笠松運動公園陸上競技場
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笠松運動公園陸上競技場(かさまつうんどうこうえんりくじょうきょうぎじょう)は、茨城県にある笠松運動公園内のメインスタジアム。公園はひたちなか市、那珂市、那珂郡東海村にまたがるが、本競技場の敷地はすべて那珂市に含まれる。
学生の各種陸上競技大会開催のほか、Jリーグ・水戸ホーリーホックのホームスタジアムとしても使用された。また、鹿島アントラーズも茨城県立カシマサッカースタジアム完成前の1992年にヤマザキナビスコカップで使用していたこともあった。
施設概要
1974年に開かれた国体のために作られた。当時はバック・ゴール裏スタンドは最前列が芝生席、後方が座席という二層式のスタンド(2万人収容)だったが、2002年のインターハイの開催に備えた改修工事で22,022人収容になった。ナイター設備(4機)、電光掲示板を設置した。
水戸ホーリーホック
- 2009年11月に水戸市にある水戸市立競技場がケーズデンキスタジアム水戸(通称:Ksスタ)としてリニューアルオープンし、11月以降の水戸ホーリーホックのホームゲーム3試合はKsスタで行われた。2010年からは、水戸ホーリーホックのホームスタジアムをKsスタに移行したため、笠松はシーズンに数試合使用されるのみとなり(2010年は1試合開催=当初2試合の予定が急遽変更された)、2011年は笠松から完全撤退し全試合ksスタで行われた。
- なお、水戸ホーリーホックは2013年のJリーグクラブライセンス制度においては、Ksスタの収容人員が1万人強が現状で、J1規格(15,000人以上収容)に適合していないことからJ2ライセンスのみの取得となったことや、震災の復旧・復興の予算が優先されKsスタの改修メドがたっていないことを受けて、早期のJ1ライセンス取得へ向けた取り組みとしてKsスタのJ1規格への改修・増築を行う間に「一時復帰」の形で使用することを視野に、同競技場を管理する茨城県など関係自治体・各方面と協議をすることも示唆している[1]。
- 現在の本競技場はJリーグ規約第29条に定める1,500ルクスの照明を確保できていない[2]ほか、ピッチが夏芝のため冬は常緑を保てないなど問題が多く、現在はJ1のみならずJ2のスタジアム基準も満たしていない。改修には数千万円の工事費用が見込まれることから県は難色を示している[3]。
アクセス
- JR常磐線水戸駅 東海駅から茨城交通バス・笠松運動公園前下車
- JR常磐線佐和駅からひたちなか市コミュニティバス・運動公園入り口下車
- 佐和・東海両駅から徒歩30~40分
- 東海駅西口よりレンタサイクル(無料)で約10分
- ホーリーホックホームゲーム開催時などは東海駅、水戸駅からシャトルバス運行あり(要確認)
脚注
- ↑ 2013シーズン Jリーグクラブライセンス交付における「J2クラブライセンス」決定のご報告水戸ホーリーホック公式サイト、2012年9月28日(2012年9月30日閲覧)
- ↑ 昇格へ市民熱意鍵・J2水戸スタジアム収容数不足茨城新聞、2012年10月21日(2012年12月17日閲覧)
- ↑ 水戸ホーリーホック本拠地問題 J1昇格、来季も困難に東京新聞、2013年3月20日(2013年3月21日閲覧)
関連項目
外部リンク
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|-style="text-align:center"
|style="width:30%"|先代:
県総合運動場陸上競技場
(千葉市)
|style="width:40%; text-align:center"|国民体育大会
主競技場
水と緑のまごころ国体
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県営競技場
(伊勢市)
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