村瀬学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
村瀬 学(むらせ まなぶ、1949年 - )は、日本の児童文化研究者、同志社女子大学教授。同志社香里高等学校を経て1973年同志社大学文学部(哲学)卒。高校時代からセーレン・キェルケゴールを読み、大学の卒論でもキェルケゴールを論じた。
大阪府交野市の心身障害児通所施設職員を経て、同志社女子大学教授。
著書
- 初期心的現象の世界 理解のおくれの本質を考える 大和書房 1981 のち大和選書
- 理解のおくれの本質 子ども論と宇宙論の間で 大和書房 1983 のち大和選書
- 子ども体験 大和書房 1984
- 小さくなあれ 大和書房 1985
- 新しいキルケゴール 多者あるいは複数自己の理論を求めて 大和書房 1986
- 夢ってなんだろう 杉浦範茂絵 福音館書店 1986 のちたくさんのふしぎ傑作集で再版 - 1988年度カタロニア賞受賞。
- 『人間失格』の発見 倫理と論理のはざまから 大和書房 1988
- 未形の子どもへ 人生四苦八苦から 大和書房 1989
- 『銀河鉄道の夜』とは何か 大和書房 1989
- 人を殺すということ 少年期をこえるところへ向けて ボーダーインク 1990
- 「いのち」論のはじまり JICC出版局 1991 のち洋泉社
- 恐怖とは何か JICC出版局 1992
- 児童文学はどこまで闇を描けるか 上野瞭の場所から JICC出版局 1992
- 「怒り」の構造 この不本意を生きるかたち 宝島社 1993
- 「いのち」論のひろげ 洋泉社 1995
- 子どもの笑いは変わったのか ビートたけしの挑戦 岩波書店 1996
- ことわざの力 この共生への知恵づくり 洋泉社 1997
- 13歳論 子どもと大人の「境界」はどこにあるのか 洋泉社 1999
- なぜ大人になれないのか 「狼になる」ことと「人間になる」こと 洋泉社[新書y] 2000
- 哲学の木 いのちの寓話 平凡社 2001
- なぜ「丘」をうたう歌謡曲がたくさんつくられてきたのか 戦後歌謡と社会 春秋社 2002
- 10代の真ん中で 岩波ジュニア新書 2002
- 次の時代のための吉本隆明の読み方 佐藤幹夫聞き手 洋泉社 2003
- 宮崎駿の「深み」へ 平凡社新書 2004
- のち朝鮮語版 テンプレート:Llang
- カップリングの思想 「あなた」の存在論へ 平凡社 2004
- 自閉症 これまでの見解に異議あり! ちくま新書 2006
- 初期心的現象の世界 理解のおくれの本質を考える 洋泉社[MC新書] 2007
- 「あなた」の哲学 講談社現代新書 2010
- 「食べる」思想 人が食うもの・神が喰うもの 洋泉社 2010
- 長新太の絵本の不思議な世界 哲学する絵本 晃洋書房 2010
- 次の時代のための吉本隆明の読み方 言視舎 2012
- 徹底検証 古事記 言視舎 2013