十文字町
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十文字町(じゅうもんじまち)は秋田県の東南部にあった町。2005年10月1日、市町村合併により横手市となった。合併後も横手市十文字町として地名が残る[1]。
地理
- 山:
- 河川:
- 湖沼:
隣接していた自治体
歴史
元は羽州街道と増田街道が名の通り十文字に交わる辻で、増田十文字と呼ばれた。当時の周辺は十五野と呼ばれる無人の広野であり、冬季の吹雪などで道に迷う人も多かったため、1811年(文化8年)に増田通覚寺の天瑞和尚が道標とするべく猩々碑を刻んだという。碑は十文字町幸福会館で展示保存されている。また、十文字町の道路元標も増田十文字に現存している。
- 1817年(文化14年) - 増田十文字に1軒の茶屋が建てられる。
- 1840年(天保11年) - 十文字新田村が成立する。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、十文字新田村、梨木羽場村、腕越村、佐賀会村、仁井田村、十五野新田村、上鍋倉村、鼎村の区域をもって十文字村が発足。
- 1892年(明治25年) - 十文字村の一部(十五野新田・上鍋倉・鼎)が分立して三重村が発足。
- 1905年(明治38年)9月14日 - 奥羽本線十文字駅が開業。
- 1922年(大正11年)10月1日 - 十文字村が町制施行して十文字町となる。
- 1954年(昭和29年)10月1日 - 三重村を編入。
- 1955年(昭和30年)4月1日 - 睦合村・植田村を編入。
- 1958年(昭和33年)5月 - 町章を制定。
- 1964年(昭和39年)3月4日 - 「交通安全都市」宣言。
- 1983年(昭和58年)4月1日 - 町の花を指定。
- 1985年(昭和60年)
- 3月18日 - 「非核平和都市」宣言。
- 4月1日 - 町民憲章を制定。
- 1990年(平成2年)11月5日 - 大字上鍋倉の一部が境界変更で分割され、平鹿郡平鹿町へ編入される。
- 2005年(平成17年)10月1日 - 横手市・増田町・平鹿町・雄物川町・大森町・山内村・大雄村との合併により横手市となって消滅。
地域
教育
- 十文字町立十文字中学校
- 十文字町立十文字西中学校
- 十文字町立十文字第一小学校
- 十文字町立十文字第二小学校
- 十文字町立植田小学校
- 十文字町立睦合小学校
交通
鉄道
道路
関連項目
注釈
- ↑ ただし、合併前に「平鹿郡十文字町十文字新田字○○」の地域のように、合併後に従来からの大字が削除された上で旧町名のみが大字となる形により、「横手市十文字町字○○」となった地域もある。
外部リンク
- 十文字町ホームページ - WebArchiveより。合併前のホームページ