アムステルダム国立美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:博物館 アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)はオランダの首都アムステルダムにある美術館である。「ライクス・ミュージアム」と呼ばれている。17世紀オランダ絵画が充実している。
概要
1800年にオランダ総督ルブランがハーグで開いた展覧会が基礎となっている。当時はナショナル・アート・ギャラリーと呼ばれていたが、1808年にナポレオン1世の命によりアムステルダムに移転。1885年に現在の場所に移動した。[1]
2004年より、2008年夏の公開に向けて大規模な改修が行われていたが、工事計画が地元の反対などで二転三転し、中断。本館が10年にも亘って閉鎖されているという事態が続いていたが、2013年4月にベアトリクス女王により開館された。[2]
収蔵作品
- 『青年期の自画像』『夜警』 『イサクとリベカ、別名ユダヤの花嫁』『アムステルダムの布地ギルドの見本監察官たち』:レンブラント・ファン・レイン
- 『牛乳を注ぐ女』『手紙を読む青衣の女』『小路』『恋文』:ヨハネス・フェルメール
- 『陽気な家族』『身づくろいをする女』『聖ニコラスの祝日』:ヤン・ステーン
- 『銀の水差しのある静物』:ウィレム・カルフ
- 『威嚇する白鳥』:ヤン・アセリン
- 『スケートをする人々のいる冬景色』: ヘンドリック・アーフェルカンプ
- 『陽気な酒飲み』:フランス・ハルス
- 『ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車』:ヤーコプ・ファン・ロイスダール
- 『家の裏庭にいる三人の女性と一人の男』『配膳室の女と子ども』:ピーテル・デ・ホーホ
ギャラリー
- Vermeer, Johannes - Woman reading a letter - ca. 1662-1663.jpg
『手紙を読む青衣の女』(1662-63頃)
ヨハネス・フェルメール - Vermeer - The Milkmaid.jpg
『牛乳を注ぐ女』(1660頃)
ヨハネス・フェルメール - The Nightwatch by Rembrandt.jpg
『夜警』(1642)
レンブラント - Rembrandt Harmensz. van Rijn 137.jpg
『自画像』(1661)
レンブラント - Hendrik Avercamp 002.jpg
『スケートをする人々のいる冬景色』(1608頃)
ヘンドリック・アーフェルカンプ - Frans Hals 002.jpg
『陽気な酒飲み』(1628-30頃)
フランス・ハルス - Jan Cornelisz Verspronck - Portret van een meisje in het blauw.jpg
『青い服の娘』(1641)
ヨハネス・コルネリス・フェルスプロンク - Willem Claesz. Heda 005.jpg
『鍍金した酒杯のある静物』(1635)
テンプレート:仮リンク - Jacob Isaacksz. van Ruisdael - Le Moulin de Wijk-bij-Duurstede.jpg
『ワイク・バイ・ドゥールステーデの風車』(1670頃)
ヤーコプ・ファン・ロイスダール - Pieter de Hooch 007.jpg
『配膳室にいる女と子ども』(1658頃)
ピーテル・デ・ホーホ - Pieter de Hooch003.jpg
『家の裏庭にいる三人の女性と一人の男』(1663-65頃)
ピーテル・デ・ホーホ - Jan Steen.Het Sint Nicolaasfeest.jpg
『聖ニコラスの祝日』(1665-68頃)
ヤン・ステーン
所在地
アムステルダム中央駅からトラムで10分くらい。ゴッホ美術館の横。
関連項目
- スペイン芸術文学勲章
- ようこそ、アムステルダム国立美術館へ - 2004年から行われている本館改修工事の舞台裏を描いたドキュメンタリー。