合身戦隊メカンダーロボ
テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Footer 『合身戦隊メカンダーロボ』(がっしんせんたいメカンダーロボ)は、1977年(昭和52年)3月3日から同年12月29日まで東京12チャンネル(現・テレビ東京)で、毎週木曜日の19:00 - 19:30(第5話まで)、毎週木曜日の19:30 - 20:00(第6話から)の放送枠にて全35話が放送された、和光プロ(現・ワコープロ)制作のロボットアニメ。
目次
ストーリー
ガニメデ星の支配者ヘドロン皇帝の指揮するコンギスター軍団は地球に侵攻、95%を占領。地球の主要エネルギー源である原子力を封じるために、原子炉を破壊するオメガミサイルを装備した監視・ミサイル衛星を衛星軌道上に配置した。コンギスター軍団の占領から唯一逃れた日本で、敷島博士は地球を取り戻すために空母キング・ダイヤモンドと超性能戦闘ロボット『メカンダーロボ』を建造し、コンギスター軍団に立ち向かう。
概要
企画時の仮題は『合体マシン戦隊メカンダートライ』だったが、既に青島文化教材社が「合体マシン」という商標を登録していたため「合身戦隊メカンダーロボ」に改題された。OPの歌詞に仮題の名残りがある。
メカンダーロボの基地は、キング・ダイヤモンドと呼ばれる陸上空母。通常時は野球場にカモフラージュしており、戦闘時には変形して移動する。メカンダー1、2、3と呼ばれる3機の戦闘機と、メカンダーロボを格納、有事には発進させる事ができる。メカンダーロボの操縦者のジミー・オリオン、八島小次郎、敷島竜介の3名はそれぞれメカンダー1、2、3に乗り込み出動する。その後、3機を合体させメカンダー・マックスとなり、キング・ダイヤモンドから射出されたメカンダーロボの背中と合体する。それによりメカンダーロボの超性能原子炉が起動して戦闘準備が完了する。のちにトライカーという、F1、GT2、B(バギー)3の3体の地上走行型メカも登場した。
ただし、コンギスター軍団の策略により、原子炉が作動すると同時に敵の監視衛星が検知して、その原子炉反応をもつ物体めがけてオメガミサイルが発射されるようになっているため、メカンダーロボはオメガミサイルに撃墜される前に敵を粉砕し原子炉を停止させなければならず、戦闘時間に制限を設けてスリルのある展開となっていた。
オメガミサイルはコンギスター軍団が衛星軌道上に設置した合計7つの監視・ミサイル衛星より発射される通常弾頭のミサイル。原子炉の核分裂、又は核融合反応をセンサーで探知する誘導装置のため、動力に原子力を用いる兵器では対抗出来ない。メカンダーロボもその例外ではなく、原子炉に点火しておおよそ3分から5分でこのミサイルが飛来するため、この時間内に地上の敵となる目標を排除し、停止しないと、戦闘に勝ってもこのミサイルに撃破されてしまう。
メカンダーロボは当初、対コンギスター戦闘隊メカンダーの乗り込むロボットというだけで特に名前は付けられていなかったが、第3話において、コンギスターメカ獣放電レンザーとの戦いを経て、ロボットを単なる機械とは扱わず生死をかけて一緒に戦う友として、ジミー達がロボットを「メカンダーロボ」と名付けた。
対するコンギスター軍団も一台の大型ロボと多数の小型円盤UFOで編成された「機動部隊」を各方面に配備している。ある回でメデューサ将軍が「そちらには旧式のキングコンガーしか配備されておりません」と発言しているように、以前登場したロボットが再登場しており、「敵ロボットは量産タイプ」という設定は後の『機動戦士ガンダム』に登場するザクなどの量産機に先駆けるものだった。
また、当時の他作品に比して防衛軍の描写に力が入っており、反攻作戦も主力はあくまで防衛軍でメカンダーがその支援に回るという体制である。台湾の友軍虎師団の援護に赴いた爆撃機隊が小型UFO円盤の基地を爆撃し、地上で壊滅させるなどの活躍も見せた。特殊部隊がウラニウム工場を襲撃し、核物質を奪取することもあった。物語の最終局面では戦闘機3機が敵鳥型大型ロボットに特攻をかけ、撃破に成功している。
他にも主役メカが物語の途中で完全に破壊されたり、「ヘドロンは倒れたがガニメデ星人も既に滅亡しており、ガニメデ文明の復興はもはや不可能だった」というバッドエンドでストーリーが完結するなど当時のロボットアニメのパターン破りがなされていた。
スポンサーの倒産
スーパーカーブームの影響で本作関連玩具の売上が伸び悩み、さらにそれまでの様々な要素や設備投資の問題などが複合する形で、メインスポンサーの株式会社ブルマァクが放送途中の1977年10月、経営破綻に至る。後を引き継ぐスポンサーも見つからず、製作資金の提供が絶たれたため、番組自体が打ち切りになる可能性も多分にあったが、製作済のフィルムや素材を使い回してそれに僅かな新作部分を組み合わせ、さながら総集編のような内容となりながらも製作、放送が続けられた。
登場人物
声優協力は青二プロダクション、東京俳優生活協同組合。ナレーターは中田浩二が担当。
キング・ダイヤモンド
- ジミー・オリオン
- 声 - 神谷明
- 本作の主人公で年齢は17歳。銀河系に存在するガニメデ星の王子だったが、彼が2歳の時に故郷がコンギスター軍団に占領され、母親によってカプセルに乗せられ地球に逃れる。
- 15年間カプセルの中で育ち、敷島博士に助けられてメカンダーの一員となり、地球を護るために戦う。
- 第3話では放電レンザーによってショートした接続回路を手作業で復帰させたこともあった。
- 最終話では、故郷がようやく元の環境を取り戻したものの共に再興に取り組むべき同胞たちはもう一人残らず死に絶えてしまっていた事実に空しさを覚え、仲間に何も言わずに一人どこかへ去って行ってしまう。
- 八島小次郎(やしま こじろう)
- 声 - 曽我部和行
- 元レーサーで18歳。運動神経を買われてメカンダーの一員となる。
- 恋人をコンギスター軍団によって殺されたため、コンギスターを人一倍憎んでいる。一見ニヒルだが、激しやすい面もある。
- 第8話ではオメガミサイルによってメカンダーロボが破壊される夢を見てしまい、恐怖に陥った事もあった。
- 第10話、第20話ではジープを前輪代わりにして発進するメカンダーマックスの護衛をした事もあった。
- 第21話ではジミーの無断行動のせいでウラニウム奪取作戦が大失敗してしまったため、ジミーを殴り飛ばした事もあった。
- 敷島竜介(しきしま りゅうすけ)
- 声 - 野島昭生
- メカンダーのリーダーで20歳。敷島博士の息子でミカの兄でもある。
- 性格は真面目で落ち着いており勝手な行動をとったジミーと小次郎をまとめるなどリーダーらしさを見せている。だが逆に慎重すぎる一面もある。
- 敷島正造(しきしま しょうぞう)
- 声 - 滝雅也
- 国際物理秘密研究所(通称IPS)の所長でありメカンダーロボの製作者。50歳。
- 地球防衛軍では「ミスターX」と呼ばれている。
- 敷島ミカ(しきしま ミカ)
- 声 - 横沢啓子
- 本作のヒロインで年齢は17歳。敷島竜介の妹でもある。
- 彼女が7歳の時に母親は交通事故で死んでしまったため、自分が母親代わりなる。第9話、第20話では無断出撃してしまった事もあった。第24話以降は、メカンダーの一員となる。また、ジミーを好きになる。
- 山本勝之
- 声 - 岡田道郎
- 地球防衛軍総司令官。合身戦隊を信頼している。
- 指令を送るだけではなく、自ら作戦の陣頭指揮を執り、合身戦隊を援護するなど積極的。
- コンギスターが恐れていた人物であり、スパイとして疑われたことがあった。34話で空中要塞都市との闘いで戦死した。
- グワンダ・ギリ
- 声 - 倉石一旺
- アフリカ系の黒人。機械工学の世界的権威者で敷島博士に腕を買われ、キング・ダイヤモンドに所属している。年齢は25歳。
- 主に研究上のメカニックを担当しているが、空母基地の主任パイロットでもある。
- 冷静で一度も怒ったことはない。「トライサー」の掛け声時に指を鳴らす癖がある。メアリーという妹がいる。
- ユータ
- 声 - 高橋ひろ子
- 敷島博士に拾われた孤児で年齢は8歳。
- メカンダーに憧れており、大きくなったら合身戦隊に所属することを夢見ている。格納庫に手作りオモチャの材料としてマッチを持ち込んだことで、ジミーの鉄拳制裁を受けた事がある(燃料や武器弾薬があるため火気厳禁)。
- 団五郎兵衛
- 声 - 荒川保男
- メカンダーロボの修理などを行っている巨漢で18歳。
- ユータとともに行動をすることが多い。
コンギスター軍団
ガニメデ星の公害から生まれた異形の生命・ヘドロン皇帝がガニメデ星人全員をサイボーグ化して組織した軍団。地球の他にも多数の星に部隊を派遣していたが、戻ってきた部隊は皆無だったという。
- オズメル大将軍
- 声 - 津嘉山正種
- ヘドロン皇帝によって造り出された機械型アンドロイドだが、自身がロボットであることは知らない。
- ヘドロン皇帝に忠実だが、部下を容赦なく切り捨てたり自分の失敗を認めなかったりと尊大な性格をしている。
- ヘドロン皇帝自身は「丹精込めて造った」と語っている。
- 第34話でジミーとの一騎打ちで敗れ爆散した。
- メデューサ将軍
- 声 - 藤夏子
- コンギスターの女将軍。オズメル大将軍とは犬猿の仲。
- その正体はジミーの母親で、ガニメデ星の女王。
- ヘドロン皇帝により冷酷非道なサイボーグにされてしまうが、夜間のみガニメデ星王家特有の特異体質で本来の姿と記憶・人格が戻る。
- 元の姿のときはメカインコをジミーの元に飛ばして情報を流す。
- 第23話ではメカンダーロボの破壊に成功し、とどめを刺そうとしたその時に突然元の姿に戻った。メカインコによってメカンダーロボに息子のジミーが乗っていたことを知り、わが子を手にかけようとしたことを嘆き、ドラゴンドリラーを自爆させる形で自決した。
- ヘドロン皇帝
- 声 - (不明)
- ガニメデ星のヘドロから生まれた生命体。ガニメデ星の人々をサイボーグに変え、コンギスター軍団を結成し、地球を襲撃した。
- 性質と出自故、公害がなければ生きられないため(汚染された環境を求めて)地球を襲撃した。普段は言葉を発さないが、オズメル大将軍にのみ意思を伝えることができる。
- 最終話で姿を現し、オズメルの死を嘆く。
- 自ら住みよい公害の星をと決意するが、ガニメデ星の自浄作用によって消滅した。
主要登場メカ
- メカンダーロボ
- 敷島博士が地球の奪回を目指して開発したスーパーロボット。合身時の掛け声は「メカンダークロス!(解除時は『パワー・アウト!』)」。全長120メートル、重量32トン、原子力を動力に用い出力は80万馬力である。超鋼軽合金KS鋼に身を包みコンギスター軍団と戦った。第23話でメカタイガーシャークが合体したドラゴンドリラーに破壊される。合身戦隊の名前はコクピットとなるメカンダー・マックスが3機合体の飛行メカである事による。メカンダー・マックスが合体しない限り動力源である原子炉は作動しないが、現場に飛んでくることは出来るため、非戦闘時用の別の動力源も持っているようである。
- 武装
- メカンダーUFO…両腕に装備されたスパイク付きバックラー。メカンダーロボの外観の特徴にもなっている。
- UFOグラインダー…腕に装着したまま回転させ敵を攻撃する。
- UFOフレイザー…盾として用いる場合の呼称。
- UFOダブル…2枚同時に投げ、合体して攻撃する。
- UFOブーメラン…単独で投げる。
- メカンダー・フェンサー…右腕に収納されている両刃の剣。
- メカンダー・フレイム…胸から出す火炎。
- メカンダー・ライチャック…アンテナから放つ磁力波。企画書ではライチャックと記載され、光線と両耳部を取り外して作り出すヌンチャク風武器の両方の名前となっていた。
- ライチャック・ボーラー…両耳が分離し電波誘導で攻撃する。または合体してできるボーラ。本編ではこれもメカンダー・ライチャックと呼ばれていた。
- メカンダー・キックフェンサー…足の装甲が形成する刃。
- メカンダー・リファイド…機体からの放電攻撃。自身にもダメージの及ぶ自傷武器。
- メカンダー・ロケットガン(メカンダー・ガン)…拳を収納し、メカンダーUFOが接続されている黄色いパーツを軸にして前腕前後が入れ替わり、出現する5連装砲。株式会社ユージンのカプセルフィギュアには、右拳を外すと発射口が再現されている隠しギミックあり。
- ジョーズ…サメ型内蔵地上魚雷(正式名称は『空中大型魚雷ジョーズ』)。
- コバンザム…ジョーズの強化カートリッジ。ジョーズに貼り付いて威力を増す。単体でも使用可能。後に新コバンザムとなった。
- メカンダーUFO…両腕に装備されたスパイク付きバックラー。メカンダーロボの外観の特徴にもなっている。
- 武装
- メカンダー・プレーン1(メカンダー1)
- 全長20メートル、重量2.8トン。最高速度マッハ5で最大航続距離7000キロメートル。ハイパワーロケットエンジン2基を装備する。ジュラルミンより軽いカーボンファイバーで作られている。メカンダー・マックスの機体前半となる。
- メカンダー・プレーン2(メカンダー2)
- 全長9メートル、重量1.8トン。最高速度マッハ3、最大航続距離7000キロメートル。ハイパワーロケットエンジン3基を装備。メカンダー・マックスの後部となる。
- メカンダー・プレーン3(メカンダー3)
- 全長10メートル、重量1.5トン。最高速度マッハ3。最大航続距離7000キロメートル。ハイパワーロケットエンジン2基を装備。メカンダー・マックスの底部となる。後述のパワーアップにより、第24話以降登場する機会を失った。
- ※武装は3機同じでジャイロン機関砲2門、小型ミサイル「スカイドンキー」7発。
- メカンダー・マックス
- メカンダー・プレーン1、2、3が合体した機体。合体時の掛け声は「メカンダーマックス GO!」。全長30m、重量6100kg。最高時速マッハ5で最大航続距離5000km。この機体が合体しないとメカンダーロボの原子炉は起動しない。逆に分離することにより原子炉は停止、オメガミサイルは目標を失い墜落する。
- 武装
- ブルサンダー…バッファロー型の合体ミサイル。メカンダー・プレーン1、2、3がそれぞれ同時に発射する3つの部品(頭・胴・ブースター)が空中で合体し強力な破壊力を持ったミサイルとなる。通常なら「空中合体魚雷ブルサンダー1号発射!2号発射!3号発射!」との掛け声で3機が発射され空中で合体し、チャージ完了の電磁波を撒き散らして敵に向かう。だが、敵が大型台風を発生させた回にその正体を探るためにブルサンダーを連射したことがあるが、その際の劇中の掛け声が「ブルサンダー1号発射!」から順に9号まで確認できる。
- 武装
- トライカー1(トライカーF1)
- 第1話、第15話、第22話登場した地上用メカ。合体しトライカー・マックスとなってメカンダーロボに合体する。メカンダー・プレーンの地上版。ガスタービンエンジン2基を搭載し時速350キロを超えるスピードを誇る。トライカー・マックスの前部となる。第24話以降は新トライカー1に改造された。(第1話のみ青と白のトライカー1であった。)
- トライカー2(トライカーGT2)
- 同じくレーシング用ターボエンジン2基搭載の地上用メカ。時速300キロを超えるスピードを出す事ができる。トライカー・マックスの後部中央となる。上記のメカンダー・プレーン3と同様、後述のパワーアップにより、第24話以降登場する機会を失ったが、第32話でミカがこのトライカー2を使用している。なおトライカー1及びトライカー2は2基のエンジンをそれぞれ制御するために3つのアクセルペダルを操作することにより、ハンドル操作では不可能とされる走行を可能とする。
- トライカー3(トライカーB3)
- ロケットエンジンを搭載し常に時速300キロを維持できる。コクピットがリアウィングとなり胴体が左右に広がりトライカー・マックスの左右後部とリアウィングになる。第24話以降はメカンダーベースに改造された。
- トライカー・マックス
- トライカー1、2、3が合体したビークル。合体時の掛け声は「トライマックス GO!」。メカンダー・マックスと同じくメカンダーロボの起動に欠かせないメカ。余談だがメカンダー・マックスが破壊されて登場したわけではなく、コクピットになるメカが同時に2つ存在している。
- シェパード…トライカー唯一の武装。イヌ型内蔵地上魚雷ということで弾体下面が土中にもぐったまま敵に進む。1話かぎりの登場だった。他にバルカン砲も装備しているらしいが、第22話では整備が不完全だったため両方とも不発に終えた。第32話では色違いのシェパードが発射されている。
- 新メカンダーロボ(パート2とも呼ばれる)
- 第24話から登場したメカンダーロボのニュー・バージョン。合身時の掛け声は「メカンダープレーンクロス!」。武装やデザイン、機体色などはまったく変わらないが、装甲がポリマースチール製となりマイクロコンピューターで伸縮自在となる。さらに原子力エンジンも小型化され航行速度もマッハ7までアップ、装甲も摂氏8000度までの耐熱性と10.0Gまでの耐衝撃度を備えた。この改造に合わせてメカンダー・プレーンとトライカーにロボ本体が4分割されて縮小のうえ搭載され、名実ともに合身ロボとなった。しかしもともと単体ロボを合体ロボにしたため、皮肉にも青島文化教材社の合体マシンシリーズそのままの分割となっている。パーツごとが分離合体後、巨大化してメカンダー・プレーン2機合体とトライカーが合身する。32話で破壊されたが、次回では新たなメカンダーロボが建造された。
- 機体の組み合わせは以下のとおり。
- メカンダー・プレーン1(メカンダー1)+ロボ腕…メカンダー・ジャイロ。ジミーが搭乗。
- メカンダー・プレーン2(メカンダー2)+ロボ頭部…メカンダー・ブレーン。小次郎が搭乗。
- ※メカンダー・プレーン1と2のみで合体。これまで同様に背中に合身する。
- トライカー3+ロボ胴体…メカンダー・ベース。竜介が搭乗。
- 新トライカー1+ロボ脚…メカンダー・ジャック。ミカが搭乗。(第26話の冒頭、第27話の後半ではジミー・オリオンが搭乗している)
- ※ジミー運転のトライカー1とは別物なので、新トライカー1と呼称。ロボ完成後、それぞれ左右の足に収納される。収納時の掛け声は「トライカー・セットイン!」。
基地
- キング・ダイヤモンド
- メカンダーロボの基地。移動母艦であるが普段は野球場に偽装されており、メカンダーロボはバックスクリーン部分のスタンド下に格納されておりここから出撃する。全長1200m、重量53000t。オメガミサイル対策の為、動力源は原子力ではなく石油。第14話の東京ブラックホール作戦によって小破。「合体マシン戦隊 メカンダートライ」の時はダークタウンという名前だった。
- 新キング・ダイヤモンド
- 第16話から登場した超大型空母。ジャンボジェットエンジンの10倍の推進力とされるウルトラ・エンジンを2基装備し移動能力がアップ。第22話でスタジアム基地を失ったため球場への偽装はできなくなった。天然ルビーを用いたレーザー光線砲と特殊レーザー砲を装備し戦闘力もアップ。艦首にはUFOなどの飛行物体を鮮明に捉える高性能レーダーを内蔵。
- 空中要塞都市
- アメリカのネバタ砂漠に構まえるコンギスターの要塞都市。いくつかのカモフラージュの要塞都市も存在する。第34話でメカンダーロボと地球防衛軍によって破壊された。
その他
- 攻撃形ホバークラフト
- 敷島ミカ、ユータ、団五郎兵衛が第6話で使用した水上用のメカ。対空砲を装備している。
- 偵察機
- 敷島ミカが第9話、第20話で使用したティルトローター式偵察機。メカンダーマックス(メカンダー1・2・3)と同じジャイロ機関砲を装備しているが、小型ミサイル「スカイドンキー」等は装備してはいないため、戦闘には向いていないらしい。第9話、第20話で破壊されている。
- 静止衛星&オメガミサイル
- 地上の核兵器・原子炉(ICBM、原子力潜水艦、原子力空母・原子力発電所など)で発生する核分裂反応目掛けて発射される、恐怖のミサイル。発射音はなぜかキングキドラの鳴き声である。原子炉などの停止で目標を喪失した場合は自律航行できなくなるが、慣性落下により最後は地上・海上で爆発する。第11話ではオーロラに反応して空中で爆発、第14話では静止衛星の故障で発射されなかった。第17話でメカンダーロボと地球防衛軍によって静止衛星は破壊されたが、その後第19、21話で残存の衛星からオメガミサイルが発射されているが、すぐに出番を失った。
- ヘドロボット
- コンギスターの戦闘機やコンギスターの兵士と共に行動する戦闘用ロボット。
- コンギスター戦闘メカ獣
- コンギスター最大の巨大メカ。コンギスターは様々な怪獣形メカを使い、メカンダーロボを倒すために使用されている。
- 惑星破壊兵器マグマ列車
- 第14話に登場した地球破壊兵器。高性能爆薬を搭載した惑星破壊兵器。富士山一帯を爆破させようとしていたが、メカンダーロボの活躍によって破壊された。
スタッフ
- 原作:和光プロダクション企画室
- 企画:和光プロダクション、東急エージェンシー
- 制作:高橋澄夫
- プロデューサー:新美隆雄、佐藤光雄、川畑克己
- 構成:本田毅、陶山智、海堂清彦
- メカニックデザイン:メカマン、大河原邦男
- キャラクターデザイン:岡迫亘弘
- 美術:宮本清司、西村邦子、小出秀男、他
- 原画:谷口守泰、小国一和、正延宏三、多賀かずひろ他
- 撮影監督:松原金太郎
- 編集:鈴木雅晴
- 音楽:渡辺宙明
- 録音監督:石田忠賢
- 音響効果:イシダサウンドプロ(第1話~第13話)→スワラプロ(第14話~第35話)
- 製作:東京12チャンネル、和光プロダクション
主題歌
- オープニング:「トライアタック! メカンダーロボ」(歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会)
- エンディング:「さすらいの星 ジミー・オリオン」(歌:水木一郎、こおろぎ'73)
なおオープニング映像は一貫して同じ物が使われたため、新メカンダーロボやトライカー・マックス(&構成メカ)、およびメカンダーチームとしてのミカは登場しなかった。
放送リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 | メカ獣 |
---|---|---|---|---|---|
1 | コンギスター軍団 日本大襲撃! | 海堂清彦 | 林政行 | 正延宏三 | クマンダー |
2 | 謎の戦士 ジミー・オリオン | 二宮常雄 | シンキラー | ||
3 | ジミー 決死のパワーイン | 新田義方 | 正延宏三 | 放電レンザー | |
4 | 見よ! あれが空中要塞都市だ | キングコンガー テラノドンガー | |||
5 | 大輸送船団を死守せよ! | 陶山智 | 安濃高志 ※ | 竹内きよし | ギジュウダー |
6 | 出撃!! 空母キング・ダイヤモンド | ニュードム | |||
7 | コンギスター軍団 ハワイ全滅作戦 | トカスダー | |||
8 | 叩け! オメガミサイル | 新田義方 | 正延宏三 | ムカデラー | |
9 | 最後の戦線 南シナ海 | 海堂清彦 | とみの喜幸 | 小国一和 | オオニューダー |
10 | 危うし! メカンダー・マックス | 陶山智 | 林政行 | 二宮常雄 | ハンドレーロボ |
11 | 必殺! メカンダー・フェンサー | ギアロボット | |||
12 | 謎のビッグハリケーン | ビッグハリケーン | |||
13 | 幻の大西洋艦隊を救出せよ! | 海堂清彦 | 正延宏三 | クマンダー2号機 キングコンガー2号機 ギジュウダー2号機 | |
14 | 東京ブラックホール作戦 | 陶山智 | 佐藤哲朗 | 村田四郎 | ムカデック 新型ギアロボット |
15 | 出撃! 合身トライカー | 林政行 | 二宮常雄 | 火炎スネーク | |
16 | メカンダーロボ 危機一髪 | 中野健治 | 竹内きよし | 放電レンザー2号機 ニュードム2号機 トカスダー2号機 | |
17 | オメガミサイルを撃滅せよ! | 海堂清彦 | 正延宏三 | クラゲラー | |
18 | 狙われた秘密基地 | 陶山智 | 安濃高志 | 多賀かずひろ | ヤキューラ |
19 | 魔のペルシャ湾に突入せよ! | 海堂清彦 | 林政行 | 二宮常雄 | メカオニヒトデ |
20 | 反撃!シンガポール奪回作戦 | 正延宏三 | オオニューダー2号機 ハンドレーロボ2号機 | ||
21 | あの巨大ロボットを撃て! | 中野健治 | 多賀かずひろ | ザリガー | |
22 | スタジアム基地の最後 | 陶山智 | 佐藤哲朗 | 村田四郎 | レンケツラ |
23 | 母よ永遠に眠れ | 海堂清彦 | 林政行 | 二宮常雄 | ドラゴンドリラー メカタイガーシャーク |
24 | 4体合身メカンダーロボ | 陶山智 | 安濃高志 | 多賀かずひろ | メカ火焔龍 |
25 | 謎の謀略作戦をあばけ! | 村田四郎 | クラゲライザー | ||
26 | 決死の宇宙戦争 | 中野健治 | 正延宏三 | カマイッタチ | |
27 | 潜入! 空中要塞都市 | 二宮常雄 | グレートロボ | ||
28 | 振りむくな!ジミー・オリオン | 海堂清彦 | 正延宏三 | メカ火焔龍2号機 | |
29 | 攻撃目標は敵機動部隊 | 安濃高志 | 村田四郎 | 総集編であるため省略。 | |
30 | 謎のランドルート作戦 | ||||
31 | 死闘! 静止衛星破壊作戦 | 中野健治 | |||
32 | メデューサ南海に死す | ||||
33 | 進め! 地球軍大反撃 | ||||
34 | 大将軍オズメルの最期 | 多賀かずひろ | メカギジター カメレオンロボ サソリロボ | ||
35 | メカンダーロボよ 永遠(とわ)に | 村田四郎 | 総集編であるため省略。 |
5月26日(第4話)、6月2日(第5話)、8月11日(第2話)、8月25日(第6話)、9月22日(第7話)、11月3日(第8話)、11月17日(第9話)、12月1日(第10話)、12月15日(第11話)と計9回の再放送を挟んだ。
- ※ 第6話のAR台本、DVD-BOXのパッケージにはとみの喜幸と表記されているが誤植で、実際の演出は安濃高志が担当している。
関連商品
- 過去にLDボックスが発売された。各巻には小冊子の解説書がついている。また、長らくDVD化されていなかったが、DVD-BOXが2007年12月21日にセブンエイトから発売された。
- メインスポンサーのブルマァクから「ジャイアント合身戦隊メカンダーロボ」・「ジンクロン テクニカル合身セット」・「メカンダーマックス合身セット」・「トライマックス合身セット」・「合身基地キングダイヤモンド1・2号」・ブルモデルシリーズ「メカンダーロボ」・「メカンダー1」・「メカンダー2」・「メカンダー3」・「メカンダーマックス」・「トライF-1」・「トライGT-2」・「トライB-3」が発売された。現在ではどれもプレミア品になっている。
- 2009年6月にシーエムズコーポレーションから、メカアクションシリーズでメカンダーロボのアクションフィギュアが発売された。スタンダードとデラックスが発売され、それぞれのパッケージはかつてのブルマァク玩具セットを思わせる仕様となっている。スタンダードはメタリック仕様も発売されている。