フリーズ
フリーズ(テンプレート:Lang-en-short)は、コンピュータまたはソフトウェアが何らかの原因によって応答しなくなる状態を示す。
日本語では「固まる」という言い換え方もある。また、ハングアップ(テンプレート:Lang-en-short)やストール(テンプレート:Lang-en-short)とも言う。LinuxカーネルやMac OS Xにおけるカーネルパニックもフリーズの一種である。
フリーズの原因は様々である。例えばソフトウェアやデバイスドライバのバグ、物理メモリのエラーやCPUの熱暴走などの物理的な問題が挙げられる。
ユーザーからの入力に対して、コンピュータが何らかの反応はするがそれが期待されたものではない(間違っている)ときは、「誤動作」というのが普通であり、「フリーズする」とは言わない。
Windows 2000やWindows XP、Windows VistaなどのWindows NT系OSではアプリケーションがフリーズすると、以下のように表示が変わる: ウィンドウ部分のアプリケーション名の末尾に「(応答なし)」と表示され、アプリケーションのアイコンがウィンドウの形に変わり、カーソルが砂時計や青色の丸などの「待ち状態」のポインタに変わり、最大化ボタンが使えなくなる(「最小化」と「閉じる」ボタンは使用できる)。また、Windows Vista以降ではフリーズしたアプリケーションのウィンドウに白い陰影がかかるようになっている。
OSによっては、任意のアプリケーションを強制終了する機能を備えている。この機能を用いることで、フリーズしたアプリケーションを強制終了できる。(たとえば、フリーズしているとき(ポインターが砂時計のマークになりっぱなしの時)に「閉じる」をクリックすると「(アプリケーション名)は応答していません」というメッセージが出たときに、「すぐに強制終了」を押したり、突然、「問題が発生したため(アプリケーション名)を終了します。ご不便をおかけして申し訳ありません。」(9x系のWindowsは「不正な動作が発生したため、(アプリケーション名)を強制終了します」)と出るときに強制終了される。また、強制終了したときにはNT系のWindowsでは「応答しない(アプリケーション名)を終了することにしました」などと表示される。)しかし、MS-DOSやWindows 3.1などの古いOSではこの機能を備えていないために、アプリケーションがフリーズした場合、コンピュータの再起動が必要となる。
Microsoft Internet Explorerなどのブラウザを使用している際に、コンピュータ全体がフリーズすると、閲覧したページの履歴やHTTPとして保存されているCookieがすべて破壊されてしまう危険性があり、そうでない(ブラウザを使用していない)時でも、場合によっては履歴やCookieがすべて破壊してしまうこともあるので、かなりの注意が必要となる。もし、これらが破壊されると登録された情報が完全に失われるので、IDを登録しているサイトにアクセスすると再度ログインを求められるという事態に陥ってしまう。