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「文字禍」(もじか)は、中島敦の短編小説。深田久弥の推薦により、『古譚』の総題で「山月記」とともに発表される。
アッシリアの碩学ナブ・アヘ・エリバ博士が、文字の人間に与える影響の研究を行い、文字の霊の及ぼす災いを王に進言するも認められず、最後には文字の霊の祟りで圧死してしまう。文字に関する叙述(ゲシュタルト崩壊)は著者の実体験によるものと思われる。
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