水上温泉郷
水上温泉郷(みなかみおんせんごう)とは、群馬県利根郡みなかみ町(旧国上野国)にある温泉の総称(温泉郷)。昔は「奥利根温泉郷」と呼ばれていた。利根川の最上流部にあり、谷川岳の麓に位置している。どの温泉からも、渓谷と山々が見晴らせる。
水上温泉
テンプレート:Main 水上温泉は水上温泉郷の中核を成す一大温泉地である。JR水上駅周辺にあり、利根川を見下ろし谷川岳を見上げることができる温泉街。戦後の高度成長期には歓楽温泉街としても栄えた。2004年に発生した温泉偽装問題では、温泉表記をしながら水道水を利用していた温泉が存在すると報じられ、一部旅館では温泉のみ徴収可能な入湯税も取っていたとして問題となった。
藤原湖温泉
利根川を堰き止めて造られた藤原湖の北畔にある温泉。かつて奥州平泉より藤原氏一族が落ちのびて、移り住んだという伝説が残されている。温泉は湯の小屋温泉から運んでいる。
- 泉質 : 単純温泉
宝川温泉
水上からさらに利根川を遡った所にある温泉。巨大な露天風呂が有名。野口冬人が編集した露天風呂番付において、東の横綱に選ばれている。なお、宿ではツキノワグマが飼育されているが、昔は、子熊を露天風呂で入浴させていたことでも知られている。 旅行クチコミサイトトリップアドバイザーの選ぶ、「外国人が最も注目した日本の観光スポット2008」においては、草津温泉、伊香保温泉等を押さえて16位に選ばれた。
- 泉質 : 単純温泉
谷川温泉
水上駅から谷川岳寄りに位置し、山懐にある温泉。太宰治が療養のために滞在し『創世記』を執筆したといわれる宿がある。
- 泉質 : 単純温泉・アルカリ性単純温泉
うのせ温泉
- 泉質 : 単純温泉
湯の小屋・上の原温泉
宝川よりさらに山奥、昔は尾瀬の入口だった辺鄙な所。夜な夜なタヌキが訪れる「タヌキのお宿」と呼ばれる宿がある。
- 泉質 : 単純温泉
湯檜曽(ゆびそ)・向山温泉
谷川岳の真下、湯檜曽駅近くにある。山深い雰囲気を味わえる温泉。水上川の支流、湯檜曽川に沿って静かな温泉街が広がっており旅館や保養所などが見られる。また、谷川岳ロープウェイの玄関口にあたる。奥州の安倍氏の子孫、阿部貞道の三男である阿部孫八郎貞次が室町時代初期に発見したと言われている[1] [2]。
- 泉質 : アルカリ性単純温泉
脚注
関連項目
外部リンク
- 水上温泉郷 谷川温泉 金盛館せせらぎ
- 水上町観光協会公式サイト
- 谷川温泉観光協会
- 月夜野びーどろパーク(ガラス体験工房ほか)
- フォレスト&ウォーター(アウトドア体験ラフティングほか)
- 宝川温泉汪泉閣(宿泊、日帰り入浴ほか)