ウギア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年3月11日 (月) 12:39時点におけるAddbot (トーク)による版 (ボット: 言語間リンク 34 件をウィキデータ上の d:q207024 に転記)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox Currency

ウギアテンプレート:Lang-arラテン文字転写:Ouguiya)は、モーリタニア通貨単位。ISOコードはMRO。補助通貨はコウム(خمس)で、1ウギア=5コウムである。

歴史

モーリタニアは1960年フランスから独立したが、西アフリカ地域では関税同盟と共通通貨CFAフランを軸とする経済協力関係が敷かれることになった。モーリタニアも独立当初は他の旧フランス領西アフリカの国々と共にCFAフランを使用していた。

しかしこうした従来の関係が、欧州経済共同体(EEC)をモデルとした新たなものに改革されたことに反発し、1973年4月にCFAフラン圏から離脱。新たに独自通貨ウギアを導入した[1]

硬貨

1973年のウギア導入と同時に、1/5、1、5、10、20の各ウギア硬貨が発行された。このうち1/5ウギア硬貨をコウムと呼ぶが、同硬貨は1974年以降、発行されていない。

紙幣

1973年に100、200、1000ウギア紙幣が発行されたが、翌1974年に紙幣のデザインが一新された。1979年には新たに500ウギア紙幣が導入されている。

2004年に再び紙幣デザインの変更が行われ、通貨偽造防止対策が強化された。また同時に、2000ウギア紙幣の発行も始まっている。

関連項目

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

テンプレート:アフリカの題材テンプレート:MR-stub

テンプレート:Economy-stub
  1. 西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)における経済通貨統合 岡田昭男、外務省調査月報、2001/No.3。