ザ・ジャッジ! 〜得する法律ファイル

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テンプレート:基礎情報 テレビ番組ザ・ジャッジ! ~得する法律ファイル』(ザ・ジャッジ とくするほうりつファイル)は、2001年10月19日から2004年9月17日までフジテレビで毎週金曜日19:57 - 20:54に放送されていた法律番組である。略称『ザ・ジャッジ!』。

概要

タイトル通り日常起こりうる様々なトラブルを法律的観点からジャッジする知的情報番組で、トラブルの経緯をVTRにまとめ、後に下される法律家によるジャッジを、パネラーが予想するという内容である。番組開始当初は、ジャッジの判定は顔が映らない謎の裁判官のような男(当時フジテレビアナウンサーの山中秀樹だと思われる)が下していたが、のちに弁護団の弁護士が下すようになった。

元々は法律を取り扱う番組であり、2004年10月からはこれまでの放送時間から57分繰り上がって19:00~19:57となり、タイトルも「ザ・ジャッジEX」と改めリニューアル。移転当初は20時台の時と同様、法律を扱う番組だったが、2005年1月からは人生のジャッジを下した時を追うドキュメンタリー番組・「ザ・ジャッジEX〜人生を変えた瞬間〜」として放送された(なお、金曜19時台となった時、この時間帯がローカル編成だった東海テレビ放送関西テレビ放送岡山放送テレビ大分は打ち切りとなった。)。

出演者

顧問弁護団

  • 高山陽子(2003年3月まで)
  • 犬塚浩 (弁護士)
  • 石田英治
  • 尾崎毅
  • 黒河内明子
  • 猪狩俊郎
  • 川添丈
  • 神崎浩昭
  • 河野憲壮
  • 竹原虎之助
  • 安藤拓郎
  • 千明尚史

過去に番組に出演したゲスト


主なコーナー

(放送開始から2004年12月まで)

身近に起こるあんなトラブル、こんなトラブル
メインコーナー
マネートラブル“こんな時、おいくら?”(04年3月まで)
慰謝料を取れる金額を、顧問弁護団の平均金額を算出。
コレって罪じゃないの!?(02年4月から)
視聴者から寄せられた些細なトラブル、またはドラマのワンシーンでとられる行動などの素朴な疑問に対し、法律上では有罪か無罪かを答える。爆笑問題が担当。
プチトラブル110番(02年3月まで)
「訴えたいけど訴えるほどのこともない」ような事細かなトラブルを取り上げるコーナー。爆笑問題の田中と千野アナウンサーが担当。
太田のそーっとやってみよう(01年12月まで)
略して「太そー(おおそー)」。法律の境界線が曖昧な事柄に線引きすべく、若手芸人(主に長井秀和)が挑む実験コーナー。爆笑問題の太田が担当。
有名人(秘)事件簿(03年9月から)
スタジオゲストの過去の行為についてジャッジする。
弁護士は見た!・ほんとにあった女と男の怖い話(04年6月から04年8月まで)
男女にまつわる修羅場を豪華な出演者によって再現ドラマ化しジャッジする。ただし、末期にはVTRのみでジャッジすらされなくなってしまった。
これ以外に番組初期には世界の変わった法律や判例を紹介するコーナーも放送されていた。

(2005年1月以降) テンプレート:Main

備考

  • この番組の最高視聴率は2002年9月6日放送の20.4%という記録だった[1]
  • 再現VTRには大河内奈々子小沢真珠なども何度か出演していた。
  • 番組の書籍版では後書きとして『行列のできる法律相談所』との類似性を指摘された事についてプロデューサーからのコメントが記されている。
  • 弁護士が判決を下す際に爆笑問題も含めたパネラー陣の判決の予想をナレーションの解説と共に流していたが、2003年10月以降に使われていたBGMが当時公開された「マトリックス・レボリューションズ」のエンドクレジットのものであった。
  • 1999年4月の「走れ!!しあわせ建設」以降、暫く同枠のCM時間が30秒だったLIONはこの番組の開始に伴い60秒に戻した。(ウォンテッド!!」以来)また2002年4月から番組の終了まではトヨタ自動車も60秒提供だった。
  • 2003年3月まではみのもんたがトラブルを紹介する際には、口頭のみで紹介。トラブルについてパネラー陣が判決を予想するのも口頭のみであった。また、トラブルの判決の予想時にその弁護士の紹介VTRがあった。しかし2003年4月以降はみのもんたがトラブルを紹介するときは「続いてのトラブルはこちら」と言い、パネルにトラブル内容が表示されるようになった。パネラー陣の判決の予想はフリップでジャッジするようになる。弁護士の紹介VTRも無くなる。また2003年4月を気に、弁護士がトラブルで登場する人物に「さん」付けせず、呼び捨てで呼ぶようになっている。

パロディ

  • この番組の後にTBSで放送されていた『中居正広の金曜日のスマたちへ』(こちらは現在も放送中)では、パロディ企画「行列のできる金スマJUDGE」が放送されていた。タイトル通り、『法律相談所』のコンセプトも入っているが、弁護士が一人の点やVTR中心などこの番組の要素の方が中核を占めていた。
  • またフジテレビの『とんねるずのみなさんのおかげでした』でも「ザ・ジャッジ! ~罰する法律ファイル」というパロディ企画が放送されたことがある。石橋貴明への罰ゲームに関する内容で、木梨憲武が当番組司会のみのもんたに扮し(「のりもんた」として登場)、司会の関係なのかCM前のジングルはなぜか『午後は○○おもいッきりテレビ』のものが使用された。

スタッフ

  • ナレーター:真地勇志近藤サト松尾紀子(フジテレビアナウンサー/近藤サト産休期間中の代理)、TARAKO
  • 構成:豊村剛高橋洋二 / すずきB堀田延太田一水須平敦宣酒井健作柳しゅうへい米本大語山崎康生山下直美白川ゆうじ
  • 技術プロデューサー:高瀬義美
  • SW (スイッチャー) :河西純
  • カメラ:宮崎健司
  • 音声:本間祥吾
  • 映像調整:齋藤雄一
  • 照明:植松晃一
  • 音響効果:田中寿一・黒崎野乃(J-WORKS
  • VTR編集:渡部均、宮田憲司、島根幸宏
  • ロケVTR編集:麻布プラザオムニバス・ジャパンザ・チューブ
  • MA:
  • 美術プロデューサー:井上明裕(フジテレビ)
  • セットデザイン:棈木陽次(フジテレビ)
  • 美術進行:石川利久
  • 大道具:多田文彦
  • アクリル装飾:岩切盛浩
  • 電飾:原大裕
  • 装飾:菊地誠
  • メイク:田代典子
  • スタイリスト:御法川靖子(みのもんた担当)
  • TK (タイムキーパー) :山中京子(TBG)、山岸弘子、石井成子
  • 編成:高橋松徳中村百合子(フジテレビ)
  • 広報:稲葉匡信(フジテレビ)
  • デスク:斉藤真理子、塚田佳子
  • リサーチ:スペースエムワイ、CUBE、ベイビー・プラネット
  • AP (アシスタントプロデューサー) :藤沼聡(フジテレビ)、小野謙吾(ウイッシュカンパニー)、内海雅 / 佐藤理恵(Jアソシエイツ)、長井利光(ハウフルス)、後藤優(BEE BRAIN)
  • AD (アシスタントディレクター) :仲村孝明・五十嵐久也(ウイッシュカンパニー)、伊藤嘉彦(アズバーズ) / 妹尾篤志・高野宏道・亀井純・吉田智計・武富博志・長谷川麗(Jアソシエイツ)、杉山由紀子(スタッフラビ)、磯部修・山口哲生・小林望・西靖弘・富田英男・神山敦・高橋寛之・椿原宏史・角田律子・平敏博・望月創・増井紳二郎・石原雄二(ハウフルス)、杉本潤吾・谷本篤史・宮崎明弘(BEE BRAIN)
  • ディレクター:木村剛(フジテレビ) / 吉田雅司・佐藤秀樹・井上光紀・永井宏幸(Jアソシエイツ)、原島雅之・松下元(スタッフラビ)、福島幸生(TOSS PLANNING)、石野隆己・本田啓一・岩淵渡・川崎大志・岡部剛・石井咲子・小林浩太郎(ハウフルス)、須藤勝・石武士・荻野達也・早川恵介・小柳仁・川口智久(BEE BRAIN)
  • 制作プロデューサー:高橋純一(Jアソシエイツ)、千田香里(スタッフラビ)、白髭晋二(TOSS PLANNING)、尾形香代(ハウフルス)、菅野貴志(BEE BRAIN)
  • 総合演出・プロデューサー:宮道治朗(フジテレビ)
  • 制作:吉田正樹(フジテレビ)
  • 技術協力:ニユーテレス八峯テレビIMAGICA
  • 制作協力:Jアソシエイツ、スタッフラビTOSS PLANNINGハウフルスBEE BRAIN

関連項目

脚注

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  1. 関東地区ビデオリサーチ調べ。