茶志内駅
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茶志内駅(ちゃしないえき)は、北海道美唄市茶志内町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)函館本線の駅である。JR北海道の駅番号はA17。
駅名の由来は、アイヌ語の「チャシ・ナイ(砦・川)」と言われているが、周囲に砦があった痕跡は無い。
駅構造
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を有する地上駅。かつては島式ホーム2面4線の構造であったが、駅舎側の1線が廃止され、駅舎から駅舎寄りのホームへは跨線橋なしで入ることが可能になった。
現在は無人駅であるが、貨物列車が発着していたため1997年まで駅員が配置されていた。
貨物取扱
現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっている。貨物列車の発着はなく、貨物設備や接続する専用線もない。
かつて、駅の東側には新日本石油美唄油槽所があり、その荷役設備へ続く専用線もあった。この路線は石油輸送に使用されていたため、本輪西駅と当駅の間に石油輸送列車が運行されていた。統廃合により油槽所が閉鎖されることになったため、2002年(平成14年)6月3日の到着、翌4日の貨車の返送を最後に専用線は廃止された。
駅周辺
小さな集落がある。
利用状況
- 2011年度の1日平均乗車人員は29人である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1951 | 732[1] |
… | |
1960 | 691[2] |
… | |
2000 | 38 |
2001 | 35 |
2002 | 42 |
2003 | 35 |
2004 | 108 |
2005 | 28 |
2006 | 18 |
2007 | 22 |
2008 | 19 |
2009 | 24 |
2010 | 26 |
2011 | 29 |
歴史
- 1916年(大正5年)7月15日 - 国有鉄道の駅として開業。一般駅。
- 1952年(昭和27年)3月 - 三菱鉱業茶志内炭礦専用鉄道が開業。
- ?(昭和30年代) - 上村炭鉱専用線設置。
- 1964年(昭和39年)11月 - 駅舎改築。
- 1967年(昭和42年)7月1日 - 三菱鉱業専用鉄道廃止。
- 1968年(昭和43年) - 跨線橋設置。
- 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物の取扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道・JR貨物の駅となる。
- 1997年(平成9年)12月19日 - 無人化。
- 2002年(平成14年)6月4日 - 貨物列車の最終運行日。これ以降貨物列車の発着がなくなる。
- 2007年(平成19年)10月 - 駅番号設定。
- 2013年(平成25年)5月5日 - 旭川発札幌行き特急「スーパーカムイ」6号で、1号車の床下の車軸付近から出火。当駅で臨時停車し、車掌が消火器で消し止めた[3]。
隣の駅
脚注
関連項目
テンプレート:Navbox- ↑ 美唄市百年史 資料編 平成3年9月発行、市制申請書による年間乗車 総数の365日平均。
- ↑ 美唄市百年史 資料編 平成3年9月発行、美唄駅統計資料による年間乗車 総数の366日(閏年)平均。
- ↑ JR北海道:特急「スーパーカムイ」出火 運行取りやめ - 毎日新聞 2013年5月5日