鬼頭莫宏

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テンプレート:Infobox 漫画家 テンプレート:Sidebar with collapsible lists 鬼頭 莫宏(きとう もひろ、1966年8月8日 - )は、日本漫画家イラストレーター愛知県出身。男性。名古屋工業大学工学部卒業。既婚。血液型A型。趣味はバイク自転車)。

1987年週刊少年サンデー』にてデビュー。その後、会社勤めやきくち正太アシスタントを経て、1995年月刊アフタヌーン』で再デビュー。主な作品に『なるたる』、『ぼくらの』など。特徴的な華奢な人物造形で、主として少年少女を主人公としたシリアスで陰鬱なSF作品を描く。

来歴

1966年8月8日、愛知県生まれ。小学生の頃、貝塚ひろしの漫画を読んだことがきっかけで漫画を描き始める。その後小沢さとる松本零士の(特にメカニックの)影響を受けた。高校時代からは戦闘機ものの作品を『週刊少年サンデー』などに投稿していたが、賞には届かなかった。大学在学中はSF漫画研究会に所属。在学中の1987年、『週刊少年サンデー』にて『残暑』が新人賞に入選、デビュー作となる(『週刊少年サンデー』1987年28号掲載)。この時の審査員の中に藤子不二雄がおり、単行本の帯で当時のコメントが掲載された。学業と平行して漫画制作を続けるもうまくいかず、卒業後は就職し3年ほどサラリーマンを勤めた。その後本格的に漫画を続けることを決意し退職、同人活動を通じてやりとりのあった『週刊少年チャンピオン』の編集者を頼り上京し、彼の紹介できくち正太アシスタントとなる。

アシスタント業と平行して『週刊少年チャンピオン』に投稿した作品で受賞するも連載の企画が通らず、担当編集者に話を通した上で投稿先を『月刊アフタヌーン』に変え、1995年に『ヴァンデミエールの右手』がアフタヌーン四季賞の準入選となる。この作品を第1話として翌年より『ヴァンデミエールの翼』を『月刊アフタヌーン』に不定期連載した後、1998年より同誌で『なるたる』の連載を始め、本格的な作家活動に入る。長期連載作品となった『なるたる』、『ぼくらの』はいずれもTVアニメ化されている。2010年、『ぼくらの』で第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。

2008年には『ジャンプスクエア』5月号にて読み切り作品である『彼の殺人計画』が掲載された。

2009年12月より、『イブニング』にて『のりりん』の連載が始まった。第1話のキャッチコピーは、「車じゃない。バイクじゃない。大人の青春は自転車(ロードレーサー)から始まる!」。

2011年現在は、2009年より『イブニング』にて『のりりん』、2006年より『マンガ・エロティクスF』にて『終わりと始まりのマイルス』、2009年より『good!アフタヌーン』にて『なにかもちがってますか』の3作品を同時連載中。

受賞歴(新人賞)

  • 1987年、『週刊少年サンデー』にて「残暑」(鬼頭知広名義)で小学館新人コミック大賞入選。
  • 1991年、『週刊少年チャンピオン』で「はじめよう・僕達の曲目-プログラム-」(鬼頭知樹名義)が新人まんが賞特別奨励賞。
  • 1994年、『週刊少年チャンピオン』で「三丁目交差点 電信柱の上の彼女」(鬼頭真嗣名義)が新人まんが賞入選。
  • 1995年、『月刊アフタヌーン』で「ヴァンデミエールの右手」がアフタヌーン四季賞準入選。

作品リスト

漫画作品

連載中
連載終了
読切
短編集
  • 残暑 -鬼頭莫宏短編集-(2004年刊、イッキコミックス全1巻) - デビュー作を含む作品集

イラスト

書籍

  • ぼくらの OFFICIAL BOOK(小学館) - 『ぼくらの』のオフィシャルファンブック
  • 鬼頭莫宏イラスト&バックヤード集『ぼくらの』(小学館) - 『ぼくらの』のイラストや設定等が記載されたファンブック

その他

  • 家庭教師アドベンチャー2 季節が彼女を連れていく(1989年、サークルマイクロはげチャビン) - 同人ゲーム原画、ものみち湖名義 ※公式ホームページで原画が公開されている。
  • 『ぼくらの』と同じ『月刊IKKI』にて連載されていたカサハラテツローの作品『RIDEBACK』で新型RIDEBACK「SCROBO」(スクロボ)のデザインもしている(後に本編にも登場する)。
  • ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 - デザインワークスとして参加。第3使徒のデザインを手がけている。
  • デビルサバイバー2』 - セプテントリオン、龍脈の龍、ポラリスのデザイン

外部リンク