是枝裕和
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テンプレート:ActorActress 是枝 裕和(これえだ ひろかず、1962年6月6日 - )は日本の映画監督、テレビドキュメンタリー演出家。
目次
来歴・人物
曾祖父は薩摩藩の出身。東京都練馬区生まれ[1]。東京都立武蔵高等学校卒業。駿台予備学校で現代文を担当していた、「イイタイコト」で知られる藤田修一に影響を受ける。1987年早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。
番組制作会社テレビマンユニオンに入社し、テレビ番組のADをしながらドキュメンタリー番組の演出家をつとめる[2]。1995年に『幻の光』で映画監督デビュー。新作を発表するたびに多くの国際映画祭に招待されるなど、国内外で高い評価を受ける映画監督の一人である。若手監督のプロデュースや、CM作品、ミュージックビデオの演出も手がけている。
主な作品として、映画『誰も知らない』、『ワンダフルライフ』、テレビドキュメンタリー『しかし… 福祉切り捨ての時代に』、ノベライズ『歩いても 歩いても』、プロデュース作品として西川美和監督作品がある。『誰も知らない』は第57回カンヌ国際映画祭で柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞、『そして父になる』は第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞するなど、海外でも高い評価を受けている。
2005年より立命館大学産業社会学部客員教授。2013年2月現在、BPOにおける放送倫理検証委員会の委員を務める[3]。
監督作品
長編映画
- 幻の光(1995年)
- ワンダフルライフ(1999年)
- DISTANCE(2001年)
- 誰も知らない(2004年)
- 花よりもなほ(2006年)
- 歩いても 歩いても(2008年)
- 大丈夫であるように -Cocco 終らない旅-(2008年)
- 空気人形(2009年)
- 奇跡(2011年)
- そして父になる(2013年)[4]
- 海街diary(2015年)
テレビドラマ
- 妖しき文豪怪談 第4回「後の日」(2010年、NHK-BShi)[5]
- ゴーイング マイ ホーム(2012年10月 - 12月、関西テレビ)
テレビドキュメンタリー
- NONFIX(フジテレビ)
- しかし… 福祉切り捨ての時代に(1991年)
- もう一つの教育〜伊那小学校春組の記録〜(1991年)
- 公害はどこへ行った…(1991年)
- 日本人になりたかった…(1992年)
- 侯孝賢とエドワード・ヤン(1993年)
- 彼のいない八月が(1994年)
- シリーズ憲法 〜第9条・戦争放棄「忘却」〜(2006年)
- 心象スケッチ それぞれの宮沢賢治(1993年、テレビ東京『ドキュメンタリー人間劇場』)
- 記憶が失われた時…〜ある家族の2年半の記録〜(1996年、NHK)
- いのちの響(出演、1999年、TBS)
- 歩くような速さで〜37,319人のオーディション(2002年、日本テレビ)
- 私がこどもだった頃 谷川俊太郎篇(2008年、NHK)
- あの時だったかもしれない 〜テレビにとって「私」とは何か〜(2008年、BS-i、TBS『報道の魂』)
- 悪いのはみんな萩本欽一である(2010年、フジテレビ『チャンネルΣ』)
- 未来への手紙2014〜あれから3年たちました〜(2014年、NHK)[6]
CM
- 日産 ニューセレナ「モノより思い出」シリーズ(1999年-2003年)
- サントリー なっちゃん「3年目のなっちゃん」
- ポッカ「じっくりコトコト煮込んだスープ」
- Sony Music Auditionシリーズ(2001年-2002年)
- フジテレビ・キャンペーン「きっかけはフジテレビ」(2002年)
- ソニー PS2ソフト『アークザラッド 精霊の黄昏』(2003年)
- ネスカフェ「朝のリレー 寝顔篇」(2004年)
- ダイハツ ミラ・カスタム(2006年)
- ミツカン 金のつぶ(2007年)
ミュージック・ビデオ
- Cocco「水鏡」(2000年)
- Cheri「ためいき」(2003年)
- タテタカコ「宝石」(2004年)
- Cocco「陽の照りながら雨の降る」(2006年)
- スネオヘアー「やさしいうた」(2007年)
- AKB48「桜の木になろう」(2011年)
プロデュース作品
- カクト(2002年、監督:伊勢谷友介)
- 蛇イチゴ(2003年、監督:西川美和)
- 扉の向こう 〜エレファントカシマシ・宮本浩次という生き方〜(2004年、フジテレビ『NONFIX』、ディレクター:千切谷知子)[7]
- ゆれる(2006年、監督:西川美和)
- ビューティフル アイランズ(2010年、ドキュメンタリー、監督:海南友子)
- エンディングノート(2011年、監督:砂田麻美)
書籍
- しかし…-ある福祉高級官僚 死への軌跡(1992年、あけび書房)ISBN 978-4900423664
- 官僚はなぜ死を選んだのか-現実と理想の間で(2001年、日経ビジネス人文庫)ISBN 978-4532190682
- 小説ワンダフルライフ(1999年、ハヤカワ文庫)ISBN 978-4150306113
- DISTANCE 〜映画が作られるまで〜(2001年、スイッチパブリッシング)ISBN 978-4884180003
- あの頃のこと-Every day as a child(共著、2004年、ソニーマガジンズ)ISBN 978-4789723398
- 花よりもなほ(2006年、角川書店)ISBN 978-4048737029
- 歩いても 歩いても(2008年、幻冬舎)ISBN 978-4344015142
- それでもテレビは終わらない(共著、2010年、岩波ブックレット)ISBN 978-4002707976
- 奇跡(2011、文藝春秋)ISBN 978-4163301402
- そして父になる(2013、宝島社文庫)ISBN 978-4800215154
- 歩くような速さで(2013、ポプラ社)ISBN 978-4591136720
受賞歴
- 幻の光
- 第52回ヴェネツィア国際映画祭 金のオゼッラ賞
- バンクーバー映画祭 グランプリ
- シカゴ映画祭 グランプリ
- 第10回高崎映画祭 若手監督グランプリ
- ワンダフルライフ
- DISTANCE
- 第16回高崎映画祭 最優秀作品賞
- 誰も知らない
- 第77回アカデミー賞外国語映画賞部門・日本代表作品
- フランダース国際映画祭 グランプリ
- シカゴ国際映画祭 金のプラーク賞
- 第26回ヨコハマ映画祭 日本映画ベストテン第3位
- 第78回キネマ旬報ベストテン 日本映画ベスト・ワン
- 第47回ブルーリボン賞 作品賞、監督賞
- 第19回高崎映画祭 最優秀監督賞
- 花よりもなほ
- 第21回高崎映画祭 最優秀作品賞
- 歩いても 歩いても
- 第56回サン・セバスティアン国際映画祭 脚本家協会賞
- 第4回ユーラシア国際映画祭 最優秀監督賞
- 第23回マール・デル・プラタ国際映画祭 最優秀作品賞
- 第30回ヨコハマ映画祭 日本映画ベストテン第3位
- 第23回高崎映画祭 最優秀監督賞
- 第82回キネマ旬報ベストテン 日本映画ベストテン第5位
- 第51回ブルーリボン賞 監督賞
- 第18回東京スポーツ映画大賞 作品賞
- 第3回アジア・フィルム・アワード 監督賞
- 空気人形
- 第24回高崎映画祭 最優秀作品賞
- 奇跡
- 第59回サン・セバスティアン国際映画祭 最優秀脚本賞、カトリックメディア協議会(SIGNIS)賞
- 第3回TAMA映画賞 最優秀作品賞
- おおさかシネマフェスティバル2012 日本映画ベストテン第5位
- 第26回イスファハーン国際青少年映画祭(イラン) 最優秀作品賞
- エンディングノート
- 第31回藤本賞・奨励賞
- ゴーイング マイ ホーム
- 第75回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 監督賞
- 第50回ギャラクシー賞 テレビ部門 奨励賞
- そして父になる
- 第66回カンヌ国際映画祭 審査員賞、エキュメニカル賞特別表彰
- 第61回サン・セバスティアン国際映画祭 観客賞(PEARLS部門)
- 第32回バンクーバー国際映画祭 観客賞(Rogers People’s Choice Award)
- 第7回アブダビ国際映画祭 Child Protection Award 脚本賞(Child Protection Award for Best Script)
- 第37回サンパウロ国際映画祭 観客賞
- 第35回ヨコハマ映画祭 日本映画ベストテン第4位、脚本賞
- 第26回日刊スポーツ映画大賞 監督賞
- 第56回アジア太平洋映画祭 最優秀作品賞、最優秀監督賞
- 第37回日本アカデミー賞 優秀作品賞、優秀監督賞ほか[8]
- 芸術選奨文部科学大臣賞映画部門
ドキュメンタリー作品において、ギャラクシー賞やATP賞などを数多く受賞。
推薦図書
- 姜尚中著「心の力」(集英社新書)
脚注
- ↑ https://twitter.com/hkoreeda/status/104847170456395776
- ↑ 山形国際ドキュメンタリー映画祭 日本のドキュメンタリー作家インタビュー No. 12
- ↑ 委員会説明 | BPO | 放送倫理・番組向上機構、2013年2月15日参照。
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ 引用エラー: 無効な
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タグです。 「cinema20110924
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ NONFIX : 扉の向こう 〜エレファントカシマシ・宮本浩次という生き方〜 - フジテレビ
- ↑ テンプレート:Cite web
関連項目
- 村木良彦
- 萩元晴彦
- タテタカコ
- 森達也
- アメリカ横断ウルトラクイズ - 1987年の第11回でADを務めた。
外部リンク
- 公式サイト KORE-EDA.com
- テンプレート:Twitter
- テンプレート:Imdb name
- PUBLIC-IMAGE.ORG インタビュー
- 映画『空気人形』是枝裕和監督インタビュー/CINRA.NET 2009年9月18日掲載
- 『映画の未来へ』黒沢清×是枝裕和/CINRA.NET 2009年12月30日掲載
- 『映画の未来へ』黒沢清×是枝裕和×西島秀俊×寺島進/CINRA.NET 2010年1月1日掲載
- テンプレート:Videonews.com