サムターン回し
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サムターン回し(サムターンまわし)とは、住居侵入窃盗犯などが鍵を開ける手法の一つであり、ドアの外側からサムターン(ドアの内側の指でつまんで回転させ施開錠する部品)を回すことによって開錠するものである。
通常のドアの錠前は、外側から見える部分としては鍵穴しかなく、その内部は複雑な構造をとっているが、内側のサムターンを回すと解錠がなされることは自明である。そこで、郵便受けや扉の隙間を利用して、あるいは扉の一部を破壊するなどして外側から内側に器具を入れ、サムターンを回す[1]。ピッキングなどに必要な特殊な工具は不要である。これを防ぐ為には扉自体または各部の強化[2]、扉周りの隙間の排除[2]などのほか、外部から回されにくい対策をしたサムターンを用いる[2]ことや、サムターンにカバーをつける[3]、サムターンを用いない錠前を用いる[2]ことなどが挙げられる。
サムターン回しで侵入し、室内を荒らさずに金品を盗み、サムターンを逆に回して施錠して逃走する例がある。この場合の施錠を逆サムターン回しということがある。被害者が侵入されたことも、被害にあったことも気づかない場合があるので注意が必要である[4]。
脚注
参考文献
- テンプレート:Cite book ja-jp
- サムターン回し - 美和ロック株式会社
外部リンク
- ピッキングよりサムターン回し? - allabout