ヒューゴ・ウィーヴィング
テンプレート:ActorActress ヒューゴ・ウィーヴィング(Hugo Weaving, 1960年4月4日 - )は、オーストラリアの俳優。身長188cm。
来歴・人物
イギリス人の両親(父親は地震学者)の元にナイジェリアで生まれ[1][2][3]、南アフリカ共和国、イギリスなどを経て、10代半ばに家族でオーストラリアへ移住した[1]。
その後ノックス・グラマー・スクールからオーストラリア国立演劇学院(NIDA)へ進学して演劇を学び、1981年同学の卒業後はシドニー・シアター・カンパニー(Sydney Theatre Company、STC)へ所属し、数多くの舞台に出演する。1984年にテレビドラマ『Bodyline』に主演し若手俳優として注目され、1983年『逆光の中の青春』で映画デビューした。1991年『Proof』に盲目の写真家役で、1998年『The Interview』に犯罪被疑者役で出演し、オーストラリア映画協会賞主演男優賞を受賞した。
声優としても活動しており、『ベイブ』の牧羊犬レックスの吹き替えやアニメ映画の吹き替えを担当している。
『プリシラ』 、『マトリックス』三部作、『ロード・オブ・ザ・リング』三部作にて国際的な知名度を得たが、オーストラリアの低予算映画を愛し、現在もシドニーで舞台にも立っている。
『Vフォー・ヴェンデッタ 』では主人公Vを仮面を装着したまま演じた。また、この状態では演じた際の音声が聞き取りづらいため、撮影後に音声を入れ直した。
日本語吹き替えは菅生隆之が声を当てる事が多い。
私生活
結婚はしていないがパートナーのカトリーナ・グリーンウッドとの間に二人の子供がいる[4]。
趣味はスキーで、時折来日して、北海道のスキー場でスキーを楽しんでいる[5]。
13歳の頃にてんかんを発病し、発作を抑える為に抗痙攣薬を服用している。
エピソード
テンプレート:出典の明記 映画『トランスフォーマー』で全シリーズを通して敵キャラクターのメガトロンを演じているが、来日インタビューにて「あれは妙な仕事だったよ」とシリーズ初期のことを述懐した。ヒューゴはこの時期、舞台にも出演していたといい、「他のことに取りかかっていた時期に、2時間程度で終わった声の仕事」でしかなかったと明かした。
本作についての知識は一切なかったのだというヒューゴは、世界的大ヒット作で誰もが知る悪役のひとつを演じたことは自覚しながらも、「僕とベイ監督のつながりは非常につたないものだよ。何せ僕は彼に会ったこともない。セットにいたこともないし、彼の顔を見たのはスカイプだけだ」と明かした。
さらに「脚本も読んでいないんだよ。自分のセリフだけしかわからなくて、そこにどんな意味が含まれているのかもわかっちゃいなかった。これまでああいった仕事はしたことがない。だから、あの作品について語れることはこれ以上ないんだ」と製作サイドの配慮のなさを伺わせるインタビューを残している。
主な出演作品
公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1983 | 逆光の中の青春 The City's Edge |
アンディ・ホワイト | |
1987 | ライトハンド・マン/禁じられた抱擁 The Right Hand Man |
ネッド・デバイン | |
1988 | ミッドナイト・プリズナー Dadah Is Death |
ジェフリー・チェンバーズ | |
1989 | 囚われた女 Bangkok Hilton |
リチャード・カーライル | |
1990 | ウェンディの見る夢は Wendy Cracked a Walnut |
ジェイク | |
1991 | Proof | マーティン | オーストラリア映画協会賞主演男優賞 受賞 |
1993 | 保険屋に気をつけろ! Frauds |
ジョナサン・ウィーツ | |
レックレス・ケリー/向こうみずで行こう! Reckless Kelly |
サー・ジョン | ||
バッド・アップル/堕ちた正義 The Custodian |
チャーチ | ||
1994 | プリシラ The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert |
ティック/ミッチ | |
1995 | ベイブ Babe |
レックス | 声の出演 |
1997 | 恋する2000マイル True Love and Chaos |
モリス | |
1998 | The Interview | エディ・ロドニー・フレミング | オーストラリア映画協会賞主演男優賞 受賞 モントリオール世界映画祭 男優賞 受賞 |
ベイブ/都会へ行く Babe: Pig in the City |
レックス | 声の出演 | |
1999 | マトリックス The Matrix |
エージェント・スミス | |
2001 | ロード・オブ・ザ・リング The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring |
エルロンド | |
2002 | ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 The Lord of the Rings: The Two Towers |
エルロンド | |
2003 | マトリックス・リローデッド The Matrix Reloaded |
エージェント・スミス | |
マトリックス・レボリューションズ The Matrix Revolutions |
エージェント・スミス | ||
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 The Lord of the Rings: The Return of the King |
エルロンド | ||
2005 | リトル・フィッシュ[6] Little Fish |
ライオネル | オーストラリア映画協会賞主演男優賞 受賞 |
Vフォー・ヴェンデッタ V for Vendetta |
V | ||
2006 | ハッピー フィート Happy Feet |
ノア長老 | 声の出演 |
2007 | トランスフォーマー Transformers |
メガトロン | 声の出演 |
2009 | トランスフォーマー: リベンジ Transformers:Revenge of the Fallen |
メガトロン | 声の出演 |
2010 | ウルフマン The Wolfman |
アバライン警部 | |
ガフールの伝説 Legend of the Guardians: The Owls of Ga'Hoole |
グリンブル(キンメフクロウ) | 声の出演 | |
オレンジと太陽 Oranges and Sunshine |
ジャック | オーストラリア映画協会賞助演男優賞 受賞 | |
2011 | キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー Captain America: The First Avenger |
ヨハン・シュミット / レッド・スカル | |
トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン Transformers: Dark of the Moon |
メガトロン | 声の出演 | |
ハッピー フィート2 踊るペンギンレスキュー隊 Happy Feet Two |
ノア長老 | ||
2012 | ホビット 思いがけない冒険 The Hobbit: An Unexpected Journey |
エルロンド | |
クラウド アトラス Cloud Atlas |
ハスケル・ムーア/タデウシュ・ケッセルリング/ビル・スモーク/ナース・ノークス/ジョージー | ||
2013 | ホビット 竜に奪われた王国 The Hobbit: The Desolation of Smaug |
エルロンド | |
2014 | ホビット 決戦のゆくえ The Hobbit: The Battle of the Five Armies |
エルロンド |
主な受賞
- オーストラリア映画協会賞
- 1991年度 最優秀主演男優 『Proof』
- 1998年度 最優秀主演男優 『The Interview』
- 2005年度 最優秀主演男優 『Little Fish』
- 全米映画俳優組合賞
- モントリオール世界映画祭
- 2005年度 主演男優賞 『The Interview』
脚注
- ↑ 1.0 1.1 テンプレート:Cite news
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 2006年1月28日付けシドニー・モーニング・ヘラルドより
- ↑ オーストラリア映画祭2005での題名のため、仮題