コンポステラ・バレー州
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コンポステラ・バレー州(Province of Compostela Valley)は、フィリピン南部ミンダナオ島南東部の州である。
概要
ダバオ地方(Davao Region, Region XI)に属し、旧ダバオ・デル・ノルテ州(Province of Davao del Norte)の一部であったが、1998年1月31日、州の再編によって新しくコンポステラ・バレー州が誕生した。
西部にダバオ州、東部にダバオ・オリエンタル州、北部にカラガ地方のアグサン・デル・スル州と接している。南部はダバオ湾と面する。面積は4,667.0km²、人口は580,244人(2000年)、州都はナブントゥラン(Nabunturan)である。
産業
主要産業は農業だが、パントゥカン周辺には金鉱脈が存在し、地元経営の小規模鉱山が乱立。8,000人近くの鉱山労働者が暮らす集落となっている。鉱山周辺ではしばしば地すべり災害が頻発しており、2009年に21人が、2011には20人以上が死亡あるいは行方不明[1]、2012年1月5日には無秩序な掘削に地震が重なり地すべりが発生。25人死亡、150人が行方不明となっている[2]。
出典
- ↑ フィリピン南部で地滑り、懸命の捜索続く(AFP.BB.NEWS 2011年4月24日)2012年1月7日閲覧
- ↑ フィリピン南部で地滑り 25人死亡、150人行方不明(AFP.BB.NEWS 2012年1月6日)2012年1月7日閲覧