三重音字
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三重音字(さんじゅうおんじ)または三重字(さんじゅうじ)とは、アルファベット3字の組み合わせで、それぞれの字の本来の音とは異なる新たな単音ないし音連続を表すものをいう。しばしば、三重音字によってのみ表記可能な音素がある。
例
ドイツ語
- sch テンプレート:IPA2 - schwimmen テンプレート:IPA2 「泳ぐ」
フランス語
- eau テンプレート:IPA2 - eau テンプレート:IPA2 「水」、beau テンプレート:IPA2 「美しい」
- oin テンプレート:IPA2 - loin テンプレート:IPA2 「遠い」
- ien テンプレート:IPA2 - bien テンプレート:IPA2 「よい」
- -ien で終わる語と、動詞の定形 viens、vient 等のみが テンプレート:IPA2 となる。それ以外は en のみの読み方に従い テンプレート:IPA2 となる。例えば、patient テンプレート:IPA2 「患者」、science テンプレート:IPA2 「科学」。
- tch テンプレート:IPA2 - tchat テンプレート:IPA2 「チャット」
- 借用語の外来音を表すのに用いられる。