佐川美術館

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テンプレート:博物館 佐川美術館 (さがわびじゅつかん) は、滋賀県守山市にある滋賀県の登録博物館。運営は、公益財団法人佐川美術館。

概要

1998年(平成10年)、佐川急便創立40周年を記念して開館した。収蔵作品は、日本画家・平山郁夫と彫刻家・佐藤忠良の作品が中心となっている。2007年9月2日には、十五代樂吉左衞門の陶芸(樂茶碗)作品を展示する「樂吉左衞門館」が敷地内に新館として併設された。他の特筆すべき収蔵品としては国宝の梵鐘がある(後述)。

美術館の敷地は大部分が水庭(人工池)になっており、水の上に浮かぶように見える2棟の切妻屋根の展示館(竹中工務店設計・施工)は、そのデザインが高く評価されている。夏季の夜間はライトアップされる。

施設

ファイル:Sagawa art museum02s3200.jpg
水庭の最奥に見える新館の樂吉左衞門館
  • 本館
    • 特別展示室
    • 佐藤忠良展示室(佐藤忠良館)
    • 平山郁夫展示室(平山郁夫館)
    • ヴィジュアルライブラリー
    • インフォメーション
    • ミュージアムショップ
    • コーヒーショップ
    • 資料展示室
  • 新館(樂吉左衞門館)

主な収蔵品

  • 平山郁夫作品『平和の祈り サラエボ戦跡』(1996年)、『楼蘭の朝』『楼蘭の夕』『楼蘭の月』(以上1991年)
  • 佐藤忠良作品『帽子・夏』(1972年)、『スイス帽の未菜』(1972年)、『ボタン』(1969年)
  • 樂吉左衞門作品『焼貫黒樂茶碗 銘 篠舟』(2002年)、『焼貫黒樂茶碗 銘 海市』(2003年)
  • 梵鐘(国宝)-平安初期の天安2年(858年)の銘があり、銘文によると、元は比叡山西塔にあったもの。鐘全体のシルエットが直線的で、丸みのない作風は日本の他の鐘にはほとんど見られないもの。昭和28年(1953年)、国宝に指定された当時は、京都市内の大雲寺の所有だったが、一時期所在不明となり、現在は佐川美術館の所有となっている。

建築概要

  • 設計・施工 - 株式会社 竹中工務店
  • 敷地面積 - 28,872m²
  • 建築面積 - 8,372m²(本館6,107m² + 新館2,265m²)
  • 所在地 - 〒524-0102 滋賀県守山市水保町北川2891
主な受賞歴
  • グッドデザイン賞(施設部門)1998
  • JCDデザイン賞 ’98奨励賞
  • 中部建築賞1998入賞
  • MARBLE ARCHITECTURAL AWARDS EAST ASIA 1998
  • 照明普及賞 優秀照明施設賞 1998
  • 国際照明デザイナーズ協会照明デザイン賞1999優秀賞
  • 第23回HIROBA作品賞
  • 日本建築学会賞2000年作品選奨
  • 第41回BCS賞

特記事項

佐川急便には、この博物館への美術品輸送を行う目的で、美術品専用の輸送車両を所有している(美術品の破損防止として、エアサスペンション使用の特注仕様のトラックである)。

交通アクセス

周辺情報

関連項目

外部リンク

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