ドット
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ドット(dot)とは、点のことを指す。単に「ドット」と言う場合には「・」(中黒:なかぐろ)や、ドメイン名やIPアドレスなどの区切りに使われる場合の「.」ピリオドなどを指す。
用法・利用・表現などについて
- 物理学において、なんらかの方法を用いて3次元のすべての方向について移動を不可能にされた電子の状態を、量子ドットと呼ぶ。
- 数学において、ユークリッド空間R3に標準的に定義される内積をドット積と呼ぶ。
- コンピュータグラフィックスの世界では、最小の描画表現を行う単位となり、プリンター・イメージスキャナなどの場合では1インチ当たりの表現単位として利用される(dpi:dots per inch:dots/inch)。画面解像度参照。ドットはしばしばピクセルと混同されやすいが、ピクセルが画像情報の最小単位であることに対して、ドットはデバイスの物理的な最小単位を示す。従って「複数のピクセルを1個のドットで示す」あるいは「1個のピクセルを複数のドットで示す」ということが生じる。
- デザインでは、「水玉模様」とも呼ばれる、地色に対し一定の幅で小円・点を染めたものを「ドット柄」と呼んでいる。水玉の径が小さいほど正装ではフォーマル寄りになる。直径1~2ミリのものをピンドット、2~3センチのものがコインドット、中間をポルカドット(Polka dot)と呼ばれ、主にネクタイやワイシャツ、パンティー等に使われる。
- ė (「e」の上に点)のようなダイアクリティカルマークの種類としては、ドット符号を参照のこと。
- 小鳥の目は小さい点であることから、「ドットの目」と表現されることがある。