石山大橋

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Ja Route Sign 石山大橋(いしやまおおはし)は、石狩川の支流豊平川にかかる橋で、国道230号を通す。北海道札幌市南区にある。

ファイル:IshiyamaOhashi2004-5.jpg
南から見た橋 (2004年5月)

橋の周辺

豊平川が東から北へ向きを変える地点に架けられている。この地点まで、川沿いの平地は右岸・南側にあるが、この地点からは左岸・西側に広がる。そこで国道230号も、石山大橋を通って右岸から左岸に渡る。

川の左岸、北側には、標高371メートルの硬石山があり、明治時代から現在まで石材の採掘が続いている。山は南で川に切り取られ、絶壁をなす。採石場は山の東南にあり、さらにその東に石山大橋がある。

歴史

鉄道の木橋

現在石山大橋がある付近には、札幌石材馬車鉄道1909年(明治42年)に木橋を架けたという記録がある。

鉄線吊り橋

1919年(大正8年)から1924年(大正13年)まで渡し舟が運行していた。その渡し守の戸島栄次郎が、1924年に吊り橋を架けた。

1935年に新しく吊り橋が架けなおされた。長さ約50メートル、水面から高さ約5メートル。鉄の線で構造を作り、その下に板を渡して作られており、欄干のかわりに鉄線を持って歩いた。豊平川の中州と北側の流れを渡す橋で、南側の細い流れは石伝いに歩いて渡った。そのため、増水時には南側の石が没して渡れなかった。鉄線吊り橋は、1957年の大風で壊れた。

1948年の橋

鉄線吊り橋の位置から約1キロメートル下流の地点に、1948年(昭和23年)に木造の橋が架けられた。これが最初の石山大橋である。長さ147メートル、幅5メートル。しかし、翌1949年(昭和24年)8月に、上流から流されてきた建物がぶつかり、壊れた。そのかわりにと1951年に造られたのが、さらに約800メートル下流に架けられた藻南橋である。

1977年の橋

2004年現在ある石山大橋は、総工費約30億円で1977年(昭和52年)11月に竣工した。長さ203メートル、幅20.5メートル。両側あわせて4車線と、両側の歩道を通す。道の直線化のため、川の流れに対して斜めにかかっている。