創立50周年記念式典を挙行する。
- 1994年4月 校名を北海道栄養短期大学から北海道文教短期大学に改称する。北海道栄養短期大学附属幼稚園を北海道文教大学短期大学附属幼稚園へ園名変更。
- 1999年4月 北海道文教大学(外国語学部)が開学する。
- 2001年3月 北海道文教短期大学の生活文化学科学生募集停止。
- 2002年4月 学園創立60周年を迎える。北海道文教短期大学を北海道文教大学短期大学部に改組する。北海道文教短期大学附属幼稚園を北海道文教大学短期大学部附属幼稚園に園名を変更。
- 2003年4月 大学院グローバルコミュニケーション研究科中国語コミュニケーション専攻(修士課程)を開設する。短期大学部食物栄養学科を改組し、人間科学部健康栄養学科を開設する。
- 2004年4月 外国語学部の別科として留学生別科、人間科学部の別科(調理専修)を開設する。
- 2006年4月 外国語学部各学科の名称変更を行う。短期大学部の幼児教育学科を幼児保育学科へ改称。人間科学部に理学療法学科を開設する。外国語学部の留学生別科、人間科学部の別科(調理専修)を学生募集停止する。
- 2007年4月 人間科学部に作業療法学科を開設する。
- 2008年4月 人間科学部に看護学科を開設する。
- 2010年4月 外国語学部に国際言語学科を開設する。
- 2010年4月 人間科学部にこども発達学科を開設する。
- 2011年3月 北海道文教大学短期大学部を廃止。
学部学科
- 外国語学部
- 国際言語学科(2010年度以降の入学者)
- 英米語コミュニケーション学科(以下、2010年度以前の入学者)
- 中国語コミュニケーション学科
- 日本語コミュニケーション学科
- 人間科学部
大学院
- グローバルコミュニケーション研究科(修士課程)
- 言語文化コミュニケーション専攻
主な研究分野
入試
国際・留学交流
- 留学状況
- オーストラリア、中国、韓国、台湾、ロシア、カナダに語学研修及び留学に参加している。語学研修では、留学先の言語や文化を集中的に学べる授業のほか、留学生が楽しめる企画が用意されている。
- オーストラリア、中国、ロシアの計11大学と学術協定を締結している。
- オーストラリアのニューサウスウエルス州との提携により、ハイスクールにおける日本語の教育実習も実施している。
- 主な提携校・協定校
- サザンクロス大学(オーストラリア)
- サンシャインコースト大学(オーストラリア)
- ラトローブ大学(オーストラリア)
- トロント大学(カナダ)
- ブロック大学(カナダ)
- 西安外国語大学(中国)
- 西安翻訳学院(中国)
- 湖南師範大学(中国)
- 上海大学(中国)
- 広東大学南国商学院(中国)
- 北京語言大学(中国)
- 湖南大学(韓国)
- 静宜大学(台湾)
- サハリン国立総合大学(ロシア)
- ロシア国立モスクワ大学(ロシア) 他
附属機関・学校
- 子育て教育地域支援センター
子育て教育地域支援センター(通称:文教ペンギンルーム)は、地域の乳幼児をもつ親やこども同士の交流の場として、また、将来、こどもの教育にたずさわりたいと考えている本学科学生の実習や研修の拠点として、2010年に設置された。 スタッフには、子育て支援・教育臨床活動を担う専門家を中心に、こども発達学科をはじめ人間科学部全学科の教員が参画している。 子育てに関する調査研究を深め、その成果を教育の充実に役立ている。 まわりの人や物とのかかわりあいに困難をきたしているこどもたちの関係力を育むプログラム、地域の保護者やこどもたちのふれあいのお手伝い、子育てに関する相談活動、 公開講座や特別講演など、各種のプログラムも企画・実施している。
- 教育開発センター
教育開発センターは、体系的教育課程の編成と実施体制の強化、ファカルティ・ディベロプメント(FD)と 教育方法の改善およびグットプラクティス(GP)開発・促進に関する検討を行い、 本学の教育を活性化する目的で、2005(H17)年に発足した全学的な組織である。同運営委員会の下に「カリキュラム開発部門」「FD授業改善部門」「GP部門」からなり、 センター長(学長)の指示にしたがい副センター長とセンター員(3部門長)および専門職が協議して大学改革に係わる業務を推進する戦略的拠点である。
- 北海道文教大学 附属幼稚園
その他
- 平成20年度より初めて実施された「北海道公立学校教員(栄養教諭)採用候補者特別選考検査」において、北海道内9名合格者の内、北海道文教大学健康栄養学科の学生4名が採用になった。
- 北海道内の私立大学において高い就職率を誇る。2011年就職率は、外国語学部(英米語・中国語・日本語コミュニケーション学科):95.7%、人間科学部では、健康栄養学科:96.2%、理学療法学科:100%、作業療法学科:100%を達成した。
(看護学科・こども発達学科は、学科設置から4年未満のため卒業生を輩出していない。)
- 人間科学部 理学療法学科・作業療法学科は北海道内の私立大学では唯一の理学・作業療法士養成学科である。