アレクサンドリア教会
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アレクサンドリア教会はエジプトのアレクサンドリアにおかれるキリスト教の教会。古代5主教座のひとつ。アレクサンドレイア教会とも。
アレクサンドリア教会は現在いくつかの教会に分かれて継承されており、ギリシャ系の正教会にアレクサンドリア総主教庁、およびコプト正教会にアレクサンドリア総主教座が存在する。
いずれの教会のアレクサンドリア総主教も、ローマ教皇と同様、教皇(パパ、papa)の称号を有する。
初代教会の歴史である『教会史』を記したエウセビオスは、アレクサンドリア教会は福音記者マルコが創設したと伝えている。
アレクサンドリア教会はキリスト教の歴史の中で大きな影響力を持っている。
古代においてはオリゲネスやアタナシウスなど数々の哲学者・神学者を輩出し、古代キリスト教の神学の中心の1つであった。アレクサンドリアによった神学者たちのグループをアレクサンドリア学派とよばれ、単性論をめぐる論争の主要な舞台ともなった。
また、パピルスの生産地・集散地であるアレクサンドリアでは数々のパピルス写本が作られ、また羊皮紙写本も作られたと推定される。新約聖書の写本にはアレクサンドリア型と呼ばれる型が存在するほどである。エジプトにおいて発達した砂漠の隠遁修道とも大きくかかわりがある。