ミルメーク

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ファイル:Mimake.jpg
ミルメークコーヒーを溶かした牛乳

ミルメークは、大島食品工業株式会社(本社:愛知県名古屋市守山区)の製造する牛乳調味料である。

概要

すでに学校給食においてほとんどが脱脂粉乳から牛乳(ガラス瓶入り)に切り替わっていた[1]昭和40年代初頭、学校給食用食材の製造を手がけていた大島製薬所(現・大島食品工業)は、栃木県の学校給食会より「子どもたちが残さないように給食の牛乳をおいしくしてほしい」との依頼を受けて商品開発に乗り出し、試行錯誤の上1967年昭和42年)に「コーヒー牛乳の素」としてミルメーク(粉末タイプ)を発売した。牛乳が苦手でもミルメークを混ぜると飲める子供が増えたため、テンプレート:要出典学校給食に広く採用された。

当初はコーヒー味、いちご味、ココア味といった粉末状の商品のみだったが、テトラパック牛乳の普及に伴い、1978年(昭和53年)ストロー差し込み口から注入できるチューブ入りの液体タイプも開発された。1993年(平成5年)からは市販展開によりスーパーや百円ショップで店頭販売されているが、現在もなお全国各地の学校が学校給食に採用している。

テンプレート:要出典

パッケージには「牛乳調味品」と記載されている。大島食品工業の前身は製薬メーカーで、テンプレート:要出典

種類

データは左からパッケージデザイン、内容量、原材料。

粉末状

給食用小袋入り

いちご
ピンク色、5g、砂糖・香料・炭酸カルシウム・食塩・ビタミンC・着色料(紅麹)・クエン酸鉄ナトリウム
きなこ
焦茶色
キャラメル
茶色、8g、砂糖・食塩・香料・着色料(カラメル)・炭酸カルシウム
ココア
薄茶色、8g、砂糖・ぶどう糖・ココア・食塩・炭酸カルシウム・植物レチシン(大豆由来)・香料・ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2
コーヒー
薄茶色、8g、砂糖・インスタントコーヒー・食塩・乳酸菌・炭酸カルシウム・着色料(カラメル)・ビタミンC・クエン酸鉄ナトリウム・香料・ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2
コーヒー(減糖)
黒色、5g
バナナ
黄色、7g、砂糖・食塩・炭酸カルシウム・香料・ビタミンC・クエン酸鉄ナトリウム・ビタミンB2
ピーチ(2003年11月30日に販売中止)
薄桃色、6g、砂糖・香料・炭酸カルシウム・食塩・ビタミンC・着色料(赤ビート)・ビタミンD
抹茶きなこ
黄緑色
メロン
緑色、6g、砂糖・食塩・香料・炭酸カルシウム・着色料(スピルリナ、紅花)・ビタミンC、ビタミンD

市販用商品

コーヒー(減糖)
ジャスコブランド「ハーティマーティ」として発売。
ココア
スタンドパック。
胡麻きなこ
茶色・黄色が主体のスタンドパック。

液体状

チューブ状パッケージ

いちご
ピンク色
コーヒー
無色
ココア
茶色

類似品

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脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. 1958年(昭和33年)に文部省管理局長より「学校給食用牛乳取扱要領」が通達され(参考:学校給食の歴史 - 全国学校給食会連合会)、その後もしばらく脱脂粉乳の提供する学校もあったものの、1963年(昭和38年)に脱脂粉乳に対する国庫補助が実施されると、1972年(昭和47年)には全国で牛乳7:脱脂粉乳3の割合まで普及した。(参考:学校給食の振興 - 文部科学省

外部リンク