カラフトムシクイ

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カラフトムシクイ (樺太虫喰、学名:Phylloscopus proregulus ) はメボソムシクイ科に分類される鳥類の一種である。

分布

ヒマラヤ山脈の北側の中国内陸部からロシア東部で繁殖する。冬期は、中国南部やミャンマーインド東部などに渡り越冬する。日本に最も近い繁殖地は、サハリンである。

  • 日本では迷鳥としてごくまれに観察される種とされていたが、調査が進むにつれて観察記録が増えた。現在では、まれな旅鳥とされており、主に日本海側の島嶼部で秋の渡りの時に記録されている。

形態

全長約10cm。ムシクイ類中最小の種である。体の上面は黄緑色で下面は少し黄色がかった白色である。頭央に黄色のやや幅の広い線が走っていることと、腰が黄色であることで、他のムシクイ類と区別できる。眉斑は黄色っぽい。

生態

繁殖期は針葉樹林で生活する。

食性は動物食で、昆虫類節足動物等を食べる。

参考文献

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関連項目