コトドリ上科
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コトドリ上科(コトドリじょうか、学名 テンプレート:Sname)は、鳥類スズメ目の上科である。
定義は複数あるが、ここでは単系統である狭義のコトドリ上科を扱う。テンプレート:Sname(直訳: コトドリ亜目)や テンプレート:Sname(直訳: コトドリ小目)とも呼ぶ。
2つの単型科コトドリ科とクサムラドリ科、すなわち、コトドリ属とクサムラドリ属の2属4種からなる。全種がオーストラリア固有種である。
系統樹
Ericson et al. (2002)[1]; Chesser & Have (2007)[2]より。
コトドリ上科はスズメ亜目の中で最初に分岐した系統である。
分類史
Garrod (1876) はコトドリ属とクサムラドリ属の2属を、鳴禽類(現在のスズメ亜目)の中の テンプレート:Sname に分類し、その他の鳴禽類 テンプレート:Sname に対比させた[2]。コトドリ亜目 テンプレート:Sname としてスズメ亜目 テンプレート:Sname に対比させることもあった。
Sibley & Ahlquist (1985; 1990) は、この2属をコトドリ科とした。ただし、その広義のコトドリ科の位置づけは正しくなく、ニワシドリ科・キノボリ科と共にスズメ亜目カラス小目コトドリ上科とした。
2002年以降のDNAシーケンス系統により、Sibley & Ahlquist のコトドリ上科は基底的な側系統であり、かつての テンプレート:Sname と テンプレート:Sname が姉妹群だと判明した。このため、コトドリ上科とニワシドリ上科 テンプレート:Sname の2つの単系統上科に分離する説[3][4]や、鳴禽類(スズメ亜目)を テンプレート:Sname と テンプレート:Sname(直訳: 真鳴禽類)に分ける説[1]などが出ている。
下位分類
- コトドリ科 テンプレート:Sname
- クサムラドリ科 テンプレート:Sname