愛野駅 (長崎県)
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ファイル:AinoSt2.jpg 駅前の温泉軽便鉄道記念碑(2007年3月撮影) |
愛野駅(あいのえき)は、長崎県雲仙市愛野町野井にある島原鉄道島原鉄道線の駅。急行が停車する。
1938年(昭和13年)までは雲仙鉄道が当駅から出ていた。「愛野」は、南高来郡愛津村・野井村が1889年(明治22年)に合併して同郡愛野村となった際の合成地名である。
駅構造
相対式ホーム2面2線と側線1本を有する地上駅。南側のホームに面して天辺に十字架(2007年現在では横棒が外れて避雷針状になっていたが、塗り替え後は横棒が復活している)を持つ教会風の駅舎が置かれており、駅舎には駅事務室および待合所、トイレ(水洗式)が設けられている。また、北側のホームにも待合所が設置されている。有人駅であり、駅舎内の出札窓口において切符等の販売が行われている。
駅周辺
愛野の中心部。駅の南側に町並みが広がっている。駅前には温泉軽便鉄道の愛野村駅があったことを示す記念碑および、「ほほえみの像」が立てられている。
利用状況
1日平均乗降人員は347人である(2005年度、島原鉄道線内44駅中第9位)。
歴史
- 1911年(明治44年)6月20日 - 島原鉄道により愛野村駅(あいのむらえき)として開業。
- 1923年(大正12年)5月5日 - 温泉軽便鉄道愛野村駅業務開始。
- 1924年(大正13年)5月31日 - 温泉軽便鉄道が温泉鉄道へ改称。
- 1933年(昭和8年)10月2日 - 温泉鉄道から雲仙鉄道へ譲渡。
- 1938年(昭和13年)8月16日 - 雲仙鉄道廃止。
- 1960年(昭和35年)11月5日 - 愛野駅へ改称。
- 1971年(昭和46年)8月1日 - 業務委託化。
- 1984年(昭和59年)9月30日 - 貨物営業廃止。
- 2010年(平成22年)3月14日 - 駅舎が塗り替えられ新しいデザインになる[1]。
隣の駅
その他
- 当駅から吾妻駅までのきっぷは「愛しの吾が妻(いとしのわがつま)」に通じるとして縁起切符になっている。
- 当駅から島原半島西側へ島鉄バスの路線バスが走っており、その意味では島原半島西側の玄関口的存在である。島鉄が加津佐駅まで運行されていた頃は、当駅からバスに乗ったほうが加津佐駅まで早く着くことがあった。