ムナグロヤイロチョウ
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テンプレート:生物分類表 ムナグロヤイロチョウ(学名 Pitta iris)は、スズメ目ヤイロチョウ科に分類される鳥類の一種。
分布
オーストラリア北部の森林に生息。オーストラリア固有種。
形態
頭部及び腹部が黒色、背面が緑色、肩羽が淡い青色、尾羽がオリーブ色である。また、くちばしは黒色、脚はピンク色で、虹彩は茶色、頭側線は赤茶色である。雌雄は似ており、メスはオスよりも少し小さく、またくすんだ色をしている。
生態
生息地域では普通に生息しているが、他のヤイロチョウと同じように人前にはあまり現れず、臆病な鳥である。
食性は肉食性で、主に地上で採餌し、昆虫、節足動物およびカタツムリやミミズなどの小動物である。
繁殖期は11-3月。巣は小枝やイネ科植物などで、100-120mmほどのドーム状の巣を作る。メスは斑点があり、つやのあるクリーム色の卵を3-4個、産卵する。
Sibley分類体系上の位置
保全ステータス
軽度懸念
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))参考文献
- テンプレート:IUCN2006 Database entry includes justification for why this species is of least concern
Field Guide to Australian Birds, Steve Panish Publishing, 2004