エースコンバット
テンプレート:Infobox 『エースコンバット』(ACE COMBAT、通称エースコンバット1)は、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)より発売された、プレイステーション用フライトシューティングゲーム。エースコンバットシリーズ第1作。携帯電話アプリ版も配信されている。
作品概要
本作品の正式タイトルは『エースコンバット』(ACE COMBAT)であるが、他のエースコンバットシリーズと区別するために便宜上『エースコンバット1』と呼ばれることもある。
基本的なゲームの流れは、「ブリーフィング→機体選択→出撃→デブリーフィング→戦果による報酬の受け取りと機体の購入(売却)」 を繰り返すというもの。本作品以降のエースコンバットシリーズ(『エースコンバット3、エースコンバット アサルト・ホライゾン』を除く)でも同様のシステムが継承されており、これはシリーズ全体の基本的なシステムとなっている。
本作品では状況に応じてプレーヤーが次の作戦を選択し、その結果によって次の作戦の難易度が変化するというストラテジーゲーム的な要素が存在する。また、プレイステーションで発売されたエースコンバットシリーズでは唯一プレーヤー同士の対戦プレイが可能である。また、シリーズ伝統の狭所を抜けるステージは本作から登場している。
本作のシステムとして複数ある僚機(名前有り)の選択・燃料の存在があり、続編の2にも搭載された。タイトルロゴのフェニックスマークは、続編の2にも付けられた。無線に関してはレーダー手のものが主であり、これは2でも同様である。他にも、裏ワザを実行することによりミニゲームを遊ぶこともできる。
もともとエースコンバットはアーケードのエアーコンバット22の移植の企画から始まったものである。海外版は名前もAir Combatとなっている。
舞台についてはいくつか地域が明言されているが、大陸については明言されていない世界である。
- ストーリー - 某国でクーデターが発生し、統合軍本部は主人公(=プレイヤー)を隊長にした傭兵部隊フェニックスの出撃を決定した。
- ジャケットに描かれた戦闘機はF-22(機体上面にエアブレーキが存在するYF-22A)
プレイステーションの初期の作品であり、開発技術の蓄積が少ないためか、ポリゴン数が極端に少なく、テクスチャも粗い。特に、地上のポリゴンが無く、背景色で代替しているため、地上との距離が分かりにくい。NAMCOのプレイステーションの初期に発売した作品はどれもアーケードゲームからの移植であり、ビビッドな色合いに仕上げられている。エースコンバットもその1つである。次回作からは徐々に家庭用の落ち着いた味付けに変化して行った。
携帯電話アプリ版は2バージョンあり、2008年3月まで配信されたものは戦闘機の名前が架空機になっており、ステージの追加ダウンロードが可能になっていた。3月以降配信された1.1では戦闘機の名前が実名に変更され、また、追加ダウンロードの必要が無くなりステージのダウンロード機能は削除された。
用語集
部隊名
- フェニックス隊
- 統合軍がクーデター軍制圧のために雇った傭兵部隊。プレイヤーのコールサインは「フェニックス1」。
架空機/架空兵器
クーデター軍
- 空中要塞
- クーデター軍が開発していた空中要塞。名称こそ「要塞」となっているが、実際は4発のメインエンジンで飛行する巨大な航空機と言える。多くの火器が搭載されており、ある程度の航空機運用能力と空中司令部としての能力を持つ。
登場する地域
- ドネットシティ
- ノウイコット湾
- スコーピオンアイランド
外部リンク
- ACES WEB
- PlayStation/エースコンバット - エースコンバット公式サイト(バンダイナムコゲームス)