ナンバースクール

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ナンバースクールとは、1948年まで日本に存在した高等教育機関のひとつである旧制高等学校のなかで、数字を冠した学校のことである。

概要

旧制高校は最終的には全国に39あったが、明治期に創設された旧制一高から旧制八高までは、政官界に卒業生を早く送り込んで後発の学校よりも優位に立ったため、他と区別するため、特別に「ナンバースクール」と呼ばれた。尚、後発の官立旧制高等学校はナンバーを校名にふることを止めて自治体名を用いたことからナンバースクールと区別する意味でネームスクールと呼ばれた。但し、ナンバースクール、ネームスクールのいずれも、公文書や書籍・資料類等で使用実績があっても法律上で規定された定義名称ではなく、あくまで慣習的な愛称として用いられたもの。

詳細は旧制高等学校の概要及び旧制高等学校のナンバースクール一覧を参照。

また、この存在により、旧制中等学校やその後の新制高等学校を取り巻く環境・文化にも影響を与えた。詳細については、ナンバースクール (旧制中等学校・新制高校)及び旧制中等学校・新制高校のナンバースクール一覧を参照。

略称 分類 旧制高校 開設年月 所在地 後身新制大学
一高 官立 第一高等学校 明治19年4月 東京市 東京大学
二高 官立 第二高等学校 明治19年4月 仙台市 東北大学
三高 官立 第三高等学校 明治19年4月 京都市 京都大学
四高 官立 第四高等学校 明治19年4月 金沢市 金沢大学
五高 官立 第五高等学校 明治19年4月 熊本市 熊本大学
六高 官立 第六高等学校 明治33年3月 岡山市 岡山大学
七高 官立 第七高等学校造士館 明治34年4月 鹿児島市 鹿児島大学
八高 官立 第八高等学校 明治41年3月 名古屋市 名古屋大学

関連項目