マーズ級戦闘給糧艦
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マーズ級戦闘給糧艦 | ||
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ファイル:USNS Niagara Falls (T-AFS-3).jpg | ||
艦級概観 | ||
艦種 | 戦闘給糧艦 | |
艦名 | ||
建造期間 | 1962年 - 1969年 | |
就役期間 | 1963年 - 2010年 | |
次級 | シリウス級戦闘給糧艦 | |
性能諸元 | ||
排水量 | 基準:9,200t | |
満載:15,900t - 18,633t (16,155t - 18,962t) | ||
全長 | 177.08m | |
全幅 | 24.07m | |
吃水 | 8.22m | |
機関 | ド・ラヴァル式タービン3缶(2,2000hp) | 1基 |
推進器 | 1軸 | |
最大速力 | 20ノット | |
航続距離 | ||
乗員 | 軍人29名から49名 民間人123名から134名 | |
兵装 | Mk 33 50口径3インチ連装砲 ※2基がファランクスに交換 |
4基 |
20mmファランクスCIWS ※Mk 33 3インチ連装砲と交換で装備 |
2基 | |
M2 12.7mm単装機銃 | 1基 | |
7.62mm機関銃 | 4基 | |
搭載機 | MH-60S | 2機 |
マーズ級戦闘給糧艦(マーズきゅうせんとうきゅりょうかん Mars Class Combat Stores Ship)は、アメリカ海軍の補給艦。2010年を最後にすべての同型艦が退役した。
概要
従来の給糧艦、一般消耗品補給艦、航空用品補給艦の任務を統合し弾薬を除く各種ドライ・カーゴの補給を1艦でまかなえる新しい艦として建造された艦種で給兵艦、給油艦と相互補完的な関係にある。
補給物資搭載量はおよそ7,000tで5区画の貨物倉を持ち、冷凍・冷蔵食料を含む各種貨物を搭載する。補給ステーションは右舷、左舷各5箇所ある。
建造時には50口径3インチ連装砲4基(船首に2基、艦橋後部に2基)を装備し、1980年代に3インチ連装砲2基に換えてファランクスCIWS2基が搭載されたが、1990年代前半にMSCに移管され、その際に武装は撤去されている。
また後部には格納庫およびヘリコプター甲板がありヘリコプター2機を搭載しこれを用いた貨物移送も可能である。
同型艦
- マーズ (USS Mars, T-AFS-1) 1963年12月1日就役 1998年2月退役
- シルヴァニア (USS Sylvania, AFS-2) 1964年7月11日就役 1994年5月退役
- ナイアガラ・フォールズ (USS Niagara Falls, T-AFS-3) 1967年4月29日就役 2008年退役
- ホワイト・プレーンズ (USS White Plains, AFS-4) 1968年11月23日就役 1995年4月退役
- コンコード (USS Concord, T-AFS-5) 1968年11月27日就役 1992年退役
- サンディエゴ (USS San Diego, T-AFS-6) 1969年5月24日就役 1997年12月退役
- サンノゼ (USS San Jose, T-AFS-7) 1970年10月23日就役 2010年退役