FLAC

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FLAC(フラック、Free Lossless Audio Codec)はフリー音声ファイルフォーマットである。

可逆圧縮であるため、元の音声データからの音質の劣化が無い。現在テンプレート:いつは「Oggプロジェクト」の可逆圧縮コーデックとして採用されている。 通常のFLACファイル (.flac/.fla) の他に、Oggファイル (.oga/.ogg) やMatroskaファイル (.mkv/.mka) などのメディアコンテナに格納することもできる。

量子化ビット数8bit~24bit[1]サンプリング周波数8kHz~192kHz、チャンネル数は1ch~8ch[2]をサポートしている[3]

FLACはオープンソースとして開発されている。ライセンスに関しては、以前はGPLが適用されていたが、Oggプロジェクトに加わった際にコアライブラリは修正版BSDライセンスに変更された。

特徴

  • エンコード・デコードが速い
  • シークが速い
  • データ構造がエラーに強い[4]
    • 前後のフレームに依存しないストリーマブルな構造であり、壊れた不完全なファイルでも実際に破損している箇所以外はデコードすることができる。
  • オープンソースの可逆圧縮音声フォーマットとして広く使われており、商用でも採用される例が増えている
  • Wave64, RF64フォーマットのサポートにより、4GB以上のリニアPCMデータに対応

利用例

  • 音楽CDを一つのMKAファイルにまとめる(アルバム化)
    • (flac+cue).mka
  • (FLAC).flac
  • (FLAC).fla
  • (FLAC).oga
  • (FLAC).mka

関連項目

テンプレート:Portal

外部リンク

ソフトウェア

関連サイト

脚注

テンプレート:Reflist

テンプレート:圧縮フォーマット

テンプレート:FLOSS-stub
  1. 32bit浮動小数点ストリームはサポートしていない。浮動小数点ストリームに関しては、将来的な対応の予定もないことが明言されている。
  2. ただし、サラウンドなどのマルチチャネル・マッピング方式への対応は限定的で、2.1ch/3.1chなどはサポートされていない(仕様上は将来的な拡張が可能)。
  3. http://flac.sourceforge.net/format.html#frame_header
  4. 各フレーム毎にCRCMD5の参照値が記述されており、正当性を確認することが可能。
  5. テンプレート:Cite news
  6. テンプレート:Cite news
  7. テンプレート:Cite news
  8. Windowsにおいて、2GB以上のファイルでも取り扱えるように有志がコードを修正したバイナリ。